ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

20 / 223
前回の宣言通り続き投稿です。そして二話目から早速サブタイトルが思いつかなかった……メンゴ。

にしてもUSUMのストーリーマジで神。難易度はそれなりに高かったけど、ほとんどニンフィアが無双してくれたので特に問題は無かったです。毒毒入手後はブラッキーも活躍の場が増えたし、とける覚えてからもシャワーズが扱いやすくなったので比較的楽に進みました。

そして安定のピンクファッションでフリーに潜ってます。初戦は見事勝利しましたが、勝率で言えば五分五分ですね。アーゴヨンが結構厄介と言うか、大分刺さってる感じあります。スカーフ型が殆どみたいだから、サンダースだけじゃ対処が厳しい。遭遇率も高いからチョッキグレイシアも採用の余地ありかな……。あっ、どんな環境になってもニンフィアは外しません。


ニビシティ到着!二人の旅立ち!

僕とリーリエはトキワの森で無事に再会した。案の定リーリエはトキワの森で迷子になっていたようで、僕はその解決策を考える。そして一つの結論に至った。

 

「リーリエって確かフシギダネを貰ったんだよね?」

 

「え?はい、そうですけど……」

 

「だったらフシギダネに案内してもらうといいよ。フシギダネは草タイプだから森についても詳しいはずだし」

 

「なるほど!その手がありましたか!」

 

リーリエはフシギダネをボールからだす。

 

「フシギダネさん、この森から出たいのですが案内をお願いできますか?」

 

フシギダネは返事をして頷くと、その場で振り向いて歩き始める。木々のにおいや風の向きで出口がどこか分かるようだ。

 

「恥ずかしいですね、こんなことに気付かないだなんて」

 

「最初は誰だってミスするものだよ。僕も昔は色んなところで戸惑って困ってたこともあったからね。」

 

「え?シンジさんもですか?」

 

僕は自分が旅に出た時のことを少しリーリエに語る。ポケモンを怒らせてしまい襲われてしまったこと、見たことのないポケモンに興奮していたら木にぶつかってしまったこと、他にも様々なことがあったが語るときりがないくらいだ。恥ずかしい思い出でもあるが、僕にとってはそれも一つの思い出であり、いい経験だったと思っている。

 

「シンジさんも昔は色々あったんですね。」

 

「うん。僕も旅に出た時は未熟者だったからね。今でも完璧には程遠いし、まだまだこれから成長しなきゃって思ってるよ。」

 

「そんな!シンジさんは全然未熟者じゃないですよ!少なくとも私にとってはかっこいい素敵な方です!」

 

リーリエが僕の事をそう評価してくれる。でも面と向かって言われると照れちゃうな。リーリエも今のセリフに恥ずかしくなったのか、赤くして顔をそらしてしまう。

 

「ご、ごめんなさい……急に変なことを言ってしまって……」

 

「う、ううん。恥ずかしかったけど嬉しいよ。ありがとう、リーリエ。」

 

「シンジさん……」

 

リーリエはまた僕に笑顔を見せて手を繋いでくる。やっぱりリーリエの手は柔らかくて凄く温かい。それに笑顔もあの時と一つも変わっていない。あの時のままだ。僕がリーリエの事を好きになったあの時となにも……いや、もしかしたらその時以上に輝いているかもしれない。

 

僕とリーリエはフシギダネについて行き森の外へと出る。トキワの森を抜けるとその先はニビシティだ。そこで少し休もうと僕たちはニビシティに目指す。

 

僕たちはニビシティへと到着すると、すぐにポケモンセンターに立ち寄ることにした。日もだいぶ沈んできたし、今日はここで泊まろうと判断する。ただここで問題になるのは……

 

「部屋……どうしようか……」

 

そうだ、泊まるための部屋をどうするかだ。二人部屋を取ってもいいのだが、男女一組が一つの部屋に泊まるというのはどうなのだろうか。そこでリーリエが先に口を開く。

 

「私……シンジさんと一緒ならいいですよ///」

 

リーリエはそう言ってくれた。僕もリーリエの言葉がすごく嬉しくて、リーリエの照れた顔に逆らえずに一緒の部屋で泊まることとなった。幸いにもベットは二つあったので助かった。この状況で一緒のベットなんて言ったら、僕は自分の気持ちを抑えることが出来なかったかもしれない。

