竿魂   作:カイバーマン。

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少女戦記編
第四十一層 彼の背中は近くて遠い


夕方、そろそかぶき町が歓楽街という真の姿をお披露目する時間帯。

 

そんな中、ラーメン屋である北斗心軒に一人不審な客が現れた。

 

今風の若い子がよく着ている裾の短い着物を着飾ってはいるが

 

グラサンとマスクを掛けて素性を隠そうとしているのがバレバレなその見た目に

 

一人店番をしている朝田詩乃はさっきからずっと怪しむ様に眺めていた。

 

「……お客さん店の中だしサングラス取ったら?」

「……お構いなく」

「じゃあマスクの方を外したら? それだとウチのモン食べられないよ」

「お構いなく……私、こんな安っぽいラーメン屋で食べる程落ちぶれてないから」

「じゃあなんでウチ来たのよ、腹立つわね何よこの女……」

 

さっきからずっとカウンターに座って何も頼まず、何度尋ねても「お構いなく」の一点張りで出ていく気配も見せない。

 

こういう迷惑な客は店主の幾松がいればすぐに追い出してくれるのだが

 

生憎、彼女は今出前で外に出ていて今店内は自分一人。

 

接客にはあまり自信が無い詩乃はどう対応すればいいのか困り果てていた。

 

「あのさ、何も頼むつもりないなら出て行ってくれないホント? こっちもそろそろ忙しくなる時間帯なの、迷惑だからよその店に行って」

「せっかちな店員ね……しょうがない、なら本当の事を言うわ」

 

少々苛立った様子で詩乃がいい加減出て行ってくれと催促すると

 

不審なお客はグラサンを少し上にずらして、周りに誰かいないかと注意深く綺麗な目で見渡すと

 

マスクの下から口を出して詩乃に向かってこっそりと

 

「実は私……潜入捜査でここに来ているの」

「……ふざけてると警察呼ぶよホントに」

「ふざけてないし警察も呼ばないで頼むから、私はね、あのテロリストの桂小太郎がここの店をよく通っているという話を聞いたの」

「桂小太郎? ふーん」

 

洗い場でカチャカチャと音を立てて皿を洗いながら、彼女の話に詩乃は目を逸らしながら曖昧な返事をする。

 

「見た感じ私とさほど年の変わらない女の子が、どうしてまたそんな話を耳にしたのかは知らないけど、生憎ウチにそういった客は来た事無いから」

「とぼけても無駄よ、ここにあの男が通っているって、デカいオカマの大将から聞いているのよ私」

「デカいオカマ……ああ、西郷さんの事? どうせからかわれただけよきっと」

 

デカいオカマと聞いてすぐにこの街を取り仕切っているかぶき町四天王の一人であるマドモーゼル・西郷を思い出す詩乃。

 

しかしそれを聞いても口元には小さく笑みを浮かべてあくまでシラを切る態度だ

 

「残念だけどそうして待っていても、目当てのお客さんは来ないからさっさと帰って頂戴、居られると凄く邪魔だから」

「あくまでとぼけるつもり? 白状しなさい! あなたが危険な攘夷志士を匿ってる事ぐらいお見通しなのよ!」

「いやだから知らないってば、攘夷志士なんて関わってもないし関わりたくも無いから」

 

グラサンとマスクを掛け直しながらおもむろに席から立ち上がると

 

こちらに向かって指を突き付けて問い詰めて来る不審者に詩乃はウンザリした様子で手でシッシッと追い払う仕草をしていると

 

「おぅい、やってる? とりあえず腹減ったからなんか食わしてくれ」

「俺、いつもの豚骨でチャーシュー多め香辛料多めネギ少なめで」

「ああ、銀さんに和人君、いらっしゃい」

「!?」

 

そんなタイミングを狙ったかのようにのれんをくぐってやって来たのは

 

この店にちょくちょく通っている坂田銀時と、そのお供の桐ケ谷和人であった。

 

