ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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主です。また家にはブイズの新たなぬいぐるみが増えました。しかし、グレイシアとリーフィアのぬいぐるみがそろそろ欲しい!小さいのではなく少し大きめのやつが。ポケセンでも全然見ないのが不思議と思う今日この頃です(野太い声)

まあそんな事より、活動報告に要望が届いてましたね。アニポケとのコラボ回が中々に評判が良かった?ようなので面白そうですしやってみてもいいですね。問題としてはリーリエを連れて行く時に、アニポケと原作の呼び方をどうするかですが……。とは言えこの間番外編やったばかりなのでもう少し後になると思いますが。やるとしたら何かの記念の日にやりたいですね。例えばアニポケサンムーン最終回記念とか、お気に入り件数〇件突破!とか、この小説が〇話達成翌週とか。

兎も角、何か要望等があればどんどん書いちゃって構いません。雑談でもオールok!ゲームでのアドバイスや本編攻略法が聞きたいでもなんでもいいです。対戦は特に強くない……と言うかブイズ以外あまり詳しくないけどね!(謎の自信)

長い前書きとなりましたが本編どうぞです!


VSニビジム、リーリエの挑戦!

「私……ジム巡りに挑戦してみます!」

 

「リーリエ……」

 

「ジム巡りに挑戦して……必ずシンジさんのように強いトレーナーになってみせます!」

 

リーリエは決意を固めた眼差しで僕を見ながら今の気持ちを言う。

 

「うん、なら僕も出来る限りサポートしていくよ。リーリエなら絶対に立派なトレーナーになれるよ!」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

僕はリーリエの気持ちに応えようと、リーリエのサポートしていくことを決意する。リーリエもそんな僕に頭を下げながらお礼を言う。その時、周りの人たちが微笑ましい様子で僕たちの事を見ていたことは、僕とリーリエは気が付かなかった。

 

「じゃあ先ずはここニビシティのニビジムだね。」

 

「はい!でもここのジムは一体どのようなジムなのですか?」

 

リーリエはニビジムについての特徴を尋ねてくる。僕はその問いに答えようと説明する。先ずはこのニビジムは岩タイプの使い手であること。それから熱い熱意を持ったトレーナであること。あと…………なぜか上半身が半裸であること。自分を鍛えるためにそうしているらしいが、正直僕にはついて行くことができない。

 

「な、なるほど。ではフシギダネさんは岩タイプのポケモンに相性がいいというわけですね。」

 

「そうだね。でも気を付けて、セオリー通りに上手くいかないのがポケモンバトルだから。」

 

「確かにそうですよね。シンジさんも島巡りの時、幾度となく相性の悪いポケモンで勝ち進んでいましたからね。」

 

リーリエも僕の戦っていた姿を思い返し、ポケモンバトルは奥が深いのだということを改めて実感する。今のリーリエの手持ちはフシギダネと僕が渡したアローラの姿をしたロコンだ。アローラのロコンは炎タイプではなく氷タイプだ。氷タイプは岩タイプとの相性は悪い。それでも勝負がどう転ぶか分からないのがポケモンバトルだ。

 

「では早速行ってみましょう!」

 

リーリエはどうやら初めての挑戦にワクワクを隠せないようだ。ご飯を食べ終わった僕はリーリエに連れられる形でポケモンセンターを後にする。しかしリーリエがニビジムの場所を間違えて僕が連れ戻す形になってしまった。なんだかんだ言ってリーリエはあわてん坊な部分がちらほらと見える。でもそこが可愛いと内心では思ってしまう僕もいる。

 

「う~、また道を間違えてしまいました……」

 

リーリエはあからさまに落ち込んだ様子を見せる。少し目元がウルウルとしているが、それが可愛いと思い僕は指摘することが出来なかった。

 

「ごめんなさい……またご迷惑をおかけして……」

 

「ううん、気にしなくていいよ。それよりほら、あれがニビジムだよ。」

 

僕は見えてきた建物に指をさしてそう答える。

 

「あれがニビジム……ですか。」

 

入口には【ここはニビジム 強くて硬い石の男】と書かれている。リーリエもこの看板に書かれた内容を見て緊張してきたのか、深呼吸をする。

 

