ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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今回はかなり短いです。試練までの間の話として書きたかったんですが内容が思いつかずかなり薄い話になってしまいました。

ポケモンの新シーズンも早く手つけたいし、手抜きみたいで申し訳ない(´・ω・`)

シンジ君いないとなんか話広げるの難しく感じるのはなんででしょう……。


ヴェラ火山到着、炎の試練までの道

先日、ロイヤルドームにてお兄様、ヨウさん、ハウさんとロイヤルバトルを経験した私、リーリエ。現在次の目的地であるカキさんの試練の行われるヴェラ火山の麓までやってまいりました。

 

「これがヴェラ火山、ですか。」

 

私はそのヴェラ火山を見上げます。カントー、ジョウトの間に位置するシロガネ山に比べれば険しさはなさそうですが、ここは火山地帯。火山の麓にいるだけでもその熱さが感じてしまうほどです。

 

因みにこのヴェラ火山の麓はヴェラ火山公園、と呼ばれているそうです。公園と言っても一般的な公園みたいにブランコなどの遊具があるわけではなく、どちらかと言うと広場みたいななだらかな場所で、カラカラさんやガルーラさんみたいな炎タイプではないポケモンさん、それからヒノヤコマさんみたいな空を飛ぶ野生のポケモンさんが生息しています。

 

その他にも、島巡りに挑戦していない方々が観光に来ている姿も見られます。ガイド役の方に案内されていたり、カメラで自然の様子やヴェラ火山を撮影している姿も見えます。見たところ、観光に来ている方々のほとんどは別の地方からいらっしゃっている方々だと思われます。

 

『コォン……』

 

シロンも暑さにやられてかいつもより元気のない声を出しています。シロンは氷タイプなので暑さは苦手なのでしょう。

 

「ここまでありがとうございました、シロン。あとはゆっくり休んでください。」

 

自分が方向音痴なためここまで道案内を頼んでいた私ですが、流石にこれ以上無茶させるわけにもいかないので、一度モンスターボールに戻してシロンを休ませてあげることにしました。

 

「ロトム図鑑さんも、暑かったら無理しなくていいですからね?」

『確かに暑いロ。ケド、普通のポケモンに比べればボクは図鑑だから大丈夫だロ!それにリーリエを一人にすると、火山の中に落ちないか心配だロ。』

「いや、さすがにそれは……」

 

……否定したかったですが、ロトム図鑑さんの言葉に私は否定することができませんですが。さすがに私がいくら方向音痴とは言え、火山の中に落ちることはない、と思います。……タブン

 

「すみませーん!」

「え?は、はい。私ですか?」

 

私がロトム図鑑さんとそんな話をしていると、突然男女二人組の方たちに声をかけられました。見たところカップルで観光にきた、というところでしょうか。

 

「島巡りのトレーナーですよね?」

「は、はい、そうですけど……」

「一緒に写真をとってもらってもいいでしょうか!」

 

そう言って私と写真をとることを迫ってきました。突然のことに戸惑った私ですが、写真ぐらいだったら別にいいだろう、と思い承諾しました。

 

島巡りはアローラ地方でのみ行われている独自の文化です。他の地方の方々からすればやはり珍しいのでしょう。私がその二人と写真撮影をしていると、他の観光客の方々からも同じようにお願いをされてしまいました。

 

最初は写真をとるだけならいいだろう、と思っていましたが、さすがにこんなに写真撮影を頼まれてしまうと、疲れる云々の前にどうしても恥ずかしさが沸いてきてしまいます。

 

しばらくして観光客の方々からの写真撮影は治まり、私も一息つくことができました。

 

「お疲れ様です、島巡りのトレーナーさん。」

「あっ、えっと、あなたは?」

 

そんな私に労いの言葉をかけつつ、一人の女性が近付いてきました。見たところ観光客の方とは違うようですが……。

 

「私は島巡りのトレーナーさんを案内する専門のガイド三姉妹の一人です。本日は私が、カキさんの試練の場所に案内させていただきます。」

「は、はい!よろしくお願いします!」

 

どうやら専門のガイドさんだったようです。ヴェラ火山は他の試練に比べ道のりが険しく、人によっては迷ってしまったり、火山という事もあり危険も伴ってしまうためこうしてガイド役の方が案内してくれるのだそうです。

 

『ビビッ!専用のガイドさんがいるならボクが案内するより安心ロ!リーリエのお言葉に甘えて、ボクは少し休ませてもらうロ!』

 

そう言ってロトム図鑑さんは私の懐へと潜って休息をとることにしました。

 

「ヴェラ火山はアローラの観光地の中でも人気が高くて、こんな感じで観光客がよく集まるんです。島巡りのトレーナーさんも珍しいみたいで、写真撮影をお願いすることも日常茶飯事なんですよ。」

「そ、そうなんですね。」

「では、早速ヴェラ火山内部に入っていこうと思います。はぐれない様に、しっかりと付いてきてくださいね。」

 

私はガイドさんの指示に従い、ヴェラ火山の中へと入っていくことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、暑いです……」

「火山ですからね。頂上までもうすぐですので、頑張ってください。」

「は、はい……」

 

アローラの気候以上に厳しい暑さの中、私はガイドさんの案内に従いついて行きます。そこまで時間は経っていないはずですが、あまりの暑さのため非常に長い時間ヴェラ火山内部を彷徨っているような錯覚をしています。

 

ガイドさん曰く、出来る限り近道かつ気温が高くない場所を選んで進んでくれているのだそうです。それにしてもガイドさんは慣れているのか、私に比べて殆ど疲れを見せていません。よほどこの道に慣れているのでしょう。さすがというべきでしょうか。

 

「ほら、出口が見えてきましたよ。」

 

私はガイドさんの指さした方角を見てみます。その方角には出口の光が見えました。暑さのあまりいつもの旅以上に疲労が出ている気がします。

 

私はようやく目的地にたどり着いたあまり、思わずため息をついてしまいました。正直別の意味でここまで厳しいものだとは思っていませんでしたし……。

 

「ふぅ……ようやく外に出られました……。」

 

私は外に出た勢いでそのまま大きく息を吸い込みました。外の空気はいつも以上においしく、アローラの温暖な気候も今では逆に涼しく感じてしまうほどでした。

 

「お疲れ様でした。慣れない山道と暑さでお疲れでしょうし、カキさんの試練の前にここでお休みください。」

「はい、そうさせていただきます。」

 

私としても流石にこの調子でぬしポケモンさんと戦うと実力を発揮できずにやられてしまいそうな気がするので、ガイドさんのお言葉に甘えて休ませていただくことにしました。




もう少し話を伸ばすつもりでしたがあまりにグチャグチャになってしまったのでカット。やはりスランプ状態です。折角新しく嬉しい感想いただいたのに、やる気が空回りした感じで不甲斐ない。

しかも次回はあのカキさんの試練だし、どう表現するかまだ決まってないです。でもあれ色んな意味で人気だし、見たい人も多いだろうなぁ……。次回までにどうにかしよう……。

謝罪ついでに現状この小説のトレーナーの強さの並びを公表しておきます


???>????>各地方チャンピオン≧シンジ>四天王(アローラ含む)>グラジオ≧しまキング、クイーン及び各地方ジムリーダー(本気)>リーリエとそのライバル


現状ではこんな感じです。ククイ博士とかキャプテン、プルメリ姉さんみたく明確な対戦描写がない人はまだ含んでません。

リーリエとライバルたちは強さが頻繁に上下するため現状は同じランク帯にしておきます

あっ、プリコネでラビリスタさんゲットしました

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