いつもの様にけだるそうに入ってきた二人組に詩乃が挨拶していると

 

突然不審者はサッと席に戻って身を屈む。

 

「今日は二人? ユウキはどうしたの?」

「アイツは今向こうの世界に行ってる所だ」

「へぇ、二人がやってないのに?」

「なんか知らねぇがたまに一人でコソコソとなんかやってるみてぇなんだよアイツ」

「ふーん、何やってるのか気にならないの?」

「知るかそんな事、それより飯くれ飯、今回はちゃんと金持って来てるから」

「それが普通なの、また前みたいにツケ払いにしろとか言ったらどうしようかと思った」

 

ユウキを連れて来てない理由がわかったと同時に、銀時と和人がちゃんと金を持ってきているのか入念に確認しながら

 

詩乃は不審者の座る席から席1個分空けて二人をカウンターに座らせた。

 

「でも悪いけどラーメンはまだウチ出せないから、幾松さん出前に行ってるし」

「はぁ~またかよ、めんどくせぇな、また待たないといけないのかよ……あ」

 

店主の幾松がいないと聞き、銀時はカウンターに肘を突きながら舌打ちすると、ふと思い出したかのように詩乃の方へ顔を上げる

 

「それより気を付けろよ、オメェの個人情報がゲームの世界に垂れ流しにされてるぞ」

「は? どういう事?」

「オメェの名を騙ってゲームの世界で遊んでやがる女がいたんだよ、名前は確かシノンとか言ってたっけ?」

「……いやそれ私の事だから、私がシノンだから」

「怖ぇ世の中だよな全く、俺もいつ自分の名前がゲームの世界に流れないかヒヤヒヤモンだよ」

 

既に自分の名前などユウキが向こうの世界で何度も呼んでいるのでとっくの昔に周りに本名など知られている銀時。

 

そんな事も知らずに個人情報の流失を怖れる彼に、詩乃はしかめっ面を浮かべながら頬を掻きつつ

 

「あのさ、シノンの正体は朝田詩乃、って向こうの世界で何度も言ったでしょ? そうやってずっと信じてもらえないといい加減傷付くんだけどこっちも」

「とぼけんじゃねぇよ、眼鏡であるオメェがあんな人間みたいな見た目になるか」

「とぼけてんのはアンタでしょ! 人間みたいな見た目どころかちゃんとした人間よ私だって!」

「つうか現実じゃ不器用ながらも頑張って店の手伝いをしている孝行眼鏡が、あんなよく見たらふしだらな恰好をしている女な訳ねぇだろ」

「孝行眼鏡ってなに!? それに別にふしだらな恰好なんてしてるつもり訳じゃないから! アレは動きやすいという理由だけで着ているのであって!」

 

向こうの世界と変わらず本人を前にしても一向に信じてくれない銀時に詩乃が躍起になって抗議していると

 

彼女達の会話も聞かずに和人はふと、隣の方で座っているグラサンとマスクを掛けた明らかな不審者をジーッと見つめていた。

 

「ていうかさ……あの絵に描いたような怪しい女……」

「……」

 

和人の呟きが聞こえたのか、無言でそっと顔を逸らす彼女。

 

その反応にますます和人が怪しんで目を細めていると

 

銀時がそれに気付いて彼の視線の先にいる不審な人物に目を向けると

 

「なぁ、なんであんないかにも胡散臭い格好してやがるんだあのお嬢様、名前なんつったけ? 結城明日菜?」

「あぁ、そんな名前だったな。何してんだお前こんな所で、女子供が一人でこんな時間に危ねぇぞ」

「ぶッ!」

 

ここに至るまで絶対に素性がバレないように準備をしていたにも関わらず

 

一切の疑う気配も見せずにあっさりと銀時と和人に正体を看破されてしまう結城明日菜なのであった。

 

自分のフルネームで呼ばれて思わず噴き出してしまいつつ

 

