TS転生 地味子と行くインフィニットストラトス~ハーレムには入らない~   作:地味子好き

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皆様の感想大切に読ませていただきました。

やはり、知っているのは千冬と楯無の2人という方向性で行きたいと思います。

それと、彼女はただ「地味子」なだけで陰キャって訳ではありません。IS学園編でも普通に他キャラと喋ってると思います。


接触編③

~カフェ~

 

「昨日あのバカから日本政府に連絡が来た。発見された適正Sは私が預かったってな。」

 

「はぁ・・。」

 

目の前にはチョコパフェを食べる織斑千冬がいた。

 

「その後私に連絡が来て色々対応回りをした後、君のお母様に話をしに行ったという訳だ。」

 

「ええ・・・。」

 

店員さんが私たちのテーブルにアイスコーヒーを持ってくる。

 

「どうした?生返事ばかりして。」

 

「い、いえ。その・・・」

 

私たちが今いるのは「隠れ家的なカフェ」ではない。全国規模で展開されているチェーン店である。そのためそれ相応に客がいる。

 

その客がこっちの方をガン見しているのだ。

 

「その・・・織斑さん。」

 

「どうした?」

 

「店・・変えませんか?」

 

私がこう言って彼女が初めて気づく。

 

「・・・いや手短に話して終わらせよう。君は日本政府の監視下に入る。いいな?」

 

「・・ええ。分かりました。」

 

「それと・・すまないが、君の事は公には発表しないことになった。君が私を除いて初めての適正Sだ。君に危険が及ぶのは確実だ。」

 

そう言いつつパフェの下にあるブラウニーを掬いながら話す。

 

(・・確かに、この人は一夏っていう経験があるからな。)

 

「既に国への連絡等は完了している。君は明日の授業が終わった後IS訓練の為の施設へと向かってもらうことになる。」

 

「施設・・ですか?」

 

「ああ。だが心配することはない。時間も遅くはならないし、距離も学校からすぐ近くだ。」

 

そう言い終わって織斑千冬は立ち上がった。

 

「ここの支払いは私がしておく。明日からよろしく頼むぞ。」

 

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(ここかぁ・・・。)

 

私が来ていたのは通っている学校から自転車で20分の場所にあるアリーナ施設。

 

「よく来たな。天利。今日から君がIS学園に入学するまで私がミッチリ教えてやる。」

 

織斑千冬は玄関で仁王立ちにて立っている。

 

「よろしく・・・お願いします・・。」

 

この日から私の特訓の日々は始まった。

 

まず最初に教え込まれたのは座学だった。ISの基本を徹底的に詰め込まれた。

 

それが約1か月。その後はISの通常訓練。束さんにはこの開始日に合わせて専用機を届けてもらった。

 

~ハンガー~

 

「これが・・・私の専用機ですか?」

 

私の目の前には黒で塗られた1機のISが鎮座していた。その隣には束さんがいる。

 

「うん。そうだよ~。その名も黒薊(くろあざみ)!」

 

「くろ・・あざみ・・。」

 

「そうそう乗ってみて~。じゃあ私はちーちゃんに会ってくるから~。」

 

手を振って彼女は去っていく。

 

(そうか・・・此奴が俺の・・専用機か・・。)

 

私は黒薊に手を触れる。次の瞬間、黒薊が光り、頭の中に()()()が入ってくる。

 

「こ・・これは!?」

 

そう呟くと私の意識は遠のいた・・・。

 

----------

 

目を開ける。周りは何もない。その空間にぽうっと()()()が現れた。

 

⦅やぁ。また会ったね。⦆

 

ニヤニヤと憎たらしい笑みを浮かべているのはあの神だ。

 

(・・・なんでまた。)

 

⦅ふふふ、君が1つのポイントに来たからね。ここでもう1つ僕からプレゼントさせてもらうよ。⦆

 

(プレゼント?)

 

⦅そうさ・・。まぁその時になったら分かるよ。まだもう少し先だけどね。⦆

 

そう言うとあいつはスゥっと消えていく。

 

(おい!その時ってなんだ?おい!)

 

彼は答える前に俺の視界から消えた。

 

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私は目を開ける。掛け時計を見ても時間は全く進んでいなかった。

 

「その時・・・・。なんだろう・・?」

 

アイツが言った「その時」と言うワードは私の中に留まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・半年が過ぎた・・。私は今IS学園の前にいた・・。




大幅にカットしました・・。だって本篇早く行きたい・・・。

黒薊の紹介はもっと後になると思います。

それと冬香は一組になります。

今回の更新遅くなって本当に申し訳ありません。亀速度ですが頑張っていきたいと思います。

感想とかよろしくお願いします


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