 

「すいませんが先にシャワー浴びさせていただきますね」

 

「うん、ゆっくりしていいよ」

 

リーリエは女の子だから早くシャワーを浴びたかったのだろう。男としてはこの状況で落ち着くというのは少々無理がある。好きな人が隣でシャワーを浴びていると尚更だ。

 

「ただいま上がりました」

 

リーリエがシャワーを浴び終わって浴室から出てくる。しかし僕はそのリーリエの姿を見て見惚れてしまった。それもそうだろう。髪は濡れていてどことなく色気が出ているというかなんというか……。更にリーリエも今は薄着に着替えているので余計意識してしまう。今まではこんなことなかったのになぜだろうか……。

 

「シンジさん?どうかしましたか?」

 

「い、、いや!?なんでもないなんでもない!ぼ、僕もお風呂入ってくるね!」

 

リーリエが僕の顔を覗き込みながら僕の様子を尋ねてくる。僕は恥ずかしさのあまり逃げるようにして浴室に入る。これ以上リーリエと一緒にいると別の意味で変になってしまいそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジさんさっきはどうしたのでしょうか?顔がすごい赤かったですけど……。もしかしたら私の姿に見惚れてくださっていたとか?

 

「……それは考えすぎですかね。でも……もしそうだったら嬉しいです……。」

 

私はシンジさんの心情を心の中で考えていた。私はシンジさんと島巡りの時に少しだけ旅をしましたけど、その時からシンジさんにはお世話になりっぱなしでした。そして私なんかには勿体ないくらいに優しくて、それでいてカッコ良くて……だからこそ私はシンジさんに惚れたんだと思います。この感情は絶対に他の人に抱くことはないのだろうと思いながら。

 

シンジさんもお風呂から上がり、疲れていた私たちは眠りにつくことにした。しかし、私は今困ったことになってしまいました……。

 

「スー……スー……」

 

ど、どうしましょう。シンジさんの寝顔が近くて眠れません///。一緒の部屋でいいと言ったのは私ですけどまさかこんな状況なってしまうとは……。

 

「……リーリエ……」

 

「ひゃ、ひゃい!?」

 

私はシンジさんに突然名前を呼ばれて驚きのあまり変な声をあげてしまう。ま、まさか起きているのでしょうか……。

 

「……リーリエは……僕が守るから……」

 

「え?」

 

「だい……すきだよ……」

 

「……シンジさん」

 

どうやら寝言のようでした。起きていなくて良かったですけど、夢の中で私の事を見てくださるなんて……。一体どんな夢を見ているのでしょうか。夢の中でも私と一緒に旅をしてくれているのでしょうか。……ふふ、それなら私も嬉しいですね。私、この人の事を好きになってよかったです!

 

私はきっといい夢が見られるのだろうと思い、安心して眠りについた。シンジさんがこれからもずっと傍にいてくれるのならもう怖いものは何もないと。絶対に楽しい旅になりますよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~翌日~~~

 

「シンジさん!朝ですよ!起きてください!」

 

「んん……ふえ?リーリエ?もう朝なの?」

 

僕はリーリエが起こしてくれてようやく目覚めることができた。正直僕は一度寝ると中々起きられず、目覚めが非常に悪いのだ。リーリエが起こしてくれなければいつまで寝ていたか見当がつかない。

 

「シンジさん、すっかりお寝坊さんですね。」

 

「あはは、ごめんごめん。僕寝起きが悪くてなかなか起きられないんだよね」

 

「ううん、別にいいですよ。だ、だって……シンジさんの寝顔が見られましたから///」

 

「え?」

 

リーリエは顔を赤くしながらそう言う。僕の寝顔見られてたのか、それって結構恥ずかしいような。

 

「へ、変な寝顔してなかった?」

 

「全然です!可愛い寝顔でしたよ///」

 

「っ///」

 

可愛い寝顔って……一体僕はどんな顔をして寝ていたんだ!?変な寝言も言ってないよね!?もしそうだったら僕どうしていけばいいの!?と、取り敢えず顔を洗ってスッキリしよう!うん、そうしよう!

