ポケットモンスターサンムーン~ifストーリー~《本編完結》   作:ブイズ使い

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今回はバトルロイヤル回でございます。

にしても最近2週間に1回の投稿になってない?……こんなん詐欺や!

因みに今回はリーリエグラジオ兄妹の話を中心に少しだけ動きます。


バトルロイヤル!リーリエVSヨウVSハウVSグラジオ!

私は2年前の時にお世話になったハプウさん、そしてウルトラ調査隊のダルスさん、アマモさんと再会し少し会話をして分かれた後、その近くにて大きなドーム状の建物があるのが見えました。

 

なんだろう、と気になった私はその人込みに近づきました。すると突然、まるで地響きのような歓声が沸き上がり、思わず驚いてしまいました。

 

「な、なんなんでしょうか?」

『あれはきっとロイヤルドームでバトルロイヤルをやっているんだロ!』

「ろいやるどーむ?ばとるろいやる?」

『リーリエ、知らないロ?このロイヤルアベニューにあるロイヤルドームでは、バトルロイヤルと呼ばれるポケモンバトルができるんだロ!』

 

ロトム図鑑さんの口(?)から聞きなれない単語が耳に入ってきました。バトルロイヤル、なんだかチラッとだけなら聞いたことがある気がしますが、少し気になる、と言うかなんだか面白そうな響きです。

 

「折角ですし寄ってみましょうか」

『リーリエがそう言うならボクに異論はないロ!』

 

ロトム図鑑さんと話して、私はロイヤルドームへと立ち寄ってみることにしました。しかし、そのロイヤルドームの前に、とても見覚えのある人物の姿がありました。

 

私はその人物の正体が分かり、すぐに近づいて確認しに行きました

 

「やっぱりお兄様!」

「ん?ああ、りーリエか」

 

その人物は紛れもなく私の兄であるグラジオお兄様でした。お兄様は私の存在に気が付くと、振り向いて反応してくださいました。

 

「ここにいる、という事は島巡りは順調のようだな」

「はい!無事にスイレンさんの試練も突破できました!」

「……ふっ、そうか、成長したな。」

 

少し前までのお兄様では見せなかった笑顔を私に向けてくれました。その笑顔は、まるで私とお母様、家族三人で暮らしていたあの頃の無邪気な笑顔に似ていました。

 

「ところでお兄様はどうしてここに?」

「ああ、先日、母様……ルザミーネ代表がエーテル財団に戻ってきてな。」

「お母様が!?」

 

私の驚きの声にお兄様は頷いて返事をしました。後から行く、とは言っていましたが、まさかこんな突然アローラに戻ってくるとは思っていませんでした。

 

「戻ってきた代表が、エーテル財団を再び引き継いでくれるそうだ。昔に比べれば少しやつれてはいるが、あの件を乗り越えることのできた今の……母様なら安心できる。」

「そうだったのですか。それならよかったです!」

「それもこれも、お前のお陰だな。」

「そ、そんな!私は何も!全部……シンジさんのお陰です。お母様を……私たち家族を救ってくれたのですから。」

「……ああ、そうだな。」

 

そうです。シンジさんがアローラに来てくれたから、私たち家族は救われました。

 

シンジさんは私たち家族を救い、アローラの危機を救い、今ではチャンピオンとしてこのアローラに存在しています。

 

私たちやアローラのトレーナーたちにとって、憧れであり、英雄のような存在でもあります。感謝してもしきれない程です。だからこそ、私は……。

 

「それで、俺がここに来た理由だが……」

「おう!来たな!グラジオ君!」

 

お兄様がここに来た理由を話そうとすると、ロイヤルドームから仮面をつけた男性の方が出てきて、お兄様の名前を呼びました。

 

「……このロイヤルマスクに呼ばれてきた。」

「ロイヤルマスクさん……ですか?」

 

そうして私はロイヤルマスクと呼ばれた方に目を向けた。しかし、私的にはどう見ても……。

 

「えっと、ククイ博士……ですよね?」

「違う!私はロイヤルマスクだ!」

「え?で、でも、お鬚とか、体格とか、肌の色とか、どう見てもククイはか――」

「ロイヤルマスクだ!!」

「あっ、はい……」

 

