銀魂~死神と呼ばれし異常者~   作:白魔の巫女

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第一話時雨

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死神と呼ばれた一人の侍がいた。長い鎌と数本の刀を持った侍。鎌の色は白銀に輝いていた。宇宙から来た天人と戦い続けた侍だ。白夜叉とも並んで称されている。これを第二次攘夷戦争と呼ばれている。

2

水色の髪をした青年が町を歩いていた。瞳の色は赤と青のオッドアイ。彼の名前は時雨紅(しぐれこう)。彼はまるで美を極めたように綺麗な美少年。彼の仕事は万事屋で基本的には料理を出すお店だ。名前は「時雨」。

 

「邪魔するぞ~」

 

銀髪の天然パーマの青年がまだ開店前に入ってきた。彼は坂田銀時(さかだぎんとき)。この飲食店の近くで万事屋をやっている。後ろから眼鏡をかけた少年とチャイナ服の少女が後ろからついてきた。

 

「良いんですか!?銀さん!?僕達お金無いですよ!?」

 

眼鏡の少年が突っ込みを入れていた。彼は志村新八(しむらしんぱち)

 

「良いんだよ」

 

「本当にただで食べれるアルか?」

 

銀時が鼻をほじりながらそう言った。チャイナ服の少女が首をかしげながら聞いてきた。彼女は神楽(かぐら)。夜兎族と言われる戦闘民族。

 

「言い分けねーだろ!アホが!?」

 

紅はそう言って鎌で銀時の頭にさした。血が思い切り出た。紅は何事なく抜いた。

 

「え!?何この人!いきなり銀さんの頭を鎌でブッ刺したんですけど!?って言うかどこから出したの!?その鎌!」

 

新八が突っ込みを入れた。紅は溜め息をついて反対方向に向きカウンター席に案内して座るのを見て言った。

 

「銀、コイツらはお前のところのバイトか?」

 

「まぁそんな感じだ。お前の姉と妹はどうしたんだ?」

 

「聖姉と春の事か?今買い出しに行ってるよ」

 

この店はそもそも時雨聖(しぐれせい)時雨春(しぐれはる)の二人で経営している。店の料理の大半のレシピは紅が考えた物だ。

 

「ってことはまだ開店前か?」

 

「ああ、開店するのは昼からだぞ!」

 

忘れたのか?っていう目で見ていた。銀時は気にしていない。新八が代わりに頭を下げてきた。

 

「あの、すみません!開店前に押し掛けてしまって」

 

「別に気にすることではないよ。ただ、銀が来るのはお金がピンチなと気だけだがな」

 

「本当にすみません!」

 

「まぁ良いんだけどね···自己紹介と食事どっちが先がいいかな?」

 

「「食事!」」

 

銀時と神楽が遠慮なく答えた。今作れるメニューを見せた。そこには色んな料理があった。

 

「何にする?」

 

「このビーフシュチューと牛丼アルね。ご飯は大盛り!」

 

「じゃあ俺はこのオムライスと牛丼」

 

「あんたらちょっとは遠慮しろ!?せめて一つにしろ!」

 


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