ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》 作:ブイズ使い
と言うわけで今回はいよいよハナダジム戦です!壮絶な戦いが今幕を開ける!(大嘘)
リーリエが初めてルリリをゲットし数時間が経過した。無事に大会も終了し、僕たちはルアーとも別れた。優勝することは出来なかったが、ルアーも満足そうにまた次の目的地へと旅に出た。
「それであんたたちはこれからどうするの?」
カスミさんが僕たちにこれからのことを尋ねてくる。とは言え僕たちが次にやるべきことと言えば決まっているのだが、この件はリーリエに決めてもらうのがいいだろう。
「あ、あの、よろしければジム戦をお願いしたいのですが……。」
リーリエは僕とカスミさんの顔を交互に確認しながらそう答える。僕はそれで何も問題ないという意思を伝えるためにリーリエの顔を見ながら頷いて返事をする。カスミさんもその件については特に問題ないようで快く承諾してくれた。
そして僕たちはカスミさんに着いて行きハナダジムへと辿り着く。ハナダジムはニビジムとの印象が全く異なり、外観はまるでプール場の様な見た目をしていた。まあ実際には中身もプール場と大差ない作りではあるのだが。
「さ、遠慮なく入って。奥まで案内するわ。」
「は、はい!お邪魔します!」
リーリエはまるで人の家に招かれたかのように丁寧にあいさつをして入る。その様子を見てカスミさんも思わず苦笑いする。僕はリーリエの緊張を解くために一言声をかけることにした。
「リーリエ、ちょっといいかな?」
「は、はい、なんでしょうか?」
「ちょっとしたアドバイス。ポケモンとトレーナーは一心同体。トレーナーが不安がってたらポケモンまで不安になっちゃう。もう少し肩の力を抜いて、難しいかもだけど楽しんできて。」
リーリエは僕の言葉に気付かされたように先ほどの迷っていた表情から一変、どこか吹っ切れたような明るい笑顔を見せてくれる。やっぱりリーリエには強張ってる顔よりも笑顔の方が似合っているね。一言で済まそうと思ってたけど、少しお節介だったかな。
緊張が解けたらしいリーリエと共に、僕たちはカスミさんの後をついて行く。辿り着いた先には水のフィールドが広がっていた。一見プールの様に水が広がっているが、それでも挑戦者も戦えるように丸い足場がいくつか設置されている。ジム戦ではハナダジムの様にジムリーダーにとって有利な場で戦わされることは多々ある。そういった不利な状況で挑戦者がどう対処するのかを確かめるのもジムリーダーの役割と言えるからだ。勿論一部趣味嗜好が混じっているジムも存在するけど……。
「じゃあ早速始めようか!」
カスミさんとリーリエはお互いに定位置について向かい合う。そして審判の女性も同じく定位置に付く。僕はリーリエを応援するために観客席へと移動しようとする。しかしその時リーリエに声を掛けられる。
「シンジさん。少しお願いを聞いてもらってもいいですか?」
「ん?どうかしたの?」
僕が要件を尋ねると、リーリエはモンスターボールを手に取って中からポケモンを外に出す。そのポケモンは先ほど初めてゲットしたルリリだった。
「すいませんがルリリさんの面倒を見ていただいてもいいでしょうか。ルリリさんにも私たちの戦いを見てもらいたいのです。」
「うん、そう言うことなら勿論構わないよ。ルリリと一緒に応援してるから頑張ってね。」
「はい!」
僕はルリリを抱きかかえて今度こそ応援席へと向かう。ルリリも最初は不安そうな顔をしていたが、リーリエがルリリの頭を撫でて優しく声をかけると、安心した表情を見せて僕に身を委ねてくれた。
「リーリエはこれから大事なバトルをするんだ。だから僕達もリーリエのことを一生懸命応援しよ?」
僕の言葉にルリリもやる気の入った顔をする。やっぱり優しく接してくれたリーリエに、恩以上の何かを感じているのだろうか。ルリリも観客席の塀の上に乗っかり、リーリエを一生懸命応援しようとリーリエの姿を捉える。
シンジさんにルリリを託した私は、ジムリーダーとして対峙してくれるカスミさんの姿を見つめる。その姿を見て準備が出来たと判断したのか、審判の方が口を開く。
「それではこれより!チャレンジャーリーリエ対、ジムリーダーカスミによるジムバトルを開始します!使用ポケモンは2体!どちらかのポケモンが全て戦闘不能になったらバトル終了です!尚ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます!では、両者ポケモンを!」
「私の最初のポケモンはこれよ!」
カスミさんは最初のポケモンさんを繰り出してくる。モンスターボールから出てきたポケモンさんはヒトデマンさんでした。私が記憶している限りでは水タイプのポケモンさんです。フィールドも相まって行動を制限されている私たちが圧倒的に不利です。ですがそれが勝敗を分かつ絶対条件ではありません。私はそう確信して最初のポケモンさんを繰り出した。
「お願いします!シロン!」
私は最初にシロンを選抜しました。最初にシロンを出したのは私なりの作戦があるからです。
「それでは…………バトルはじめ!」
審判の合図と同時に私たちは動き始めます。先手必勝と言うやつです!