私の指摘も強引に押し切られてしまい、あまりの威圧に私はそう答えるしかありませんでした。

 

「あれー?リーリエ!それにグラジオだー!」

「二人とも、ロイヤルドームに用事なのか?」

 

背後から聞きなれた声が聞こえ、私とお兄様は振り向きました。するとそこには、ハウさんとヨウさん、二人の姿が目に入りました。

 

「ヨウとハウか。また二人一緒なのか。」

「いつも一緒なわけじゃないよー」

「たまたまそこで合流してな。折角だから一緒にロイヤルドームの見学でもしようと思ってな。」

 

どうやらお二人はこのロイヤルドームの見学に来たようです。私もついでなので一緒に見学しようかと思った矢先、くく……ロイヤルマスクさんから1つの提案が出されました。

 

「よし、折角四人が揃ったのだから、全員でロイヤルバトルをしてみないか?」

「おー!それいい考え!さっすがククイ博士ー!」

「ロイヤルマスクだ!!!」

 

ハウさんは無邪気な笑顔を浮かべて容赦なくククイ博士の名前を口にしました。悪気はない、と思います。

 

それにしても、正直その変装ではバレバレです、ククイ博士……。

 

「このメンバーでロイヤルバトルか……なんだか面白そうだな。」

「ふっ、元よりそのつもりできた。誘いに乗るさ。」

 

ハウさんだけでなく、ヨウさん、それにお兄様も乗り気のようです。かく言う私も、正直うずうずしています。トレーナーとしての性は抑えきれないみたいです。

 

「私ももちろん構いません!よろしくお願いします!」

「うむ!では四人とも、ついてきたまえ!」

 

私たちはロイヤルマスクさんの案内により、ロイヤルドームの奥へと進んでいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『みんなぁ!ポケモンバトルエンジョイしているかぁ!』

『わああああああああああ!』

 

『ロイヤルバトルが好きかぁ!!』

『わああああああああああああああああ!』

 

『オーバーヒートするほど熱く燃え上がるバトルが見たいかぁ!!!』

『わあああああああああああああああああああああああ!』

 

『今日はこの私、ロイヤルマスクが組んだミラクルマッチ!島巡りのトレーナー四人によるロイヤルバトルを開催する!みんなぁ!滾るバトルを更に盛り上がらせてくれよ!』

 

ロイヤルバトルのバトルフィールドへと続くこの渡り廊下にて、ロイヤルマスクさんに言われ私は待機しています。現在、ロイヤルマスクさんの演説により会場の盛り上がりは最高潮です。

 

聞いた話では、ロイヤルマスクさんはこのロイヤルドームにおいて最も人気のあるトレーナーなのだそうです。チャンピオンであるシンジさんみたいな立ち位置とか言えばいいでしょうか。

 

それにしてもこの廊下にまで聞こえるほど、地響きが鳴るかのような大歓声が響き渡っていると、リーグとはまた違った緊張感が伝わってしまいますね。

 

ですが、不思議と足が震えたりはしていません。今までの経験で慣れてきたから、でしょうか?それとも……

 

(トレーナーだから、ですかね?)

 

私は心の中でそんなことを考えていると、ロイヤルマスクさんの声が耳まで届いてきました。

 

『それでは紹介しよう!今回バトルロイヤルに参加してくれた、トレーナーの諸君の登場だ!』

 

「出番、ですね!」

 

私はそう決意をし、フィールドまで足を進めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちはロイヤルマスクさんの紹介に続き、一斉にバトルロイヤルのフィールド、舞台に上りました。

 

『順番に名前を紹介しよう!赤コーナー、ヨウ!青コーナー、グラジオ!緑コーナー、ハウ!そして黄コーナーは紅一点、リーリエ!さあみんな!リーグ戦にも負けない、燃え滾るバトル!よろしく頼むぜぇ!』

 

ロイヤルマスクさんがそう宣言すると、一気に会場の盛り上がりが爆発し、更に歓声が大きく鳴り響きました。正直耳が痛くなるほどです。

 

