ソードアートオンライン HANAlinkstart   作:零華〜幻〜

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こんにちは!
零華〜幻〜です!
なんか、急に執筆速度が上がりました( 'ω')
本日2つ目の投稿です( 'ω')
既に次の話も執筆始めてますwww
これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!
それでは、本編どうぞ!


〜帰ってきてよ〜

ハナの目覚める2週間前…

〜直葉side〜

昨日、お姉ちゃんがログアウトしてきた。

でも…

ALOから帰ってきたお姉ちゃんは「ただいま!」とは帰ってこず、病院のベッドで眠っていた。病院の先生によると、目覚めて直ぐに倒れ、そのまま眠ってしまい、目覚めていないらしい。

私「ねぇお姉ちゃん…ネルさんと戻って来るんじゃなかったの…?ねぇ…なんで目を覚まさないの…?ネルさん…きっと待ってるよ…?私だって…待ってるんだよ…!」

泣かないって決めて来たのに、涙が無意識にもポタポタと零れてしまう。

あの時…あの日SAOから生きて帰って来てくれて嬉しかった。

凄く凄く嬉しくて、しばらくお姉ちゃんと常に行動してた。

一緒に出かけて、お姉ちゃんとお揃いのストラップ買って、2人で『いつまでも、仲良しな姉妹でいられますように』ってお願いしたっけ。

ネルさんの話をしてる時に泣き出したお姉ちゃんをなぐさめたりもした。

本当に…お姉ちゃんが帰って来てくれて嬉しかった。なのに。

また…離れ離れになっちゃうの?

私「ねぇ…ちゃんとまだネルさん紹介してもらってないよ?3人で出かけようよお姉ちゃん…ねぇ…起きてよ…」

…ガラガラ

誰かが部屋に入ってきた。

キリトくん…桐ヶ谷和人くんだった。

私「キリトくん…こんにちは。」

和「あぁ…ハナはまだ目覚めないのか。」

私「はい…あれからずっと目が覚めていないんです。でも、命に別状はないみたいです。ただの精神的に受けたショックが大きすぎただけだったみたいで…」

和「そうか…まあ…あんなことがあれば、当然…か…俺もアスナが同じようになったら、きっとこうなったんだろうな。」

私「お姉ちゃん…何かあったんですか?」

和「…リーファ?…まさか、ヒロから何も聞いてないのか!?」

和人が詰め寄ってくるので、少しだけ後ずさりしてしまう。

あまりの顔の近さにドキドキしてしまう。

…違う違う。今はその話じゃない。

私「はい…何も…」

和「はぁ…話しとけって言ったはずなんだけどな…」

私は凄く嫌な予感がした。

なんだか…聞いちゃいけない…そんな気がした。

和「実は…な…」

私「はい…」

和「ネルは、オベイロンに殺された。被っていたのはナーヴギアだから、電磁波によって…」

私は絶句した。

ネルさんが…死んだ?殺された…?

なんで…ネルさんが死ななきゃ行けないの…?

私「それで…お姉ちゃんは…」

和「あぁ…恐らく、そのショックで…だろうな。」

私「そんな…」

お姉ちゃんと離れてる間にそんなことがあったなんて…

私は、お姉ちゃんの目が覚めた時のために、元気づける方法を考え始めた。

私「…って言っても、気晴らし程度にしかならない。か…」

和「な、なぁ…」

私「どうしたの、キリトくん?」

和「実はな…」

私はその話を食い入るように聞いていた。

私「…そんなゲームがあるの?」

和「あぁ。俺も最近知ったゲームなんだけどな…ハナが好きそうじゃないか?」

私「確かに…お姉ちゃん、一時期そんなゲームにハマってたから…」

和「じゃあ決まりだな。とりあえず、買いに行く日を決めるか。俺とリーファで近くの店に出向いてみよう。」

私「そうだね。キリトくん、提案してくれてありがとう。」

和「いや、俺もハナには世話になってるし…お互い様…だろ?」

私「うん…ありがとう。」

私とキリトくんは、とあるゲームに目をつけた。

元気づけるため。それだけのつもりだったけど…

そのゲームによって、お姉ちゃんに運命の出会いが待っているだなんて、私達が知るのはもっと先の話である。


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