TS転生 地味子と行くインフィニットストラトス~ハーレムには入らない~ 作:地味子好き
「ふゆちゃんはどんなISが良いの?」
ラボへと移動してきた私に向かって束さんは聞いてきた。
「私は・・・そうですね。とにかく扱いやすい機体がいいです。」
「扱いやすいね・・。うん任せて!束さんが一週間で作ってみせるよ!」
そう宣言してなにやら作業を始める。
「そう言えば今ってあれからどれくらいたったんですか?」
「ん?1日とちょっとだよ。あ、でも安心して。いろいろやっといたから。」
「いろいろ・・ですか?」
「うん。君の両親には、君が国の検査のために公的なところで宿泊してるって誤魔化しておいたから。束さんその辺はバッチリなんだよ!」
束さんはまぶしい笑顔をこちらに向ける。
「それで・・私はこれからどうすればいいんですか?」
「ん?そーだねー・・・そろそろ帰ってもいいんじゃない?ちーちゃん辺りには私が説明しておくし~。」
そう言って束さんはクロエを呼ぶ。
「くーちゃん。ふゆちゃんを送ってきてくれないかな?」
「はい。束様。では冬香様。こちらへ。」
そう言ってクロエは私を家の外に連れ出す。
キィキィとカモメが鳴いている。
(ここって南国だったんだ・・。)
そう思っているとクロエがいきなりIS「黒鍵」を起動させる。
「冬香様、しっかりと捕まっててくださいね。」
「え・・??ひゃぁぁぁぁあああああ!」
私をお嬢様抱っこし、いきなり上空にジャンプしそのまま飛行状態に入るクロエ。
「クククク・・・クロエさん?どうしていきなり・・?」
「へ・・・?」
私がしがみ付き、涙ながらに言うと彼女は本気でなにを言ってるんだ?みたいな顔をしている。
「いえ。束様が私に頼む際はいつもこうして運んでいるんですが・・?」
(え、この子本気で言ってるの?束さん何やらせてるんだよ!)
「そ、そうなんだ・・。まぁ落ちるって訳でもないし・・・このままお願いするよ。」
「はい。安心してフライトをお楽しみください。」
クロエはニコッと可愛らしい笑顔をこちらに向ける。
(この子ジョークとか言えるんだな。)
私は新たな発見を見つけつつクロエのフライトに身体を預けることにした。
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~日本・天利宅~
「それでは。またお迎えに上がりますので。」
とクロエが手を振りつつ戻っていく。
彼女が見えなくなると同時に私は自宅の玄関を開ける。
ふと下を見るとなにやら見慣れぬ靴がある。
「ただいま・・。」
私が声を出すと母さんがスリッパを履きながら歩いてきた。
「あら冬香!お帰り。ちょっと聞いたわよ。検査で適正あったらしいじゃない。IS学園に入学決定らしいわよ!」
と興奮気味に話している。
(ん?束さんはそこまで騙して言ってたのか?)
「母さん。誰から聞いたの?」
そう聞くと居間からスーツの女性が現れる。それは・・この世界に来たなら必ず1度は見たことのある女性だった。
「初めましてになるな。天利冬香。今君のお母様にいろいろと話していた。
うちの居間から出てきたのはブリュンヒルデだった・・。
うーん、今展開をどちらにするか悩んでます。
アンケート機能とかあったらいいと思うんですけどね・・・
1つはクラス代表戦に出ず、千冬さんと楯無さんだけが本当の冬香のことを知ってるパターン
もう1つはクラス代表戦に出てセシリアと一夏に勝つパターン。それでクラスが「天利ってやべー奴」みたいな認識をする。
個人的に最初に思いついたのは2つ目なんですが・・・全然地味じゃ無くなりますからね・・。
そこを含め色々と意見をもらいたいのでよろしかったら感想にお願いします。