「……ロイヤルマスクが折角盛り上げたんだ。俺たちも早速始めよう!行くぞ!ルカリオ!」

『バウ!』

 

お兄様がそう言って繰り出したのは相棒のシルヴァディさんではなく、ルカリオさんでした。ロトム図鑑さんが、ルカリオさんの詳細を説明してくれます。

 

『ルカリオ、はどうポケモン。かくとう・はがねタイプ。相手の波動をキャッチすることで、感情や居場所が分かる。相手の気持ちが分かるため、正しい心のトレーナーにしか懐かない。』

 

「おれは新しく捕まえたこのポケモンだよー!」

『オォン!』

 

『オンバット、おんぱポケモン。ひこう・ドラゴンタイプ。真っ暗な洞窟で暮らし、超音波を大きな耳から放つ。オンバットの超音波は、20万ヘルツと言われている。』

 

ハウさんのポケモンさんはオンバットさんですか。いつの間にかゲットしていたのですね。私の記憶では、結構レアなポケモンさんだったはずですが。

 

「じゃあ俺はこいつだ!頼むぞ!ピカチュウ!」

『ピッカチュウ!』

 

ヨウさんは以前のキャンプの際に仲間にしたピカチュウさんでした。あの時に比べ、ピカチュウさんの顔が凛々しく感じます。実力も相当上がっていることでしょう。

 

「では私は……!」

 

私はモンスターボールを手に取り、フィールドに投げようと構えました。しかしその時、別のモンスターボールが勝手に開き、他のポケモンさんがフィールドに立っていました。

 

『ピィ!』

「えっ!?ピッピさん!?」

『ピッピ!ピィ!』

「ダメですよピッピさん。これは遊びじゃなくて、バトルなんですから。いい子なので、ボールに戻ってください。」

『ピィ!ピィピ!』

「え?自分がやりたい、ですか?」

『ピィ!』

 

私の言葉にピッピさんは頷いて返事をしました。私的にはあまり戦わせたくはありませんが、出てしまった以上仕方ありませんね。

 

「分かりました。でも、無理はしないでくださいね?」

『ピッピ♪』

 

ピッピさんの意思を尊重し、私はピッピさんでそのままバトルロイヤルに挑むことにしました。それを見たロイヤルマスクさんが口元を緩め、準備完了とみなして試合開始の合図を宣言しました。

 

『それではバトルロイヤル!開始!』

 

「先手必勝!ピカチュウ!ルカリオにでんこうせっか!」

『ピッカァ!』

「甘い!バレットパンチで迎え撃て!」

『バウッ!』

 

ピカチュウさんのでんこうせっか、ルカリオさんのバレットパンチがフィールド中央で激突します。その瞬間、ルカリオさんの波動の力が辺りに広がり、ピカチュウさんはパワー負けをして反射されました。

 

「くっ、やっぱり手強い!」

「おっと!おれたちのことも忘れないでよー?オンバット!エアカッター!」

『オォン!』

「忘れてなんかないさ!ピカチュウ!アイアンテール!」

『ピッカ!』

 

オンバットさんのエアカッターがピカチュウさんを切り裂こうとしますが、ピカチュウさんは逆にその攻撃をアイアンテールで防ぎました。

 

「リーリエ!よそ見をしている場合じゃないぞ!はどうだん!」

「っ!躱してください!」

『ピィ!』

 

私はお兄様の声でハッとなり、ルカリオさんのはどうだんを回避しました。

 

これはバトルロイヤル。全員が敵なのですから、相手をじっくり観察している余裕はありませんでした。

 

「バレットパンチ!」

『バウ!』

 

「ムーンフォースです!」

『ピッ!?』

 

ピッピさんはムーンフォースを準備しますが、ルカリオさんの動きがあまりに早すぎて攻撃が間に合わず撃ち落とされてしまいました。

 

「次はピカチュウにはどうだん!」

「でんこうせっかだ!」

『ピッカァ!』

 

ルカリオさんのはどうだんをピカチュウさんはでんこうせっかで回避し、持ち前の素早い動きで急接近しました。

 

