部屋に戻り風呂に入って居間でみんな集まって話しの続きをしている、しているんだが・・・
「イッセーちゃんもイリナちゃんも朱乃ちゃんも似合ってるぅ~。」
パシャパシャ!
俺たち3人を並べて母さんが写真を撮りまくっている。母さんのテンションがおかしい。
「ぶはははははは!!似合ってる!似合いすぎてて逆に異常だ!イッセーくくくく。」
「イッセー、普段もその格好のほうがモテるんじゃないか?男に!ぷっくくくく。」
・・・そう、俺は今女装させられている。母さんのおしおきだ。風呂に入る時に巫女服を渡され「これ着て戻ってきてね、続きもあるから。」と言われしぶしぶ着て戻ってきたら有無をいえないくらのものすごい速さでウィッグと軽く化粧をされて今にいたる。
「イリナちゃんも朱乃ちゃんも可愛いわね~。」
パシャパシャ!
で、なぜかイリナと朱乃も巻き込まれ2人はかわいいゴスロリ。なんかひらひらがいっぱいついている。2人ともすごい似合っているが、イリナはこういう格好が苦手で、顔を真っ赤にして照れている。朱乃は~・・・結構楽しんでるな、ポーズとったりしてる。
「イッセーのせいだからね!今度覚えておきなさいよ!」
怒られてるところ悪いが、こんなイリナ見れないので今のうちにしっかり見ておこう!かわいい!萌える!
「え~イリナ凄く似合ってるよ?照れなくていいのに。」
と言っている朱乃も似合ってるな~、てか母さんこの服とかどうしたんだろう?謎だ。
「この状態で話すのもなんとも締まらないが、くくく、とりあえずさっきの模擬戦の感想と今後の修行方針を話しておくか。」
くそう、ニヤニヤしながら話されるのはムカつくな。
「まず、強さとしては全員が中級悪魔クラスから上級悪魔クラスってとこか。火力や瞬発力でいえば上級と言っても差し支えないんだが、いかんせんスタミナと体がついていってないからな。なのでこれからの方針としては、基礎体力の強化、魔力のコントロールの精度向上ってところか。ただしまだ未成熟で成長途中だから過度なトレーニングはひかえること。」
「魔力のコントロールについては私がまた1から見てやろう。今でも充分出来てるところもあるが戦闘になるとまだまだ荒があるしな。まぁ、私が教えるんだから世界でもトップクラスの魔力運用能力を与えてやる。」
「あ、前にも同じ台詞言われたな。」
「当然だ、こっちの世界でも私は世界一だと自負できるぞ?なんせいくつかの魔法使い教会の非常勤講師をしているからな。金を払ってでも教わりたいってやつはいっぱいいるからな。」
レミーアさんは生まれ変わってもレミーアさんだった。
「おっと、忘れるとこだった。お前らはこれから普段はこれをつけて生活しろ。」
アザゼルさんは三つの腕輪をテーブルの上に置いた。
「これなんですか?」
「これはな、おまえらの力を制限するアイテムだ。実生活で無闇に力を出せないようにするための物だ。魔法力の封印と身体能力の低下だな。」
みんなそれぞれつけてみる。
「ぐは、なんだこれ!体が重い!」
「魔力の封印は術式で簡単な魔法以外使えなくなる。それから身体能力に関しては体に常に重りが乗っかっている感じだな。一応年齢相当の動きしか出来ないはずだ。」
「こ、これは慣れるまでに時間かかりそうね。」
「そうね、でもこれは助かるかも。とっさに動いた時に力出しすぎて驚かれたこともあったものね。」
「あ~覚えあるな。野球してるときに考え事しながらバット振ったらボール見えなくなったしな。」
「イリナもテニスで似たようなことしてたよな。」
「そ、そうね・・・・」
「ま、そんなこともあろうかとってな。一応その時々に応じて負荷も変えられるようにしてあるからその時になったらまた調整してやる。」
「グリゴリの技術ってすごいのねぇ~、今まで術式でやってたんだけどどうしても不十分な所があったのよねぇ~。」
「ま、今日はそんな所だな。今日は色々あって疲れただろうからそろそろ寝ろ。」
「ふぁ~あ」
「たしかに」
「そうね」
確かに色々あったからなぁ・・・・・ぐっすり眠れそうだ。
1日で13話も使ってしまいました・・・これからは気をつけよう。