彼女は、明日菜は遂にグラサンとマスクをバッと取って彼等の方へ素顔を公開し

 

「な! なんでそんな簡単にわかっちゃうのよ!」

「いや顔は隠せてもその髪と高そうな着物見ればすぐに勘付くに決まってんだろ」

 

ジト目を向けながら即言葉を返す和人に、明日菜は顔をのけ反らせて軽蔑の眼差しを彼に向け

 

「ストーカー……! あなたって私の見た目をずっと観察し続けていたストーカーだったのね!」

「誰がストーカーだ! ストーカーはお前と仲の良いゴリラだろ!」

「近藤さんをストーカーと呼ばないで! ゴリラと呼んでも良いけど真撰組のトップがストーカー呼ばわりされると民衆からの信用性が落ちちゃうでしょ!」

「とっくに地の底に落ちてるだろ真撰組の信用性なんて! 今更トップがストーカーだろうが部下がドSだろうがハナっから誰も期待してねぇよあんなチンピラ警察!」

「なんですって!」

「事実を言ったまでだろ! 俺達が前にアイツ等のせいでどんな酷い目に遭ったか教えてやろうか! 家の玄関をバズーカでぶっ飛ばされたんだぞ!」

 

和人の言葉が彼女の逆鱗に触れたのか、そこからすぐに二人は顔を合わせてギャーギャーといつもの様に口論をおっ始める。

 

リアルでもゲームの世界でも常にいがみ合っている二人を、銀時と詩乃はすっかり他人事の様子で眺めていた。

 

「もしかして仲悪いの、あの二人?」

「まあ基本的に互いに死ねって思ってるぐらいの関係だよ」

「それにあの不審者……話を聞く限りまさか真撰組と繋がってる訳?」

「まあな、トップのゴリラと仲良く喋ってたし結構深い間柄なんじゃねぇの?」

 

自分から素性をベラベラと話した明日菜を見て詩乃の表情が若干強張った。

 

ただの危ない事に自ら首を突っ込みたがろうとする世間知らずのお嬢様だと思っていたが

 

思わぬ組織と繋がりがあったと知って警戒した様子で目を細める。

 

「……それにあの顔、向こうの世界にいるどこぞの威張り腐った組織のナンバー2とそっくり……あぁ、これ完全に色んな意味で相容れない関係ね」

「何一人でブツブツ呟いてんだお前? それより店主はまだ戻って来ねぇのか」

 

明日菜に対して敵意に近い感覚を詩乃が覚えていると、そんな事も知らずに銀時は呑気に腹が減った様子で店主はまだかと彼女に催促。

 

「俺もういい加減腹減って死にそうなんだけど」

「ちょっと前に出て行ったばかりだからまだ時間掛かると思うよ、そんなにお腹減ってるなら私の炒飯でも食べる?」

「あのパサパサで薄味の炒飯? こんだけ腹減ってるとそれでも良い気がして来たわ」

「酷い評価だね……まあぐうの音も出ない本当の事だけど……」

 

自分の作る料理を提供しようと提案して詩乃に、もう彼女の料理でもいいかと銀時が考えていると

 

「本当に頭に来る男ね! 私は潜入捜査してるの! 邪魔するなら帰って!」

「自分で潜入捜査って言うのかよ……なんだお前、ひょっとしてまだ桂小太郎の事追ってたのか? そういやこの店に頻繁に通ってるとかあの化け物の親玉が言ってたな」

「ええそうよ、この平和な江戸に危険な攘夷志士を野放しにはしておけないわ」

「攘夷志士か、じゃあまずはここにいる手頃な元攘夷志士を捕まえ……ぐぶ!」

 

誇らしげにそう語る明日菜に、和人が親指で銀時を指差しながら何か言おうとするも

 

それを阻止するかのように彼の顔面を思いきりカウンターに叩き付ける銀時

 