しかしその瞬間、ルカリオさんは目を瞑り神経を集中させました。

 

「……かわせ!」

『バウ!』

 

そしてお兄様の指示に従い、ピカチュウさんの攻撃を瞬時に回避しました。その反応に対してピカチュウさんは驚いていましたが、その後……

 

『ピッカァ!?』

「なっ!今の攻撃は!」

 

横から別の攻撃がピカチュウさんに直撃しました。その攻撃の正体は、オンバットさんのエアカッターでした。

 

「へへー、これはバトルロイヤルだからねー。こういう戦術も、有効なんだー!」

「くっ、これはやられたな。ピカチュウ、まだ立てるか?」

『ピカ!』

 

お兄様のルカリオは、横からオンバットさんの攻撃が接近していることを読んで回避したようです。ルカリオさんもオンバットさんの波動を感知し、回避行動に移ったのでしょう。

 

「ふっ、中々悪くない戦いだ。だが、もうそろそろ終わらせる!ビルドアップ!」

『バウッ』

 

ルカリオさんはビルドアップで自身の筋力を増加させ、攻撃力と防御力を上昇させました。すぐに決着させるつもりでしょう。

 

「ですがそうはさせません!ルカリオさんにムーンフォースです!」

『ピィ!』

「ピカチュウも10まんボルトだ!」

『ピカァ!』

「オンバット!かまいたち!」

『オン!』

 

ピッピさんのムーンフォース、ピカチュウさんの10まんボルト、オンバットさんのかまいたち、3つの攻撃が一斉にルカリオさんへと目掛け放たれます。しかし、ルカリオさんは目を瞑った状態で両手に2本の骨を生成しました。

 

「ルカリオ!ボーンラッシュ!」

『……バウッ!』

 

ルカリオさんはボーンラッシュの激しい連撃で、私たちの攻撃をあっさりと解除してしまいました。ビルドアップの能力アップもあって、威力がかなり上がっているようです。

 

「ピッピさん、ここは仕方ありません。ゆびをふるです!」

『ピィ!』

 

ピッピさんは規則正しい振り子運動のように指をふり始めました。どの技が出るか分からないため殆ど博打ですが、この際仕方ありません。

 

「させるか。ルカリオ!バレットパンチ!」

『バウ!』

「ピカチュウ!ルカリオにでんこうせっか!」

『ピッカチュ!』

『バウッ!?』

「くっ!」

 

ピカチュウさんのでんこうせっかがルカリオさんの動きを止めてくれました。その妨害に対し、お兄様は苦い顔をしました。

 

ルカリオさんはピカチュウさんのでんこうせっかを腹部に受けましたが、軽い身のこなしで受け身をとり、ダメージを最小限に抑えました。

 

「でもそうかんたんにさせないよー!ハイパーボイス!」

『オォォォン!』

 

オンバットさんのハイパーボイスが全域に広がります。ハイパーボイスは相手全体に攻撃する技です。ピカチュウさんにルカリオさん、それに私のピッピさんにも影響が現れます。

 

その時、ピッピさんのゆびをふるが完了し、ピッピさんが光り始めました。

 

するとピッピさんから冷え切った風が吹き、フィールド全体を包み込みました。これは氷タイプの技、こごえるかぜです。

 

こごえるかぜがオンバットさんのハイパーボイスと衝突し、フィールドを包み込みました。これで視界も見え辛くなってしまいました。

 

「……ボーンラッシュ」

 

ふとお兄様の方からそう声が聞こえ、気が付いたときには爆風が晴れると同時にピカチュウさんが吹き飛ばされていました。

 

「なっ!?ピカチュウ!」

『ピィカ……』

 

ピカチュウさんは戦闘不能状態となっていました。ですがその後、私は攻撃しなくてはと焦り、ピッピさんに攻撃の指示を出しました。

 

「ピッピさん!ムーンフォースです!」

『ピィ!』

 

ピッピさんはムーンフォースでルカリオさんに攻撃しました。しかし……

 

「弾き返せ!」

『バウッ!』

 

ルカリオさんはボーンラッシュを使い、ムーンフォースをあっさりと弾き返しました

 