「や、やっぱり実際に来てみると緊張しますね。シンジさんはいつもこんなプレッシャーと戦っていたと思うと、改めて感心させられます。」

 

「うん、今でも僕は何かに挑戦するときは緊張するよ。でも、挑戦する前は緊張するよりもやっぱりワクワクする気持ちがこみ上げれ来るんだ。リーリエも感じない?」

 

「!?はい!私は今、すごくワクワクしています!」

 

リーリエは少し緊張がほぐれたみたいで手をギュッと握りしめ、笑顔で気合を入れなおす。ここから先に入れば、僕は応援することしかできないけれど、それでもリーリエなら必ずこの試練も乗り越えられると僕は信じている。

 

「で、では行きます!」

 

リーリエはニビジムの門を開ける。そしてリーリエは初めての挑戦の場へと一歩を踏み出す。

 

するとジムの中は真っ暗だったが、突然明かりが点きバトルフィールドが姿を現す。岩まばらに配置された岩タイプにふさわしいフィールドだ。その奥には一人のトレーナーが立ち、挑戦者を待ち構えている。彼こそがここのジムリーダー本人だ。

 

「ようこそ!俺がこのニビジムのジムリーダーのタケシだ!」

 

ジムリーダーのタケシはチャレンジャーに自己紹介をする。

 

「む?シンジもいるのか?久しぶりだな!」

 

「うん、久しぶりだねタケシ」

 

僕はタケシに挨拶をする。僕が挑戦したのはかなり前の事だが、それでも覚えてくれているみたいだ。上半身裸なのは相変わらずだけど……。

 

「今日のチャレンジャーはシンジの横にいる君か。どうやら新人トレーナーのようだね。」

 

「は、はい!リーリエと申します!よろしくお願いします!」

 

リーリエは少し緊張した様子で挨拶を交わす。どうやら完全には緊張は解けていないようだ。

 

「僕はあっちの席から見てるから頑張ってね。リーリエなら大丈夫だよ!」

 

「シンジさん……。はい!私、頑張ります!」

 

「うん!がんばリーリエ、だよ!」

 

僕はいつものおまじないでリーリエに激励する。リーリエもその言葉を受け取ってくれたようで、再び自分の手をギュッと握りしめる。僕はそんなリーリエの様子を見て、リーリエなら大丈夫だと信じて観客席に移動する。

 

「緊張は解けたかい?準備が出来たら早速始めようか!」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

タケシもリーリエも準備ができたようで、その様子をみた審判が台の上に乗りルールを説明する。

 

「それではこれより、ジムリーダータケシ対チャレンジャーリーリエによるジム戦を始めます!使用ポケモンは2体!どちらかのポケモンが2体とも戦闘不能になったら試合終了です!なお、ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます!では、お互いにポケモンを!」

 

「出てこい!イシツブテ!」

 

審判の説明が終わり、タケシが繰り出したのはイシツブテだ。

 

「最初はイシツブテさんですか。確か岩と地面タイプを持っていたはずです。なら私は、お願いします!フシギダネさん!」

 

リーリエが最初に繰り出したのはフシギダネだった。タイプ相性では圧倒的に有利だが、どうなるか……。僕は静かに見守っていようと判断する。

 

「それでは……バトル開始!」

 

「先ずはそちらからどうぞ」

 

「それでは遠慮なく行かせてもらいます!フシギダネさん!つるのムチです!」

 

「イシツブテ!すなかけで防ぐんだ!」

 

フシギダネはサイドから二本のツルを出してイシツブテ目掛けて叩きつけようとする。しかしイシツブテは砂を巻き上げつるのムチをはね返す。さすがはジムリーダーと言うだけあって苦手なタイプの対策は万全ということなのだろう。

 

「それなら今度はたいあたりです!」

 

「イシツブテ!こっちはころがるだ!」

 

フシギダネは真っ直ぐとイシツブテに向かい走る。イシツブテはころがるでフシギダネに対抗する。イシツブテはフシギダネをいとも容易く吹き飛ばしてしまい、フシギダネは岩にぶつかってしまう。

 

「フシギダネさん!?」

 

「これで終わらせるよ!そのままころがる!」

 

フシギダネは立ち上がりまだ大丈夫だという意思を示すが、イシツブテの攻撃は止まることはない。リーリエもどうするかを悩んでいるようだ。

 

(どうすれば……こんな時、シンジさんなら……)

 

――僕は絶対に諦めない!