「シロン!こおりのつぶてです!」
「みずてっぽうで迎え撃つのよ!」
シロンはヒトデマンさんに向かいこおりのつぶてを放つ。しかしその攻撃は惜しくもヒトデマンさんの攻撃で阻まれてしまいます。
「ヒトデマン!水の中に潜って!」
カスミさんの指示でヒトデマンさんは水中に身を隠す。しかしここまでは私の読み通りです。
「シロン!こなゆきで水面を凍らせてください!」
シロンはこなゆきをフィールドに放って水面を凍らせる。これこそが私のねらいです。とは言え現在のシロンの技の威力があまり高くないため一部しか凍らなかったみたいですが、これでも問題ありません。
水面が凍ったため水中の温度も低下し、ヒトデマンさんは堪らずに氷を割って飛び出てくる私は更なる指示を出してヒトデマンさんに追撃を仕掛ける。
「こおりのつぶて!」
シロンの攻撃はヒトデマンさんに直撃してヒトデマンさんは飛ばされました。しかし、その様子を見てもカスミさんは顔色を変えずに私たちに称賛の声をあげました。
「へえ~やるじゃない。まさか不利なフィールドを逆に利用してくるなんてね。面白いわ!」
ヒトデマンさんもダメージを負ったものの、まだまだ行けると言う意思を見せて立ち上がりました。その様子を見たカスミさんは微笑みながら次の指示を出しました。しかしその指示した内容に、私は驚きを隠せませんでした。
「ヒトデマン!もう一度水中に潜るのよ!」
その指示はなんと再び水中に身を隠す事でした。先ほど同じ戦法でやられたと言うのに…………何か策があるのかと私は疑いますが、それでも同じ手段で対処するしかありません。今の私にはそれしかないのですから。
「もう一度こなゆきです!」
シロンは再びこなゆきで水面を凍らせようとする。しかしカスミさんは先ほどと違い、更なる指示を出してこなゆきに対抗する。
「ヒトデマン!うずしお!」
なんとうずしおでこなゆきをかき消してしまいました。このような方法ですぐに対処してくるとは流石ジムリーダーです。
「続けてラスターカノンよ!」
「なっ!?鋼タイプの技ですか!?」
私がジムリーダーの判断力に感心していると、水中から飛び出してきたヒトデマンさんがラスターカノンを放ってきた。突然の鋼タイプ技に驚いた私とシロンは回避行動が間に合わず、ラスターカノンの直撃を受けてしまう。シロンも耐え切れずに飛ばされ、水中へと姿を消してしまいました。
これは非常にまずい状況です。氷タイプであるシロンには鋼タイプは効果抜群です。その上私とシロンにとって最も不利な水中へと引きずり込まれてしまいました。水中ではシロンを交代することができません。
「最後まで油断しちゃダメよ。ヒトデマン!こうそくスピン!」
ヒトデマンさんが高速回転をして水中にいるシロンに向かって急接近してきます。水中ではシロンの得意な氷技が使えません。それにシロンの状態も心配です。どうすれば……そうだ!あの技ならもしかしたら!