『ピィ!?』

 

その弾き返されたムーンフォースはピッピさんに直撃し、ピッピさんはその衝撃で吹き飛ばされてしまいました。

 

「ピッピさん!」

 

私は慌ててピッピさんを受け止め、ピッピさんへの衝撃を抑えました。

 

「大丈夫ですか?」

『ピィ……♪』

 

ダメージはあるようですが、笑みを浮かべる程度の余裕はあるようです。どうやら、ピッピさんは充分満足してくれたみたいです。

 

「はどうだん!」

『バウゥ!』

 

そしてルカリオさんのはどうだんが放たれ、その攻撃に直撃したオンバットさんはそのままダメージに耐えられずに墜落しました。

 

「オンバット!」

『オォン……』

 

オンバットさんも戦闘不能になってしまったみたいです。その瞬間、バトルロイヤルの勝者が決定しました。

 

『そこまで!勝者はグラジオとルカリオ!みんなぁ!健闘したトレーナーとポケモン達に、盛大な拍手を!』

 

ロイヤルマスクさんの言葉と同時に、観客の全員が拍手の雨を降らせました。負けはしましたが、その拍手で私は温かい気持ちになることができました。

 

『これにて本日のバトルロイヤルは終了とする!参加してくれたトレーナーたちに、もう一度拍手喝采を送ろう!』

 

そうして私たちはみんなの拍手の雨を浴びながら、バトルロイヤルのフィールドを後にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな!今日は協力してくれてありがとう!おかげで観客の皆が盛り上がってくれた!」

「いえ、私たちもいい経験ができました。こちらこそ、ありがとうございました!」

 

私はロイヤルマスクさんに頭を下げて感謝の言葉を伝え、またいつか来ますと伝えました。その時、ロイヤルマスクさんは今度は自分とも戦おうと言ってくださいました。

 

「では俺たちもこれで失礼します。」

「またねー!ククイ博士ー!」

「うむ!またな!それと、私はロイヤルマスクだ!!」

 

最後まで相変わらずでしたけど……。

 

「リーリエ。」

「あっ、お兄様!」

 

私はヴェラ火山への道のりを進んでいると、お兄様がその先で待ち構えていました。

 

「今日お前と戦って、分かったことがある。」

「分かったこと、ですか?」

「まだまだ甘い部分も多々あるが、トレーナーとしては確実に成長している。ふっ、あの頃の自分を思い出すようだ。」

「あの頃のお兄様?」

 

あの頃のお兄様とは、恐らくシンジさんと共に島巡りをして腕を磨いていたころのことでしょう。

 

「強さを求めていた頃の俺。アイツに出会わなければ、絶対得ることはできなかっただろうな。」

「お兄様……」

「俺はまた暫くアローラを巡るつもりだ。もしまた会う機会があれば、その時はバトルしよう。もうお前は、俺のライバルだ。」

「っ!?はい!その時はお願いします!」

 

そう言ってお兄様はその場を立ち去っていきました。

 

2年前までは不愛想で他者や私にさえ心の扉を開こうとしなかったお兄様。そんなお兄様が笑顔で、私の事を認めて下さった。それだけで私は、とても充実した気持ちになることができました。

 

私は晴れやかな気持ちと軽い足取りのまま、次の試練の場所であるヴェラ火山に向かうのでした。




先日久しぶりにブイズで対戦していましたが、初手エスバとリーフィアちゃんが対面して正直絶望+たいありの準備もしていました。

どうせジェットだろうと思いながら相手が舐めプでキョダイカキュウ撃ってくれないかな、とか思ってたら撃ってくれたので、そのまま弱点保険+ダイアースでエースバーンを落とせました。少しだけ耐久調整していてよかった。やっぱり自分の使ってきたポケモンが一番なんやなって思いましたね。

そんなわけで折角なので私のお気に入りのリーフィアちゃんの型を紹介します。
(未だに興奮してるので紹介せずにはいられない)

特性:葉緑素
持ち物:弱点保険
性格:陽気
技:リーフブレード、あなをほる、アイアンテール、にどげり
努力値:H148/A148/B4/D4/S204

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