「余計な事言おうとしてんじゃねぇよったく、面倒になるだろうが」

「なにあなた? もしかして桂小太郎の情報とか知ってるの?」

「知らない知らない、奴の事なんざ全く知らない、ヅラが何処で何してようが俺に関係ないんで」

「ヅラ?」

「……ヅラ?」

 

和人は黙らせたものの、明日菜は怪しむ様に自分の方に尋ねて来た。

 

銀時が手を横に振ってすかさず否定するも彼の言ったヅラという言葉に明日菜は首を傾げ、一緒に話を聞いていた詩乃も不思議そうな表情を浮かべる。

 

「とにかく俺達はなんも知らないからこれ以上聞くな、あと前にも言ったが攘夷志士なんざに自分から関わろうとすんのは止めとけって、余計な好奇心は身を滅ぼす事になんぞ」

「……誰に何と言われようと私は追い続けるわ、それが後々この国の為になるのであれば、例え身を滅ぼす事になるのも覚悟の内よ」

「まるでどこぞのチンピラ警察みてぇな台詞吐きやがって、影響受けすぎなんだよ、あんなまともじゃねぇ連中と付き合ってたらロクな事にならねぇよ?」

「自分だってどっからどう見てもまともじゃないクセに知った風に言わないで頂戴」

 

なんだかんだで明日菜に対しては苦手そうにしながらも度々忠告する銀時だが

 

そんな彼の言葉に耳も貸さずに彼女はフンと鼻を鳴らす。

 

「真撰組だってちゃんとまともな組織よ、確かに見た目は荒くれ者っぽいけど根はちゃんと江戸や市民を護る為に戦っているのよ?」

「屋根裏に忍び込んだり、家をバズーカでぶっ飛ばすのが?」

「そ、それは確かにどうかと思うけど……で、でも”真撰組の副長”がちゃんと組織に厳しく取り仕切っているの! だから組織としてはちゃんと成り立っているのよ!」

 

局長の近藤や一番隊隊長の沖田は、銀時が見る限り無茶苦茶な事をやらかす正に迷惑極まりない存在だとしか思えないが

 

そんな彼等を厳しく諫めて勝手に動く連中を上手く統率して指導するナンバー2が

 

真撰組という組織にいる事を明日菜は必死にアピールする。

 

「敵だけでなく味方にも厳しく、そして自分にも更に厳しく! 筋金入りの厳しさを持った鬼の副長こと、土方十四郎さんがいるからなんの問題も無いわ!」

 

自信満々にかつ誇らしげに明日菜が銀時と頭を押さえながら起き上がった和人にそう叫んでいると……

 

店の戸がガララと開いて、のれんがめくられ一人の男が入って来た。

 

「おい、ちょっと聞きてぇんだが」

 

黒い制服を着たVの字カットの黒髪の男は

 

開いた瞳孔で店員の詩乃を射抜くように見つめながらすっと警察手帳を取り出す。

 

「この辺でお前と年の近そうな長い茶髪の小娘を見なかったか?」

「……私と年の近そうな長い茶髪の女の子?」

「そうだ、もし見かけていたら詳しく教えろ」

「いや教えるも何も……」

 

高圧的に命令してくる男に詩乃は顔を軽くしかめつつ、目だけをカウンターの方へ動かす。

 

「その特徴と全く同じ子がそこに座っているけど?」

「あ?……あ」

「だから今の内に真撰組に対して悪い印象を周りに与えかねない発言は控えなさい、私達がこうして平和を謳歌できるのは、私達が見てない所で日々戦ってる彼等の存在があってこそなんだから」

 

詩乃にそう言われて男はカウンターの方へ視線を下ろすとすぐに驚いたかのように声を上げるが

 

そんな彼に視線を向けられている事も気付かずに

 

明日菜はすっかり得意げな様子で銀時と和人に真撰組の事を偉そうに語っている真っ最中で気付きもしない。

 

「あなた達みたいなのが毎日ダラダラと生きていけるのも真撰組のおかげなの。この国の規律を乱しかねない不安因子は、すぐに鬼の副長が首根っこ掴んで厳しく取り締まるんだから、あなた達も覚悟しなさいよね」

