ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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今日サブタイトルやら前書きやらを書こうとして今朝起きてパソコンを付けました。しかしパソコンは上手く起動せず、原因が中身の接触不良だと分かりなんとか治すことは出来ました。しかし今度はいつも問題ないはずのデュアルモニターが何故か映らず、HDMI部位の故障だと判断した主は夜5時ごろにDVIを購入するために色々な家電屋に行きようやくの思いで入手。そしてやっと修復が完了したわけであります。

半日かけてようやく修理完了してかなり疲れましたが、まあ予約投稿だけはしてたので間に合いはしましたが。と言う事情があったので前書きなどは後付けです。まあ特に問題はないので気にする必要性はありませんが。危うくPCパーツ破損のためしばらく小説書けずという状況にならなくて安心しました。


対決!釣りトレーナールアー!

「俺とポケモンバトルをしろ!」

 

「……はい?」

 

急いで飲み物を買ってリーリエの元へと帰ってきたら突然ルアーと名乗る男にポケモンバトルを仕掛けられた。彼の様子を見る限りではリーリエを気に入ったのかそんな感じの様子ではある。とは言えポケモンバトルを挑まれれば断るのは僕の流儀に反するし、ここは仕方ないけどやるしかないかな。なんだか結構久しぶりのポケモンバトルな気がするけど。

 

「もし俺が勝ったらリーリエさんの事は諦めろ。もしお前が勝ったら俺はこの場から消える。どうだ?」

 

いや、どうだ?と言われても言ってることは結構理不尽なんだけどね。これは俗にいうバトル脳と言うやつであろうか?リーリエも流石にこの状況には戸惑いを隠せないようだ。

 

「うん、まあいいよ。じゃあ早速やろうか。」

 

なんだかこの会話が周りにも聞こえていたのか結構な人が集まってきてしまった。なるべくなら僕の正体は可能な限り隠しておきたいんだけど。後々面倒なことになりそうだし。

 

「じゃあ始めるぞ!1対1のポケモンバトル!俺はこいつだ!」

 

そういって彼が繰り出したのはライトポケモンのランターンだった。水、電気タイプを併せ持つ少々厄介なポケモンだ。見た目通り釣りが好きそうな感じがするため恐らく水タイプ使いなのだろう。だったらフィールド的にも僕が出すのはこの子だね!

 

「お願い!シャワーズ!」

 

「シャワーズか。お前も水タイプでくるか。」

 

僕が出したのは水タイプのシャワーズ。水タイプ同士ではあるが、電気タイプ持つランターンの方が圧倒的に有利。それでも僕もシャワーズも負ける気はさらさらないけどね。

 

「先手必勝!ランターン!10万ボルト!」

 

「シャワーズ!水の中に潜って!」

 

ランターンの10万ボルトを躱すためにシャワーズは水中へと姿を消す。しかしいくらシャワーズの泳ぐスピードが速くても問題が一つある。それは水中だと電気技が全体に届いてしまうことだ。だが僕にも一つ作戦がある。

 

「水中に逃げても同じだぜ!もう一度10万ボルト!」

 

予想通りランターンはもう一度10万ボルトを放つ。しかしそのことは僕も当然読めている。

 

「シャワーズ!まもる!」

 

「なっ!?まもるだと!?」

 

僕はシャワーズにまもるの指示を出す。いくら10万ボルトが効果抜群であろうとまもるで防げば効果がないのと同じだ。僕は相手が戸惑っている隙に攻撃を仕掛けることにする。

 

「今度はこっちの番だよ!シャワーズ!シャドーボール!」

 

シャワーズは水中から空中に飛び上がりランターンに一直線にランターン目掛けてシャドーボールを放つ。対応しきれなかったランターンはそのままシャドーボールが直撃して吹き飛ばされる。

 

「ランターン!?だが今なら空中にいるシャワーズは避けられない!エレキボール!」

 

水タイプであるシャワーズには電気タイプの技は効果抜群。そしてエレキボールも10万ボルトと同様に電気タイプであるため効果抜群の技だ。現在空中にいるシャワーズはこのままでは回避できずに、エレキボールが直撃してしまうだろう。でもこんな方法もあるんだよ!