 

(!?そうです。シンジさんならこんな状況でも諦めることはありません。でもフシギダネさんの力ではイシツブテさんには……そうです!それなら相手の力を利用すれば!)

 

「フシギダネさん!ギリギリまで引き付けてください!」

 

フシギダネはリーリエを信じてイシツブテを引き付ける。どうやらリーリエはこの状況の打開策を見つけたようだ。

 

「もう少しです……もう少し……」

 

イシツブテの攻撃はどんどん近づいてフシギダネを捉えている。でも僕にはなんとなくリーリエの考えていることが分かる気がする。

 

「今です!ジャンプして躱してください!」

 

フシギダネはジャンプしてイシツブテの攻撃を避ける。するとイシツブテはその勢いのまま岩に激突し動きを止めてしまう。

 

「そこです!つるのムチ!」

 

イシツブテはもろにつるのムチを受けてしまい、そのまま地面に叩きつけられる。つるのムチは草タイプの技でイシツブテにとってはかなり効果の高い技だ。イシツブテは目を回し戦闘不能状態になっている。

 

「イシツブテ!?」

 

「イシツブテ、戦闘不能!フシギダネの勝ち!」

 

「戻れ!イシツブテ!」

 

審判の判定が下され、イシツブテはモンスターボールに戻される。

 

「中々やるな。でも次はこうは行かない!行け、イワーク!」

 

タケシが次に繰り出したのはイワークだった。さっきのイシツブテとは比べ物にならない大きさにリーリエも戸惑いを隠せないようだ。

 

「す、すごい迫力です……でも私は負けません!たいあたりです!」

 

「イワーク!しめつけるで動きを封じるんだ!」

 

フシギダネはイワークに向かって走るが、イワークの尻尾がフシギダネを囲み、そのまま締め付けてしまう。フシギダネも先ほどの戦闘でダメージが溜まっているようで抜け出す力は残されていない。

 

「フシギダネさん!?」

 

「そのまま叩きつけるんだ!」

 

フシギダネは抜け出すことが出来ず、そのまま叩きつけられてしまう。やはりそのダメージには耐えられずフシギダネは戦闘不能になる。

 

「フシギダネ戦闘不能!イワークの勝ち!」

 

「も、戻ってくださいフシギダネさん!お疲れ様でした。」

 

リーリエは力尽きたフシギダネをモンスターボールに戻す。リーリエの手持ちは残りロコン一体。イワークもダメージを受けていないから今は五分五分といったところか。

 

「……これが最後です。お願いします!シロン!」

 

『コォン!』

 

リーリエはロコンを繰り出す。手紙でも言っていたが、リーリエはロコンの事をシロンと名付けたらしい。リーリエ曰く、タマゴの時の白くてコロンコロン転がっていたからだとか。リーリエらしい可愛い名前を付けたよね。

 

「白いロコン?確か別の地方でそんなポケモンがいると噂を聞いたことがあるけどまさか……。だがバッジは簡単には渡せない!イワーク!いわおとし!」

 

「シロン!走って躱してください!」

 

イワークの周囲を細かい岩が飛び、その岩がシロンに向かい飛んでいく。シロンはその細かい岩を避けながらイワークを目指して走っていく。

 

「しめつける!」

 

イワークはシロンを締め付け身動きを取れなくする。このままではシロンもフシギダネの二の舞だ。リーリエはどうする?

 

「シロン!イワークさんに向かってこなゆき!」

 

イワークは顔にこなゆきを喰らってしまい思わずシロンを離してしまう。

 

「なっ!?氷タイプの技!?」

 

そうだ、氷タイプは地面タイプを持つイワークには効果抜群だ。岩タイプに弱いシロンでも、相手が氷タイプに弱ければ充分な対抗手段となる。

 

「続けてこおりのつぶてです!」

 

そしてすかさずこおりのつぶてを放つシロン。これにはたまらずイワークはダウンする。どうやら勝負あったようだ。

 

「イワーク戦闘不能!シロンの勝ち!よって勝者、チャレンジャーリーリエ!」

 

