やっとだ。
やっと、ヤハウェやルシファー(+お供の魔王)達と酒が飲めるようになりやがる。
何だかんだ言っても、あいつらと飲むのは愉しいから止められねぇ。
なんったって、今までやって来たのは泉に返還されたってエクスカリバー〈偽物ではなく本物です〉、他にはアスカロンやバルムンク、アロンダイトにガラティーン、村正と天之羽々斬、ゲイボルク、カラドボルグ、グングニル。すぐに思い付くのは今くらいだが、他にも沢山集めまくった。
様々なもんを次元の狭間やアヴァロン、影の国に高天ヶ原、北欧の田舎なんかに探しに行ったり、同じもん造ってもらったり、宴で意気投合して譲ってもらったり。
ウチの幹部が三大天竜の一角に殺られて、瀕死になったりした結果、敵討ちを成し遂げたり。
色んなことがあった結果、堕天使勢力は実質勢力上トップになった(まあ、
戦争終結させたり、黒歴史作ったりとかあって忙しかったが…………
やっぱり、酒を飲んでるときが一番落ち着けるぜぇ。
「アザゼル。君はボクを無視して、な・ん・で! 思い出に浸ってるのかな?」
「あ、ああ。すまん。いや、アレだ。今までは色んなこと有ったじゃねぇか。
そんで、今後の方針をどうするかって考えてたんだよ」
「君が最初に言った通り、神器の研究でもすれば良いんじゃないの?
だって、資料として、今までは馬鹿みたいに集めた伝説の武具が有るんだから、新しい神器くらい作れるんじゃないかな?
まあ、前にも言った通りボクは手を出すつもりは微塵もないから安心してくれて良いんだけどね」
「あたりめぇだよ。
俺は自分で開発してぇんだからな。
前に作った
他に傑作と言えるのが、
「そうだねぇ。神器を作った神物としては、【赤龍帝】や【白龍皇】から作った物と同等かな。
けど、性能は良くても使用者を選ぶところは要改善かな」
やっぱりか。
当時はあいつに対して、とてつもない憎悪を覚えてたから良いものを、今じゃあいつを相手するなんざ死んでも嫌だぞ。
まあ、あいつのお陰で8対16枚(最高10対20枚)の翼を手に入れたのは良いが、あんときゃ死ぬかと思ったぞ。マジで。
いや。
まあ、幹部連中と一緒にやりゃあ十分倒せるが、そうだとしても最悪死者が出やがる。
「やっぱりな。
まあ、神器の研究に勤しむとしようじゃねぇか。
試作品もいくつか有るし、実験なんてのも良いかも知れねぇが、先ずは回復系の人工神器作らにゃ話になんねぇ。
「まあ。君なら普通に作れるんじゃないかな?
「そのアイデア戴くぞ!」
消滅を反転させる、か。
何かが発生するのか? それとも、
もし、一番最後のモノならば、俺は今までは集めたコレクションの一部を
現在のルシファーとは飲み友だから、今度
今現在でも、クリフトファの席を遺してある。
もし、クリフトファが戻ってくるなら宴を開くしかねぇ。
あいつには謝らねぇとな。俺が油断してたせいで
さてと、さっさと研究室に籠るっきゃねぇ。
「ヤハウェ。ありがとよ!」
「あ、うん。
無理しない程度に頑張ってね!」
「保証はできねぇが、了解だ!」
ああ。
今すぐ、もう少しで、お前を連れ戻せるかも知れねぇんだ。待ってやがれよ、クリフトファ。
おめぇと話してぇことが沢山あるんだよ。おめぇに見せてぇものがあるんだよ。おめぇの居場所は残ってんだよ。だから、さっさと戻ってきやがれ。
覚悟しろよ。
おめぇが戻ったら死ぬほど酒飲ませてやるからよぉ。
まだ、俺らはおめぇのことを諦めてねぇんだぜ?
わかってんのか。てめぇは俺らの仲間なんだ。
仲間が死んで助かっても酒が不味いんだよ。
だから、一緒にうめぇ酒飲もうじゃねぇか。
今迎えに行くからな、クリフトファ!
今後も