「ふ~ん、なぁ、その鬼の副長ってもしかして前髪Vの字でセットしてる?」

「へ? 確かにそうだけどどうして知ってるの?」

「その鬼の副長、瞳孔めっちゃ開いてね?」

「確かにいつも開いてるけどどうしてそんなに詳しいのあなた達? まるで本人を見ているかのような……」

 

和人、そして銀時が次々と鬼の副長の特徴を並べるので不思議に思う明日菜。

 

だがふと彼女は気付いた、彼等が自分の方ではなく、自分の背後の方へジト目を向けている事を

 

すると突然悪寒を覚えて背後から嫌な予感を覚えながら明日菜はそっと後ろへ振り返ってみると……

 

そこにはVの字カットの前髪を垂らした瞳孔全開の男がこちらを静かに見下ろしていたのだ。

 

気付かない内に目の前に現れた男に明日菜はギョッと目を見開くもすぐに和人達の方へ振り返り

 

「ほら見なさい泣く子も黙る真撰組の鬼の副長こと土方十四郎のお出ましよ! この店に来たって事はきっと桂小太郎を匿うあの店員の取り締まりに来たのよ!」

 

すぐに鼻を高くして偉そうな口を叩いてみせる明日菜。

 

しかし明日菜のすぐ背後にいるその男は、店員の詩乃ではなく目の前の明日菜の方へと手を伸ばし

 

「しかとその濁った目に焼き付けなさい! とてつもない威圧感を放ちながら逃げる暇さえ与えずにあっという間に捕まえてしまう十四郎さんの腕前を……うご!」

 

自慢げに言おうとした明日菜であったが、彼女の台詞は途中で中断される。

 

男が彼女の後ろ襟を勢い良く掴み上げて、そのまま乱暴に席から降ろすと、床にズルズルと引きずってるにも関わらず、男はさも気にしてない様子で懐から通信機を取り出して連絡。

 

「おい山崎、ターゲットを補足した、これより徹底的に尋問を行い熱いお灸を据えてから家に帰す。パトカー一台こっちに回せ、場所はかぶき町の寂れたラーメン屋の前だ」

「ちょ! ちょっと十四郎さん!? 捕まえるのあっち! あそこの眼鏡の店員! 私じゃなくて早くあっちを!」

「うるせぇぇ! こんな時間にプラプラとかぶき町なんかを一人でほっつきやがって! 毎度毎度テメェの子守りなんざやりたくねぇんだこっちは!!」

「いや一人じゃなくて神楽ちゃんもいたんだけど! なんか途中ではぐれちゃって……!」

「ったくこの俺に言い訳なんぞ通じると思ってんのかコラ? もう我慢ならねぇ、二度と勝手な真似が出来なくなるよう親の所へ突き出してやる」

「ま、待って!両親に突き出すのは止めて! それだけは勘弁して! 十四郎さんって母さんと仲悪いでしょ!? 顔も合わせたくないって言ってたしわざわざこっちから会いに行こうと思わないわよね!? だからここは穏便に済ませてお願いだから!! 平和な解決が一番!」

 

床を引きずられながら必死に叫ぶ彼女を無視して男は店を出るとピシャリと戸を強く閉めた。

 

あっという間の逮捕劇を間近で拝見する事になった銀時達は「あぁ」と同時に頷き

 

「確かに逃げる暇さえ無かったな」

「そうだな、あっという間に捕まえたな」

「迷惑だった客を外に連れ出してくれて大助かりだわ、流石は市民の味方ね」

 

明日菜が言っていた通りの素早い確保と連行の流れに感心した様に頷く一同。

 

あの男こそが土方十四郎

 

真撰組のナンバー2にして組織随一のキレ者

 

そして

 

 

明日菜が強く憧れ尊敬し、いつか認められたいと願う従兄妹

 

 

 

 


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