「や、やりました……私勝ちました!」

 

「イワーク、ご苦労様。ゆっくり休んでくれ。」

 

タケシはイワークを戻し、拍手をしながらリーリエに近づく。

 

「いいファイトだったよ。俺の完敗だ。」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

リーリエはタケシに頭を下げ感謝する。僕もリーリエを祝福しようと、観客席から降りてリーリエの元へと向かう。

 

「リーリエ、よくやったね。いいバトルだったよ。」

 

「シンジさん!私頑張りました!応援ありがとうございます!」

 

リーリエは僕に応援してくれたことへの感謝をする。初めてのジムで勝てたことがよっぽど嬉しいんだろう。リーリエはシロンと共に泣きながら喜んでいる。

 

「ジムリーダーに勝った証、グレーバッジを受け取るといい。」

 

「これがジムバッジ……ありがとうございます!グレーバッジ、ゲットです!」

 

タケシはジムバッジを差し出し、リーリエはそれを受け取る。これはリーリエの記念すべきトレーナーとしての最初の一歩だ。僕はロトム図鑑に写真を撮るようにお願いする。リーリエは嬉しさのあまりに気付いていないようだが、僕はキッチリとその瞬間を写真に収めておく。これも大事な一つの思い出になるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はジムバッジを見事に手に入れたことをお母様に報告することにしました。シンジさんも祝福してくれて嬉しい気分ですが、何よりお母様にも知ってもらいたいですので。

 

「お母様!私ニビシティのジムリーダに勝って見事にバッジを取ることが出来ました!」

 

『あら、そうなの?すごいじゃない!流石は私の娘ね。それともシンジ君がいてくれたからかしら?』

 

「僕は何もしていませんよ。これはリーリエの実力です。ルザミーネさんにも見せてあげたかったですよ。」

 

も、もう、シンジさんったら。そんなこと言われると恥ずかしいじゃないですか///。でもやっぱりシンジさんに褒められると凄く嬉しいですね。いつかシンジさんの隣に立てるくらいに立派なトレーナーになりたいですね。

 

『そうね、私もリーリエの晴れ姿は見てみたいわ。でも無茶はしちゃだめよ?体壊しちゃったら元も子もないんだから。』

 

「もう、分かってますよ。私もう子供じゃないんですから。」

 

『うふふ、そうね。それじゃあシンジ君、引き続き娘の事を頼むわね。』

 

「はい、任せて下さい。」

 

『じゃあまたね、また何かあったら連絡ちょうだい』

 

「はい!また必ず連絡します!」

 

そう言ってお母様は通信を切る。お母様とこんな風にまた親子の会話が出来るなんて夢のようです。それもこれもシンジさんがいつも私の事を助けてくれたからですね。シンジさんには感謝してもしきれません。

 

「ルザミーネさんも元気そうでよかったね。」

 

「はい!安心しました!」

 

私たちはお母様の元気そうな姿に安心して、次の街へと向かうことにした。シンジさんによると、次はハナダシティと呼ばれるところみたいです。そこにもここと同じくジムがあるようで、その前におつきみやまを越えなければならないらしいです。正直山を越えるのはあまり得意ではありませんが、シンジさんが一緒なら頑張れる気がします。がんばリーリエです!私!




取り敢えずジムはこんな感じで進みます。とは言え最初の挑戦だから半分試しですが。タケシの出番少なくてすんません。

まあ一番の不安はバトルの内容ですがね。ジムは挑戦者のレベルに合わせるらしいのでタケシさんも手加減してくれてます。タブンネ

最後にウルトラネクロズマの簡単な攻略法を載せときますね。色んな人が苦戦してるみたいなので。ネットで見た内容ですが。

1、ミミッキュをスーパーメガヤス跡地でゲットする(育てる必要はない)
2、どくどくをミミッキュに覚えさせる
3、ミミッキュでどくどくをネクロズマに撒く(外れたらリセット)
4、元気のかけらでミミッキュループor全員脳死守る連打
5、ネクロズマは勝手にタヒぬ

どくどくの技マシンはエーテル財団の船着き場?にて入手できます。多くの人はここで躓くようですが、主はブラッキーに頑張ってもらって倒しました。応援ポンTUEEEEEEEEEE!!とか言いながら。

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