ソードアートオンライン HANAlinkstart   作:零華〜幻〜

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…はいw
スランプの零華ですw.
スランプになるの早えな…w
…前書きもネタ切れ…w
というわけで、本編どうぞw


〜姉妹の絆〜

〜咲良side〜

コンコン…

スグの部屋のドアをノックする。

部屋からはスグの泣き声が聞こえる。

咲「…スグ。入ってもいいかな…?」

直「来ないで!…お願いだから!」

咲「…ごめん。スグに辛い思いをさせたのに、またやってる事に怒ってるんだよね…?」

直「…がう。」

咲「…何?」

直「違うの!…お姉ちゃんは、いつも私を頼ってくれない!妹だから…?それとも…本当の兄弟じゃないから…?」

咲「…っ!なんでそれを…!?」

直「お母さんから聞いた…。私たちはお互い連れ子同士だって。私はお母さんの、お姉ちゃんはお父さんの連れ子だって。でもね…関係なかった…お姉ちゃんはお姉ちゃんだって…私のお姉ちゃんには変わりないんだって…そう思ってた。」

咲「スグ…」

直「だからこそ、力になりたかった。頼って欲しかった…!なのに…前と同じように自分だけで解決しようとする…私の事は頼ってくれない…!」

咲「それは…!スグに傷ついて欲しくないから…!私は…姉である以上、しっかりしなきゃいけないと思ったから…」

直「そんなの関係ない。お姉ちゃんがこれ以上溜め込んで辛くなってる姿見たくないの!」

咲「スグ…」

咲「アルンの北の広場で待ってる。そしてデュエルしよ。剣で語ればきっと…」

私はそう言って、自室に戻りナーヴギアを手に取る。

そして…いつもの合言葉

咲「リンク・スタート!!」

 

 

〜リーファside〜

…あれから30分後。

私はお姉ちゃんの言う通り、広場に来ていた。

しばらく待っていると、1人のプレイヤーが降りてくる。

あの時と同じ姿…ハナさんこと、お姉ちゃんだ。

私「待ってたよ。ハナさん…ううん。お姉ちゃん。」

ハ「待たせてごめんね。それじゃあ…」

私達は同時に剣を抜く。

剣と剣で語り合えば、きっと分かり合える。

きっと…あの世界で生きたお姉ちゃんなら…

…分かってくれる。

ゆっくり深呼吸して、お姉ちゃんに向き直る。

 

 

…ザッ

同時に地面を蹴る。

私達は何度も剣を交える。

剣を交える度に響く金属音。

それはまるで、気持ちを思い思いにぶつけてるかのように

…いや。実際に気持ちを剣に込めてぶつけているんだ。

私は空中にある小さな足場に立つ。

下にいるお姉ちゃんには不利な状況。

だが、お姉ちゃんの顔を見ると、余裕のあるかのような笑みを浮かべていた。

…やっぱりお姉ちゃんには敵わないや。

私は剣を構える。それを見たお姉ちゃんも剣を構える。

…お姉ちゃん。受け取って。私の気持ちを…

私は飛び立ち、降下すると同時に剣を捨てる。

私はお姉ちゃんの剣を受け止めるつもりだった。

…が、目の前には予想もしなかった光景が。

…お姉ちゃんも剣を捨て、私に向かって手を広げる。

私達は、自然と抱き合うようになった。

私「お姉ちゃん…?なんで…」

ハ「スグの剣を受け止めようと思って…」

私「そっか…ふふっw」

お姉ちゃん…私と同じこと考えてたんだねw

私「お姉ちゃん!大好き…!」

ハ「スグ…私もスグのこと大好きだよ!」

ギュッっと抱き合った時のお姉ちゃんの温かさ。

私はきっと忘れることは無い。


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