 

「ぼ、僕顔を洗ってくるよ!」

 

「あっ、シンジさん!そんなに慌てたら!」

 

僕は恥ずかしさのあまり焦ってしまい、シーツで足を滑らせてしまう。寝起きと言うこともあり、突然の事に僕もリーリエも対応しきれなかった。

 

「うわっ!?」

 

「ひゃっ!?」

 

僕はリーリエの方に倒れこんでしまう。僕は早くどかなきゃと思い目を開ける。すると……

 

「っ/////////」

 

「////////////」

 

僕はリーリエを押し倒す形でベットに倒れこんでいた。こ、この状況は流石にマズイ。このままじゃ僕も理性が保てなくなってしまう。僕はそう思いすぐにリーリエから離れる。

 

「ご、ごめん!」

 

「あっ、い、いえ///き、気にしないでください///」

 

う~、なんて失態をしてしまったのだろうか……。こんなことは早く忘れなければ顔が爆発してしまいそうだ。

 

僕は顔を洗い、さっきの事を忘れようとする。でもあの時のリーリエの顔を思い出すと中々忘れることができない。まさかこれが俗にいうラッキースケベというやつなのだろうか……。

 

僕たちはその後食堂に行き朝ごはんを食べる。互いにさっきの事が忘れられないのか、顔を合わすたびに逸らしてしまう。な、なんとか会話を持ち出さなければ。そ、そうだ!

 

「り、リーリエはこの旅で何かやりたい事でもある?」

 

「や、やりたい事……ですか?」

 

僕はリーリエにこれから何をしたいのかを尋ねてみた。よし!なんとか会話を作ることができたぞ!

 

「そうですね、やっぱりシンジさんみたいに強いトレーナーになってみたいです。」

 

「僕みたいに?」

 

「はい、シンジさんはすごく強くて、お母様の野望を止めただけでなく、アローラのチャンピオンにまでなって、そしてあの守り神であるカプ・コケコさんに勝ってしまうほどのトレーナーです。私はそんなシンジさんに憧れて、そして今まで守っていただきました。ですから今度は私もなにかを守ってあげれるようになりたいんです!」

 

リーリエは真っ直ぐな眼差しで僕の事を見つめてくる。リーリエはそんな思いで旅に出たんだね。じゃあ僕もリーリエのために力になってあげなきゃ!

 

「だったらジム巡りなんてどうかな?」

 

「ジム巡り……ですか?」

 

「うん。このニビシティにもあるんだけどね、カントー地方には多くの街にポケモンジムが用意されているんだ。そのポケモンジムではそれぞれのタイプに精通したジムリーダーたちがいて、バトルをして勝利するとジムバッジが貰える。それを8つ集めるとセキエイリーグで同じく勝ち抜いてきた多くのトレーナーたちと戦うことができるんだ。」

 

リーリエは僕の話を興味深そうに真剣に聞いてくれている。

 

「私にも出来るのでしょうか……」

 

「初めは誰だって強くなんかないよ。僕もジム戦で何度も負けたりしたこともあった。でも諦めずに再挑戦したら勝ち上がることができたんだ。みんな最初からのスタートなんだから自信を持っていいよ。」

 

僕は不安そうにしているリーリエに励ましの言葉をかける。するとリーリエは迷いがとれたように、僕の眼を見て決意を告げる。

 

「私……ジム巡りに挑戦してみます!」




非シリアス展開を目指してみましたが正直難しいです……。取り敢えずカントー編は二人がイチャイt……旅しながらリーリエが成長できるよう描けたらいいかなと思ってます。基本主人公はアドバイスがほとんどになる可能性がありますが。

それはそうと早速バトルツリーシングルで50連勝しましたが、カプ神が強すぎてヤバイ。パーティはテテフ、ブルル、メガギャラでやりました。意外と安定したみたいで一回目の挑戦で突破出来ました。テテフにスカーフ持たせればクロバットも重くないよ!やったねたえちゃん!

そしてリーリエとのマルチも楽しいですね。リーリエ生存ルートだけでも嬉しいのにマルチバトルも用意してくれるとか、ゲーフリと原作ロトム図鑑有能アニポケロトム図鑑無能。

そして今日のアニポケではがんばリーリエが登場するよー!原作主人公がいないから代わりにグラジオがエスコートするみたいですね。これからの展開も期待です!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。