「シロン!じんつうりきです!」
シロンは水中にいる状態でヒトデマンさんにじんつうりきで対応します。ヒトデマンさんはシロンの攻撃によって跳ね返され、地上に追い出されます。じんつうりきはサイコキネシスなどのエスパー技と同じように、不思議な力を送って攻撃することが出来ます。一か八かの賭けでしたが、なんとか上手くいったみたいで良かったです。
「じんつうりきを使えるの!?これは想定外だったわね。」
「今です!こおりのつぶて!」
カスミさんの一瞬の動揺を見逃さず、私はシロンに攻撃の指示を出す。シロンは水中から勢いよく飛び出し、こおりのつぶてでヒトデマンさんに追撃をかける。ヒトデマンさんは今の一撃で水中に飛ばされるも、そのまま水面へと浮かび上がり動かなくなりました。中心にあるランプのようなものが点滅しているため、どうやら戦闘不能の合図なのでしょう。
「ヒトデマン戦闘不能!ロコンの勝ち!」
カスミさんはヒトデマンさんに労いの言葉をかけ、モンスターボールへと戻す。
「シロン!よくやってくれました!」
私がピンチを脱却してくれたシロンにお礼をします。しかしその時、予想外の展開が起きてしまいました。
「!?シロン!」
なんとシロンが倒れてしまいました。流石に体力の限界だったのでしょう。その上水中に長い時間潜っていたのですから体力を消耗していても仕方ありません。その状況でも最後まで私のために戦ってくれたシロンに感謝しながら、私はシロンをモンスターボールへと戻す。
「ロコン戦闘不能!」
審判の合図と同時に、私とカスミさんの残りの手持ちは一体となってしまいました。状況としては五分五分に見えますが、フィールドの関係上私が不利なのは変わりないでしょう。ここはあなたに任せるしかありません。
「これで残りは一体ずつね。悔いのないようにドンッとぶつかってきなさい!」
「はい!私も頑張ってくれたシロンの分も精一杯に戦います!」
「じゃあ私の二体目よ!ギャラドス!」
「お願いします!フシギダネさん!」
私とカスミさんは同時に最後のポケモンを繰り出します。カスミさんが繰り出したポケモンはギャラドスさんでした。本では何度か見たことがありますが、やはり実物は迫力が違いますね。凶悪ポケモンと称されるギャラドスはかなりの強敵に違いありません。ですが私もここまで来て負けるわけには行きません!フシギダネさんも私の気持ちに応えて、一層気合を入れてくれます。シンジさんとルリリさんも見て下さっているので、お粗末な戦いを見せるわけには行きませんよね。
「先ずははっぱカッターです!」
「アクアテールで防ぐのよ!」
無数の葉がギャラドスさんを襲いますが、水を纏った尾で全て消し去ってしまいました。草技を水技で防いでしまうなんて流石としか言いようがありません。
「さあどうしたの?まさかこれで終わりじゃないでしょ?」
「勿論です!続けてたいあたりです!」
「かみくだくで応戦よ!」
フシギダネさんは足場をギャラドスさん目掛けて飛び掛かりました。しかし、ギャラドスさんは鋭い牙で反撃してきました。完全にパワーでは負けしているようで、フシギダネさんも飛ばされてしまいました。
「フシギダネさん!?大丈夫ですか!」
フシギダネさんはその場でなんとか立ち上がり、再びギャラドスさんを見据えます。とは言えパワーで負けているフシギダネさんがギャラドスさんに勝つには一体どうしたら……。
――――『ちょっとしたアドバイス。ポケモンとトレーナーは一心同体。トレーナーが不安がってたらポケモンまで不安になっちゃう。もう少し肩の力を抜いて、難しいかもだけど楽しんできて。』
「!?」
私の脳裏に先ほどシンジさんからいただいたアドバイスが過りました。そうでした。私がこんな調子ではフシギダネさんも本来の実力を発揮できませんよね。例えどんなに不利な状況でも、必ず突破口はあります。一刻も早くそれを見つけなければ。
確かフシギダネさんの覚えている技はたいあたり、つるのムチ、はっぱカッター。それともう一つあります。パワーで勝てないのならそれに賭けるしかありません。
「来ないなら今度はこっちから行くわよ!ギャラドス!アクアテール!」
早速チャンス到来です。ギャラドスさんが飛び上がりアクアテールの態勢に入りました。チャンスは一回しかありません。
「フシギダネさん!私を信じてください!」
フシギダネさんは私の声に振り向いて頷いてくれました。私もフシギダネさんを信じています。この勝負、必ず勝ちますよ!
「何を考えてるか知らないけど、一気に決めさせてもらうわよ!行きなさい!ギャラドス!」
その間にギャラドスさんも攻撃の準備が整い、水の纏った尾を振り下ろしてくる。チャンスは今しかありません!
「今です!やどりぎのタネ!」
フシギダネさんは蕾から種を飛ばしてギャラドスさんに無事命中します。当たった種はギャラドスさんに絡みつく蔓となり、態勢を崩したギャラドスさんは水中へと落下しました。
「嘘!?ギャラドス!?」
やどりぎのタネは特殊な技で、相手に種を植え付けることで相手の体力を奪うことができる技です。そして一部の行動も多少は封じることができます。この隙を逃すわけにはいきません!
「フシギダネさん!つるのムチです!」
フシギダネさんのつるのムチがギャラドスさんの顔を捉え、ダメージを与えることに成功しました。ギャラドスさんへのダメージはこれが初なのでかなり大きいと思います。
「たとえ動き辛くなったとしても、ギャラドスにはまだ技が残ってるわよ!りゅうのいかり!」
「躱してください!」
ギャラドスさんは口から紫色の炎の様なブレスを一直線に放ちます。しかしこれは私の想定内です。蔓が絡んで動きが鈍くなったギャラドスさんは接近技を使うことが困難となるはず。なので遠距離技を使ってくることは充分読めていました。フシギダネさんも私の指示に従い、冷静に避けてくれます。このまま一気に決めます!
