転生したら更にチートになりました   作:デンドロビウム

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模擬戦開始の筈だったんだけどねぇ。


模擬戦開始・・・しなかった

 

 

「うわああああん、お父さんありがとう!」

 

朱乃が泣きながらアザゼルさんに抱きついた。アザゼルさんも朱乃の頭を撫でながらもう一つサプライズを言い出した。

 

「それから、住む所なんだが、ここだと通うのが大変だからな、引っ越すことにした。」

 

「アザゼル。勝手に決めすぎだ、少しは相談くらいしろ。」

 

「あははは、お前らの驚く顔と喜ぶ顔が見たくてな、勝手で申し訳ないが決めさせてもらった。」

 

「まったく、私くらいには一言あっても良かっただろうに。」

 

「まあまあ、別に不満はないだろ?」

 

「そうだな、朱乃がこれだけ喜んでるんだから水を差す必要もないだろう。それでどこに引っ越すんだ?用意とかしないといけないからな」

 

「それはだな・・・イリナ、お前の家だ。」

 

「はあああああ?私聞いてないわよ!そんなの。」

 

おいおいまじかよ、学校だけじゃなく住む所までサプライズってどんだけだ。

 

「まあ聞け、決まったのは今日で、確かに急だがトウジに相談受けててな、朱音がちょくちょく世話してるといってもあいつらが家に居ないことのほうが多い。イリナ1人だけ家に残しているのは何かと心配だったらしくてな。それならと思って今回の話をしたらイリナのことも頼むと言ってお願いされたんだよ。」

 

「それは、え~と・・・」

 

イリナが喜んでいいのか困っていいのか困惑した顔をしてる。

 

「私は嬉しいよ!学校にも通えるし、みんなにもすぐ会えるしなによりイリナと一緒に住めるんだから。」

 

「朱乃・・・そうね私も嬉しいわ。」

 

「引越しは夏休みにするから準備とかしておけよ。それとこの神社は部下達に管理させるから問題ない。」

 

おお~、学校も住む場所も一緒か!これから楽しくなるな!

 

ん?アザゼルさんの顔がいきいきしている。なんだろう?

 

「さて、一通り話も済んだし、おまえら模擬戦して見せてくれ。どれだけの実力か知りたい。」

 

「そうだな、それは私も気になっていた。」

 

くそう忘れてなっかたか、でもどういう形でやるんだろ?

 

「ルールとかどうするんですか?」

 

イリナも気になったみたいだな。

 

「バトルロイヤルでいきましょ~」

 

声とともに魔方陣が現れ母さんが現れた!

 

「母さん!?」

 

「「「朱音(さん)!」」

 

「か、母さんどうしてここに?」

 

「一正(かずまさ。いっせいじゃない)さんが急な仕事で出かけちゃったから寂しくなって、来ちゃった。」

 

語尾にハートマークがついている。いい年してとかいったら殺されるな。

 

「え~と、この子が朱乃ちゃん?」

 

「あ、はじめまして、姫島朱乃といいます。」

 

「イッセーちゃんの母の朱音です。よろしくね。それにしても朱璃に似てかわいいわね~。」

 

母さんが朱乃に抱きついた。朱乃が突然のことに困惑している。母さんかわいい子とか物とか好きだからな~、イリナもちょくちょくやられてよく困ってるし。俺に女装させようとするし。やりすぎだろ!

 

「姉さんも相変わらずだな。」

 

「あ、朱璃ちゃんもアザゼルちゃんもお久しぶり~。」

 

「おう、朱音久しぶりだな。んで模擬戦バトルロイヤルでいいのか?」

 

「それが一番実力見るのにわかりやすいかな~と。」

 

「姉さん、話聞く限りだと二人は近接で複数だと朱乃のほうが有利じゃないか?」

 

「ふふふ~、2人ともそんなヤワには育ててないわよ~。」

 

「え~と俺達の意見は通りそうにないな。」

 

「今まで通ったことあったかしら?」

 

「・・・・なかったな、いつも問答無用だったな、はぁ」

 

「それじゃあ、グリゴリで使ってる模擬戦できる空間に行こうか。」

 

そう言って魔法陣を展開し全員入ったところで転移した。

 

 

 

転移した先は荒野だった。しかも戦闘跡みたいに地面がボコボコだった。

 

「ここなら派手に暴れても問題ないぞ~。」

 

「え~と、制限は無しですか?」

 

「そうね~、イッセーちゃんはエアリィちゃん使ってもいいけど通常魔法だけで、あとドライグくんも禁手化無しかな。」

 

「え、おれだけ!?制限あるの?」

 

「そもそもどっちか使ったら倒れちゃうでしょ?それにどっちも当たったら死んじゃうわよ?上級悪魔ですらあんなの防げないわよ。」

 

「まぁ、使う気はなかったけど・・・アレは使ってもいいの?」

 

「それならいいわよ。イリナちゃんもあの技使っていいわよ。」

 

「っし、それならやりようあるな。」

 

「ふふふ、2人とも明日は筋肉痛確定ね~。」

 

「お父さん私は?」

 

「朱雀禁止だな。あれもある意味反則だからな。」

 

「他はいいの?」

 

「いいぞ、思いっきりやってこい。」

 

「審判朱璃ちゃんでいいかしら?」

 

「ああ、いいぞ。あいつらがどれだけできるか楽しみだな、くくく。」

 

 

そして3人離れて構える。

 

「はじめ!」

 

朱璃さんの声で模擬戦がはじまる。

 

 

 




イッセーのお父さんの名前ですが、一正 かずまさ です。

設定の時には気づかなかったんですが、読み直して気づきました。いっせい て読めるw

ほんとは模擬戦開始だったんですが書いてるうちに段々逸れていきまして・・・

模擬戦は次とその次で2話分使ってます。チート設定上乗せです。

次は2話連続で行く予定です。修正入れて明日あたりかな?

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