IS×仮面ライダー鎧武 紫の世捨て人(完結) 作:神羅の霊廟
一夏×鈴のラブラブまったり日常と行きましょう!
三人称side
ある日の朝、牙也が朝食の為に食堂を訪れると、箒とセシリアが誰かを慰めていた。
牙也「二人共、どうかしたか?」
セシリア「あ、紫野さん。実は鈴さんが……」
鈴「……一夏ぁ……会いたいよぉ……」グスグス
鈴が一夏と一緒に撮った写真を見ながら泣いていた。
箒「この有り様でな」
牙也「成る程な。しかし一夏を呼ぼうにも、俺等皆電話番号知らないしな……向こうから掛けてk『ピリリリリ』あ、俺のスマホだ。ちょっと外すぞ」
牙也は一旦食堂を出てから電話に出た。
牙也「もしもsh「やっほ~い、皆のアイドルの束さんだよ~!」声は抑えてくださいよ……」
電話の主は、束だった。
束「あはは、ごめんごめん。久しぶりだったからついね~」
牙也「それで何の用ですか?」
束「ん?あー、今度学園の専用機持ちのISを束さんがチェックして差し上げようって事で、そっちに向かうよ。ちーちゃんと学園長さんにはすでに伝えてあるからね」
牙也「はいよ。で、いつ来るんですか?」
束「えーっとね、今日これから」
牙也「急過ぎにも程があるぞ!?」
束「ごめんごめん、牙君に伝えるの忘れてて……」アハハ
牙也「打ち首獄門と磔獄門とどっちがいいですか?」
束「ごめんなさい!謝るから許して!」ガクブル
牙也「……はあ、分かりましたよ。その代わり、一つお願い聞いてもらってもいいですか?」
束「い、いいけど……」ガクブル
牙也「んじゃあーー」
牙也「ただいまー」
箒「何か大きな声で叫んでいたが、どうかしたか?」
牙也「電話の相手が『天災』でした、と言えば分かるな?」
箒「……」ハァ
セシリア「し、篠ノ之束博士からの電話だったのですか!?」
牙也「ああ、束さんもインベス関連の協力者だからな。連絡先を俺が教えたんだ」
箒「それで、姉さんは何と?」
牙也「ああ、鈴からすれば結構朗報と言えるな」
鈴「」ピクッ
セシリア「朗報、ですか?」
牙也「ああ、実はなーー」
侵食者説明中ーー
鈴「」プルプル
牙也「ーーという訳であっt「牙也!」っ、何だ?」
鈴は牙也の手を握って大きく握手した。
鈴「ありがとう!ありがとう!」ブンブン
牙也「お、おう……お礼は束さんに言いな。俺はちょっと口添えしたに過ぎん」
鈴「それでもよ!って、こんな事やってる時間もないわ!急いでおめかししなきゃ!じゃ三人共、また後でね!」ダダダダ
鈴は猛スピードで食堂を出ていった。周りの生徒も何事かと、牙也達や猛スピードで出ていった鈴を見て不思議そうにしている。
牙也「……嵐が去ったな」
セシリア「……強風でしたわね」
箒「いや、あれは暴風と言えるのでは……?」
三人が三人共、乾いた笑みしか作れなかった。
同時刻、束のラボ。
束「いっくん、ちょっといい?」
一夏「?どうかしましたか?」
束「実はさっき牙君と電話で話してね。それで牙君からいっくんに伝言頼まれたのよ」
一夏「牙也から?」
束「うん。その内容がねーー」
一夏「……IS学園に、ですか?」
束「うん、牙君も言ってたよ、『鈴ちゃんがそろそろ限界っぽい』って」
一夏「行きます。俺も鈴に会いたいですから」ソクトウ
束「それじゃあ急いで準備して!すぐに出るよ!」
一時間後、学園の校門前。
鈴「一夏~♡」ヒシッ
一夏「鈴~!会いたかったぞ~!」ギュッ
鈴「一夏大好き!」ギューッ
一夏「俺も鈴が大好きだぞー!」ナデナデ
鈴「~♡」ゴロニャーン
箒「……凄まじく甘ったるい空気になったな……」ウップ
セシリア「箒さん、紅茶をお飲みになりますか?」
千冬「いや、紅茶より無糖のブラックコーヒーだろう……」サトウダバー
真耶「……買って来ましょうか?」アワアワ
束「束さんにもお願い……」サトウダバー
束、クロエ、一夏が到着して早々、この有り様となった。
ちなみに一夏は車椅子に座った状態で鈴と抱き合っている。
牙也「ラウラ、よく見ておけ。あの二人の事を世間では『バカップル』と言うんだぞ?」
ラウラ「そうなのか?成る程な、勉強になる」カキカキ
シャルロット「何で二人はそんな余裕でいられるの……?」ウップ
クロエ「私もこれには耐えきれません……」サトウツーッ
鈴「一夏~♡好き好き~♡」ゴロゴロ
一夏「俺も鈴が大好きだぞー!何度でも言ってやる、大好きだと!」ギューッ
鈴「~♡」ハニャーン
箒・千・セシ・シャ・真・束・クロ『ちょっと自販機でブラックコーヒーをーー』
自販機《売り切れデース》
箒・千・セシ・シャ・真・束・クロ『畜生ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
ラウラ「……教官達も大変だな」
牙也「いや、たぶんあれが普通の反応だ。俺等がおかしいんだよ……」ハァ
