佐久間まゆと森久保乃々が近くに住んで居るだけで案外、毎日は楽しいです。 作:桃音@まゆすきp
デレステ中にマイスイートハネムーン流されると、集中出来なくなる症候群です。てか、これ嫌がらせだなッ。
「……す、すみま、せん。」
乃々ちゃんが謝りながらお茶を飲む。
あの来客はまゆではなく、メタキン少女乃々ちゃんだったんです。
「あ、あの…部屋で……ぽ、ぽえ…文章を書いてたら、ほ、本棚が…倒れてきたんですけどぉっ!…もう、怖くて…むーりぃー…。」
はぁ…?
本棚がいきなり倒れるなんて事ってあるんだろうか。
「って、まゆさんに言おうとしたら、間違えてしまいましたけど…。」
「いや、間違いだったのかよっ!?」
聞くところによると、本当にあった(ドキッ、あの子から聞いた話もあるよ!)怖い話…【イッショニアソボウ】特番を見た後らしい。ブルブル。
「で、でも、怖いので…おとなりさん、助けてぇ…。」
多分、こう言われて助けない馬鹿はいないと思う。
べ、別に俺も怖いんだからなッ!
乃々ちゃんの部屋は、一言で言うと、メルヘンチックな感じだった。
倒れてる本棚なんかユニコーンのイラストだし。
机には何枚かCDも置いてある。
本棚の中身は、
「ネガティブ!とにかくネガティブ!」
「ひきこもりでいいんです。」
「17歳を貫く秘訣。(これだけは本屋さんからであろう紙が貼ってあった。返品不可能と。」
「森ノ動物達」
「ネガティブなあなたでいましょう」
「うさぎのぬいぐるみとおんなのこ」
そんな暗かったり、メルヘンだったり。
「17歳を貫く秘訣。」、返品したかったんだろうなぁ。
本棚を見ると、底の部分が重さで壊れていた。
多分、それが原因だろう。
「乃々ちゃ「森久保でいいですけど。」」
森久保呼びを要求される。
「森久保ちゃん「ちゃんは要りませんけど。」」
深呼吸をする。すーはーすーはー。
女の子の一人暮らしの部屋って、やけに甘い香りするよね!逆に落ち着かねーよ!
「森久保、これ、ただ本棚が寿命で壊れただけだ。」
よく見てみると、「のの、あしたからしょうがくせい」と拙い文字が書かれている。
その横に「もうがっこうとかむーりー」と書かれているのは見なかった事にしたい。
「本棚が壊れたんですか…………そうですか。」
少し、落ち込んでいる。
「本……どうしましょうか……。」
そっちかよ!
「本棚買いに行くか?」
「それはむーりぃー…。だって、名前も知らない人と出掛けたら……高いつぼを買わせないで欲しいんですけどぉ!?」
思い込みって、すごいな。
まゆを見てても思うけど。
「俺は仁井悠馬です。高いつぼなんか売らねーよ。」
森久保は、視線をあわせずに話を続ける。
「森久保は、一人でも平気ですけど。」
そういや、一度もちゃんと森久保の目を見てないな。
目をあわせようとすると、目を逸らされる。
「どうせ、むりくぼだと思われてるでしょうが、ご心配ご無用です…。ただ、どの店員さんとも話ができないだけですけど。」
「それ、致命的じゃん!」
「今まで、通販で生きてました…。」
そういって、通販サイトを開く。
本棚を調べ、お届け予想日を見る。
「約一週間後…。」
デザインが独特だからか…?やけに遅い。
「しかもあんまり好みでもないんですけどね…ふふ…。」
「好みじゃないのかよ!」
その後、無理矢理明日、本棚を買いに行く事がきまった。
やっと寝られる。
おやすみなさい…むにゃ…。
次は本棚を買いに行くくぼ!
作者は只今、自分史上最高に素晴らしくご機嫌なので、にこにこしながら今回出てきたホラー系の番組タイトルを考えられました!
ストーリーテラーは誰か…?そんなの決まってるじゃないか!
17歳を貫く秘訣。誰が買うんでしょうかねぇ。
「だ、誰か、菜々の噂をしましたねっ…?」
まだ、森久保スカウトは先のお話です。
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ヤバい。
昨日、ぼののの誕生日だったじゃん!!
ごめんよぉ!森久保ォ!