堕天使総督始めました。   作:土岐宙

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なんと!
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UAも7100を越えていて、正直自分の目を疑いましたが、何回か見ても変わらないので吃驚しました!
皆様、今後とも【堕天使総督始めました。】をよろしくお願いします!!

注意点 アスモデウスさんは、ガチ百合ですが、アザゼルさんには男だろうが女だろうが(普段は普通で、ハーレム思想ですが、)ヤンデレです(女性の時はヤバイです。かなりヤバイです)。

番外編:変態防衛ミッション ~ヤンデレガチ百合を足止めしろ!~ 
から、
番外編:提督防衛ミッション ~ヤンデレガチ百合を足止めしろ!~
に、サブタイトルを変更しました


閑話:総督防衛ミッション ~ヤンデレガチ百合を足止めしろ!~

まあ、一つだけ言えることがある。

【反転する指輪】(リバース・リング)が暴走しやがった。

使用者───つまり俺のステータスをすべて反転させやがった。

現在の俺は、最弱の天使(女)ってとこだろうよ。

天使だ、堕天使だってぇのはすぐにどうとでもなるが、【反転する指輪】(リバース・リング)がイカれちまったから実力や性別、保有光量に保有氣量なんかが反転しちまったが、精神や記憶、年齢に免疫力などは反転してねぇ見てぇだ。だが、どう考えてもヤベェぞ。見つかる奴によっちゃあ即行でバッドエンドじゃねぇか!

 

「アザゼル? 君の存在に異状な異常があったみたいだけど、もしかしてやらかしたの?」

 

「………ヤハウェか。すまねぇな。【反転する指輪】(リバース・リング)が暴走しちまったせぇで不味い状況になりやがった」

 

「アザゼル、綺麗になったねぇ」

 

「んなこと言える状況じゃねぇんだよ。真面目にこの状況はヤバイ」

 

もしもこの状況をアスモデウスに見られたらヤられる。あいつは(ヤハウェに対してだけは)根っからの百合指向だったから、もし俺の状況がバレたら絶対に覚醒しやがる。

今の俺じゃあ、筋力的に確実に負ける(現在の筋力は幼い女の子並み)。その上、不感症気味だったせいで妙に敏感になってやがる。このままじゃ割と洒落にならねぇオチになる。

他の魔王連中はヤハウェに対して尊敬の眼差しや年寄りが孫を見るのに近い可愛いという方向性だったから問題ねぇが、アスモデウスだけはヤバイ。

 

「ヤハウェ。すまねぇが、【反転する指輪】(リバース・リング)修理するまで護衛してくれねぇか?」

 

「別にいいけど、今度ボ・ク・がその体を着せ替え人形にしていいならね」

 

「………構わねぇが、服着るだけだぞ。それ以外をしようとしたら、真面目に嫌いになるからな?」

 

「わかったよ」

 

こっちとしては、プライド売ることで純潔守れるんだ。流石に童貞失う前に処女奪われるなんざ真っ平御免被るぜ。

それに、ヤハウェは何だかんだで約束は違わねぇから安心できる。信頼ってぇのは積み重ねが大事だよなぁ。実際に(物理的なモノで)痛いほど分かるぜ。

 

アザゼルさまぁァァァァァァァァ!!!

 私の趣向を遂に理解していただけたのですねぇぇぇェェェ!!?

 

「ヤハウェ! 頼んだぞ!!」

 

「任せて! アザゼルには指一本触れ指さないよ」

 

「ヤハウェサマァ!! 邪魔ヲシナイデクダサイ!

 私ハアザゼル様ト夢ノ様ナオ楽シミヲスルノデスカラァァァァア!!! 邪魔ヲスルト言ウナラバ、ヤハウェ様デアロウト穿チマスヨォォォォオ!!?」

 

ヤバイ。

これはヤハウェだけでは不味いぞ!

俺をヤるためだけにここまでの力を発現するなんざ、最早こいつは化け物か!? いいや、化け物だったな。

 

「シェムハザァァァァア! バラキエェェェル! クリフトファァァァァァア! コカビエェェェル!」

 

『ハッ!』

 

「てめぇら、ちっとばっかアスモデウスの相手してこい!(死んでこい!)

 

『ハアァァァァァッ!?』

 

「実験失敗したせいで劇的な弱体化しやがったついでに性転換しちまったせいで、あのガチ百合にヤられかけてんだよ!」

 

「全く。懲りませんねぇ、リーダーは」

 

「そんなこと言ってる場合ですか! そっちは私とクリフトファ、バラキエルで対応します。コカビエルは総督の補助兼最終防衛ラインを任せましたよ!」

 

「構わないが、総督は大丈夫なのか? ………全く走れていないのだが」

 

「私が運びます! もちろん、お姫様だっこで!」

 

「普段なら断るところだが、今の俺は幼女並みの身体能力だ。………体力は問題ねぇんだが、筋力的に巧く走れねぇんだわ。頼んだぞ、コカビエル」

 

「任せてください!」

 

当たり前だが。

部下に、しかも女に横抱きされるなんざ死ぬほど恥ずかしいが、こっちにも男としてのプライドがあるんだよ。

女を抱くのなら良いが、女に(女として)抱かれるなんざ御免だ。

【反転する指輪】(リバース・リング)はすぐに直せるから問題ない。研究室に入ってから一分以内で修理できる。

 

「ドアなんぞぶち破れ! 俺が許可する!!」

 

「了解しました!!」

 

「見ィィィィ付ゥゥゥゥケェェェェタァァァァ!!!」

 

「コカビエル!」

 

「はい!」

 

さっさと修理しねぇとマジでヤられる。

 

「きゃぁ!!」

 

「アァァアザァァアゼェェエルゥゥウサァァマァァ!!」

 

なん、だと! コカビエルを秒殺だと!?

ヤバェぞ、どうする。修理に手を付けてすらいねぇのに、一か八かの博打すら打てねぇ。

このままだとヤられる。

畜生!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キィン!!

 

「スペア! 正かこんなところに置いてあったなんてなぁ! ツイてるぜ!!」

 

「サァァァセェェェルゥゥゥカァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てめぇは、お仕置きだァァッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******

 

俺は今、ヤハウェのお願いを、コカビエルたち功労者(バラキエル除く)を含む幹部(四代魔王〈馬鹿除く〉も含めた)女性陣たち総出でファッションショーを開いていた。まあ、コカビエルとはまた後で(もちろん男の姿で)飲みに行く予定だが………。

アスモデウスのバカは縛ってその辺に捨てておいたが、誰かが拾わないように檻に放り込んで、『お仕置き中』の札を打ち付けておいたから問題ないだろう。

だが、まあ………

 

「………こんな馬鹿騒ぎも悪かねぇな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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