恋愛に疎いのが幸いして、影響を受けなかった牙也とラウラであった。
所変わって、昼時の食堂ーー
鈴「一夏、アーン♡」つハンバーグ
一夏「あむっ、ムグムグ……うん、旨い!それじゃ、鈴も」つハンバーグ
鈴「アーン♡はむっ、モグモグ……美味しいね、一夏!」
一夏「そうだな。次はどれを食べるかな……」
鈴「じゃあ、これ!」つフライドポテト
一夏「はいはい、鈴、口開けて」
鈴「うん!」アーン
一夏「ほい」スッ
鈴「」カプッ
一夏「」ニコニコ
鈴「」ジー
一夏「?」キョトン
鈴「ははふひへほ、はへひゃふほ?(早くしてよ、食べちゃうよ?)」
一夏「成る程……じゃ、失礼して」スッ
パクッ
モグモグ……モグモグ……
チュッ♡
鈴「ん……ぁん………ちゅる……ん……チュッ、ぷはあ♡」ギューッ
一夏「ぷはあ……凄い熱烈だったな////」
鈴「だって、ずっと会えなかったんだもの……これくらいやらなきゃ満足出来ないのよ……一夏だってそうでしょ?♡」ゴロゴロ
一夏「そうだな、ずっと会ってなかったからな。俺、鈴と離れ離れになってる間、ずっと鈴と一緒に撮った写真で何とか保ってたからな……」ナデナデ
鈴「一夏もそうだったの?嬉しい♡私もそうだったの♡ずっと一夏とのツーショット写真で気をまぎらわせてたんだけど……」ゴロゴロ
一夏「我慢出来なくなった、か?」ナデナデ
鈴「うん……やっぱり一夏が近くにいないと、元気が出なくて……」ショボン
一夏「俺もだよ、鈴」ギューッ
鈴「一夏……♡」キュン
一夏「俺も、鈴が近くにいないと、元気が出ないんだよ……でも、今こうやって一緒にいられて、凄く元気が出たよ。ありがとうな、鈴」ナデナデギューッ
鈴「えへへ、一夏もありがとうね!♡」ゴロゴロ
一夏「おう」ナデナデナデナデ
鈴「~♡」ゴロニャーン
/一夏~、もっと撫でて~♡\
/これくらいか?\ナデナデナデナデ
/もっと~♡\
本音「かんちゃん、助けて……私、舌が壊れたみたい……甘さしか感じないの……アハハ」バタリ
簪「本音!?しっかりして!」
楯無「虚ちゃん……ブラックコーヒーをーー」ウップ
虚「申し訳ありません、お嬢様……すでにどこも売り切れておりまして……」ウップ
楯無「む、無常………ね……ガクッ」サトウブシャッ
『あ、甘過ぎる……』サトウダバー
『ちょっと外出許可取って、ス○バでブラックコーヒー飲んでくる!』ダッソウ
『おばちゃん!麻婆豆腐頂戴!一番辛いので!』ハリーアップ!
食堂も砂糖爆弾(シュガーボム)の被害を受けていた。
さらに場所を変えて、ISの整備室。
鈴「あ、ここよ。ここが動かしづらいのよ」
一夏「ここか?ありゃ、駆動用の関節がひび割れかかってる」
鈴「本当だ。上手く動かせなかったのも、これが理由みたいね」
一夏「恐らくそうだな。代わりの関節に付け替えておかなきゃ。鈴にもしもの事があったら……」
鈴「一夏……私の事、心配してくれてるの?」
一夏「もちろんだよ。鈴にはISを使ってる時にこういうので怪我して欲しくないから……」
鈴「( ♡∀♡)」キュン
ぎゅむっ♡
一夏「り、鈴!?」
鈴「えへへ、ありがとうね、一夏。私、嬉しいの。こんなに一夏に心配してもらって。それだけ一夏が私の事を思ってくれてるんだなって実感するの♡」
一夏「そりゃそうさ。だって鈴は、俺の大事な『彼女』なんだからな!」
鈴「!?」ズキューン
クイクイッ←鈴、一夏の服の裾を引っ張る
一夏「ん?どうした、りーー」
鈴「」チュッ
一夏「!?」
鈴「ん、ちゅっ……はむっ……んっ……んむっ……っ、ぷはあ♡」
一夏「り、鈴、いきなりキスはーー」
鈴「嬉しくないの?」ウワメヅカイ
一夏「」
鈴「」ジーッ
一夏「……嬉しいです////」カンネン
鈴「ん、よろしい♡」ギュッ
/という訳で一夏、もう一回キス♡\
/分かった分かった。おいで\
/えへへ~♡\
束「……も、もう束さん、我慢……出来な……い……ガクッ」バタリ
セシリア「整備どころではないですわ……」サトウダバー
シャルロット『さとぅ~』←血文字の如く書かれてる
牙也「はあ……全員整備を中断だ。これから、ぶっ倒れた奴等を医務室に搬送する」アタマカカエ
砂糖爆弾(シュガーボム)の雨にさらされて、整備どころではなかった。
その後も二人(バカップル)は周りに砂糖を振り撒いて回った。束達が帰った後も、その余波によって砂糖を吐く人が続出した。
余談だが、彼女等が吐いた大量の砂糖は束によって世界各地に出荷され、その甘さに買い求める人が続出したとかーーーー。
三人称side end
ラブコメ風になってしまった…………どうしてこうなった…………
という訳で、一夏と鈴のイチャラブな一日でした。
作者にはこれが限界でした。
これ以上書くと、本気で砂糖吐いてぶっ倒れそうなので…………