「フシギダネさん!はっぱカッターです!」
はっぱカッターがギャラドスさんに直撃しました。怒涛の連続攻撃にギャラドスさんは堪えることができず、その場で目を回して倒れます。
「ギャラドス戦闘不能!フシギダネの勝ち!よって勝者!」
「か、勝った……勝ちました!」
私はギリギリの状況で勝てたことに喜びを感じその場でジャンプしてしまいました。フシギダネさんも今の戦いでボロボロになったはずなのに、勢いよく私の胸に飛び込んできてくれました。最後まで私を信じて戦ってくれたフシギダネさんとシロンに感謝しながら、私はフシギダネさんを抱きしめました。
リーリエの戦いを無事見届けた僕は、ルリリを抱きかかえて観客席を降りていく。ルリリも今のバトルに感動したようで、眼をウルウルさせて輝かせながらリーリエのことを見つめている。
「お疲れ様、リーリエ。見ごたえのあるいいバトルだったよ。」
「シンジさん!ありがとうございます!」
リーリエは僕の姿を確認すると、頭を下げながら感謝してくる。ルリリも感極まってか、直ぐにリーリエの元へと飛び込む。リーリエも突然のことに驚きながらも、しっかりとルリリを抱きしめて迎えてくれる。どうやらリーリエもポケモンたちに好かれる才能を持っているようだ。
「いや~、完敗だわ。流石はシンジと一緒にいるだけはあるわね。」
「……それってどう言う意味ですか?」
「どうってそのままの意味だけど?」
カスミさんがリーリエの戦いぶりを称賛しながら近づいてくる。僕はその内容に若干の不満を言いながらも、この人には別の意味で勝てないなと感じた。なんというか意地悪な姉と言うか、そんなイメージだろうか。
「何か今失礼なことを考えなかった?」
「いえ、気のせいでしょう。」
カスミさんがジト目で僕のことを見てくる。カスミさんは察しもいいからあまり変なことは考えられないな。流石のリーリエもこの状況には苦笑いを浮かべるしかないようだ。
「……まあいいわ。それよりおめでとう、リーリエ!久しぶりに柄にもなく熱くなっちゃったわ。これがハナダジムジムリーダーに勝った証、ブルーバッジよ!」
「これが……ブルーバッジ!」
リーリエがカスミさんからブルーバッジを受け取り、眼をキラキラさせてバッジを見つめる。そして上に掲げて声高らかに宣言する。
「ブルーバッジ、ゲットです!」
シロンも含めたリーリエのポケモンたちも、リーリエの声に合わせて飛び上がる。よほどバッジゲットが嬉しかったのだろう。それほどまでに苦しい戦いだったのだから。僕にも経験があるため、その気持ちはよくわかるけど。
「これでバッジは二つ目ね。あとカントーのジムバッジは6つかしら。次行く場所は決めてるの?」
カスミさんが僕たちに次の目的地を尋ねてくる。特にこれからの目的地は決めておらず、リーリエもカントー地方についてはそれほど詳しくもないため、否定しながら首を横に振る。
「この近くでジムがあるとしたらヤマブキシティかしら?このカントー地方でも特に厳しいジムだけどどう?」
リーリエは今のカスミさんの言葉に悩むようなしぐさを見せる。そして決心がついたように口を開く。
「……私挑戦してみます!」
「そう。じゃあ頑張りなさい!私も陰ながら応援してるわ!」
「はい!」
カスミさんは激励の言葉をリーリエに贈る。しかしその後すぐにリーリエを引っ張り耳元で何かを呟く。
(あっちの方も頑張りなさいよ?)
(えっ?)
(シンジのことよ。誰かにとられる前にバシッと決めなきゃ!)
(……ふえっ///)
リーリエの顔が突然赤くなる。小声で話していたため何を話したのか僕には聞こえなかったが、またカスミさんが余計なことを言ったのではないかと感じ、僕はリーリエに声をかける。
「リーリエ?どうかした?」
「っ///い、いえ!?なんでもありません!」
「そ、そう?」
リーリエが慌てて顔を赤くしながら首を振って否定する。本当に大丈夫だろうか?なんだかカスミさんはニヤニヤしながらこっちを見てるし……。とは言えこれ以上は何も聞き出せそうにないので追求するのはやめようと判断する。
取り敢えず僕たちはカスミさんに見送られ、旅を続けるためにハナダシティを後にする。未だ顔を真っ赤にしたリーリエと共に。
今明かされる衝撃の真実。シロンは神通力を覚えています。一応タマゴ技で覚えた設定です。まあご都合主義と捉えてください。2次創作ssではあまり深く追求してはいけない(戒め)。
どうでもいいことですが、この一週間ずっとモンハンFやっててやっと真秘伝×5個完成させました。流石に同じモンスターと戦ってるのは飽きるし疲れます。ポケモンの厳選の方が遥かに楽です。(但し9割イーブイしか厳選しない模様)