転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

12 / 102
模擬戦開始です。


模擬戦じゃなくてガチじゃね?

 

朱璃さんの開始の声と共に俺は篭手を出す

 

「ドライグ!」

 

『行こうか相棒!』

 

『Boost!』

 

声とともに倍加がはじまる。同時に俺は身体強化を懸ける。とりあえず強化20で様子見るか。

 

イリナは聖剣を創り出し、朱乃は・・・おお、黒い羽生えてる!しかも4枚!似合うな~。

 

とか見ていたらイリナが仕掛けてきた。

 

「様子見なんて余裕ね!」

 

俺はイリナの攻撃をかわして一旦距離をとる。あれ龍殺しか、気をつけないとやばいな。

 

「おま、模擬戦でそれ使うとか本気すぎね?」

 

「これくらいじゃなと勝てないでしょ!」

 

言葉と共に攻撃してくる。それをよけて距離をとり篭手から俺も刀を取り出す。

 

童子切安綱。天下五剣の一本で酒天童子を切ったと言われている名刀の一つ。

 

とある事件に巻き込まれた際に手に入れた俺の相棒でもある。ちなみに意思をもっている。

 

『われを使うのは久々じゃの』

 

「素手じゃ剣相手にするのはきついからな、よろしく頼むぜ!」

 

『おう、任せろ!』

 

イリナの追撃を安綱で受ける。

 

ガキッ、ギィン、ガキィン

 

何度か打ち合い、魔法の気配に2人同時にその場を離れる。

 

「雷光よ!」

 

さっき居た場所に光を纏った雷が落ちる!

 

うへ、あぶねぇ。

 

「私を無視して二人で戦うなんていい度胸してるじゃない!」

 

言いつつどこからか出した薙刀を振るってくる。俺はそれを刀を使って受け流す。

 

「その薙刀どこから出した!?」

 

「秘密~」

 

などと言いつつ打ち合う。朱乃も結構やるな~体術も使えるのか。

 

とはいえこのままだと長引きそうでめんどい、どうするかな~と考えてるとイリナが先に動いた。

 

「縮地!」

 

ギイイン!

 

神速で向かってきたイリナの剣をなんとか受け止める。ん?あれ?

 

「ちょ、これって二対一なん?」

 

「そういうつもりじゃないんだけど。」

 

「でもそれもいいわね。久々にコンビネーション使うのも悪くないわね。」

 

「しまった!薮蛇だった!」

 

そろそろ倍加もたまってきたけど2人同時か~、イリナも縮地使ってるからな~、アレも使うしかないか。

 

「っし、エアリィ!」

 

「オッケー」

 

声と同時に強風で2人を吹き飛ばし、

 

「ドライグ!」

 

『explosion!』

 

倍加が発動し力が跳ね上がる!

 

「それとアレもいくぞ!」

 

『10分が限界だぞ!』

 

「充分だ!いくぜ!」

 

『わかった、制御は任せろ!思いっきりいけ相棒!』

 

「身体強化50!!」

 

言葉と共に両腕を腰だめに構える!

 

「ぬあああああ!はあっ!」

 

掛け声と共に力が膨れ上がり周りに1メートルほどのクレーターができる

 

「え、ちょっと!、そこまでの強化見たこと無いわよ!」

 

「イッセーなにそれ!おかしくない?チートよね!」

 

「2人がかりで来る相手に手加減なんかできるか!」

 

「仕方ない、いくわよ!イリナ!」

 

「やるしかないわね、縮地!」

 

イリナが神速で近づき朱乃は飛んで雷光を放つ・・・イリナの剣に!え、これって・・

 

「雷神剣!」

 

やっぱりか!イリナが膨大な雷光を纏わせた剣を振るう。あんなのまともに受けたら黒こげになる!

俺はぎりぎりでそれをかわし、イリナに掌底を当てる。

 

ドン!

 

「きゃあ!」

 

イリナは掌底を喰らい吹っ飛ぶ。その直後朱乃の魔法が飛んでくる!

 

「リベレイト・デュアルスペル!フレイムランス・フリーズランス!」

 

凡そ30位の火と氷の矢が向かってくる。

 

「おらああ!」

 

俺は地面を殴りつけ衝撃と砂塵で火と氷の矢を弾き飛ばす。

 

その間にイリナが起き上がる。くそう、後ろに飛んで衝撃抑えたな。時間も限られててるし、一気にいくしかないか~、そろそろこっちから仕掛けますかね。

 




もう1話いきましょう。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。