 

「シャワーズ!れいとうビーム!」

 

シャワーズはれいとうビームを飛んでくるエレキボール目掛けて放つ。するとエレキボールは見る見るうちに凍り付き一つの氷の球となってしまった。その様子を見たルアーは驚きを隠せないようだ。その一瞬の隙が命取りになるよ。

 

「それを尻尾で跳ね返して!」

 

シャワーズは僕の指示通りに凍ったエレキボールをランターン目掛けて跳ね返す。さしずめアイスボールとなったエレキボールはランターンに直撃し、ランターンはトレーナーの傍まで飛ばされて目を回し戦闘不能となっていた。

 

「ら、ランターン!?」

 

ルアーはランターンを掬い上げる。僕はその光景を見ると余程大事にしているんだと感じた。

 

「僕の勝ちだね。ほら、オボンの実だよ。食べさせれば良くなるから。」

 

「……ああ。」

 

ルアーは僕からオボンの実を受け取るとランターンに食べさせる。ランターンもさっきより元気になったようだ。

 

「完敗だな。あんた強すぎだぜ。一体何者なんだ?」

 

「あ、えっとそれは……」

 

僕は自分の正体をどう伝えるべきか悩んでいた。そこに一人の女性の声が聞こえる。その声の主はリーリエではない。だが僕の知っている声ではあった。その人は……。

 

「そいつはアローラ地方の現チャンピオンよ」

 

「カスミさん!?」

 

そう。彼女はこのハナダシティのジムリーダーであるカスミさんだ。相変わらず常時水着姿なのは健在のようだが……。

 

「って、チャンピオン!?」

 

「……カスミさん、いつからそこに?」

 

「あんたがシャワーズを出すあたりからだけど?」

 

結構前からいたんですね。目立つ格好のはずなのに前からこの人の気配がいまいち分からない。それとも僕が集中しすぎていたのだろうか。

 

「チャンピオンって……俺はそんな人に勝負を挑んでいたのか。バカなことしてすみませんでした!」

 

「いや別に気にしなくていいよ。ポケモンバトルは僕も大好きだし。」

 

頭を下げて謝ってくるルアーに僕はシャワーズを撫でながら答える。シャワーズもどうやら気持ちよさそうにしているようだ。そんなポケモンの様子を見るだけでも僕はなんだか安心できる。

 

「さすがシンジさんですね。とっても強いです!」

 

「ありがと、リーリエ。」

 

褒めてくれるリーリエの言葉が素直に嬉しい。そしてルアーからある爆弾のような発言が繰り出される。

 

「リーリエさんとチャンピオンってもしかして付き合っているんですか?」

 

『!?//////』

 

僕とリーリエはその言葉に顔を赤くしながら停止する。突然他人にそんなことを言われてしまうと僕たちも戸惑ってしまう。

 

「え、えっと……僕もリーリエの事は好きだけど……そ、その///」

 

「わ、私もシンジさんの事は好きですがまだお付き合いとかは///」

 

(どうみても付き合ってるだろ)

 

僕とリーリエが照れながら答えると、この場にいる全員の心が一致した気がした。その後は僕たちは一緒に釣り大会を続けることにした。ルアーだけでなくカスミさんも一緒に釣りをするようだ。結局僕の正体がチャンピオンとバレてしまってどうなるかと思ったが、周りの人はそっとっしておいてくれるようだ。気前のいい人ばかりで助かったよ。




バトルはやっぱり書くのが難しいと思いながら書いてた記憶があります。最近では一人称よりも三人称視点の方が書きやすくね?と思ってきた次第でございます。恐らくハナダジム戦後にはそういった描写が多くなってくるかと。

あ、そう言えば言い忘れてたね。あけましておめでとうございますです!とは言え主は毎年変わらず家でゲームやったりアニメ見たりPCやったり昼寝したりと、変わらない毎日を過ごしていますが。

え?クリスマス?正月?ハハ、なんもなかったよ(´・ω・`)

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