インフィニット・ストラトス the Nightmare 作:焔鬼
雪も降り積もる中、麻都佳は一夏の腕に抱きつきながらババロフスクの町中を歩いていた。
「一夏、もうすぐクリスマスだね」
「そうだな、ハバロフスク支社を潰したらどこか店を貸しきって二人だけのパーティーでもするか」
「良いねそれ!」
回りから見たら完全にカップルとしか見えない一夏と麻都佳だったが、町中を歩いていると一店の宝石店が目に入るが一夏とりあえず気づかない降りをしてデートを楽しんだ。その後予約していたホテルに早めにチェックインした。その後、荷物を部屋に置いた一夏は「買い忘れた物があるから」と言ってさっきの宝石店に向かい、目を着けていた指輪を買ってホテルに戻ると
「麻都佳」
「何一夏?」
「戦いの前にこう言うものを贈ると縁起が悪いと言われているけど、麻都佳に受け取って欲しいから買ってきた」
「一夏、これって・・・」
「麻都佳、俺の妻になってくれないか?」
一夏はそう言うと麻都佳は涙をポロポロとこぼしながら抱きついて来てそのまま一夏の唇に自分の唇を重ねた後
「私とても嬉しい。一夏、私を一夏の本当の家族にして」
「メリークリスマス、麻都佳」
一夏と麻都佳は再び唇を重ねた。さっきのよりもより濃い口づけを・・・
その後一夏と麻都佳は夕食の時間までイチャイチャと過ごし、その日の夜は一夏と麻都佳は何度も体を重ね、次の日は二人揃って昼前まで寝てその日の夕方、一夏と麻都佳はハバロフスク支部に向かい、辺りが完全に夕闇に染まった瞬間、一夏はハバロフスク支部に奇襲を仕掛けた。
「やっぱり数が多いな・・・。メア、ラボと医務を避けるようにミサイル放ちたいから誘導を頼む!」
『了解!』
一夏はメアの演算を使いターゲットをロックしていき、ロックさせた敵が半分になった頃に引金を引きミサイルの雨を支部に降らせ、その後残った敵を雪片・陰陽を使い切り捨てて行くが
「ちっ、一機だけ量産幾と違う機体が混じってやがる!」
『機体が照合確認、アメリカのアラクネシリーズのプロトタイプと予想されます』
メアと話していると問題の機体が急速に向かってきた
「はっ、お前がモスクワ支部を破壊した犯人だな!」
「そうだと言ったらどうする?」
「どうするもこうするも、このタランチュラを見たからには死んで貰うにきまってるだろ!」
女はそう言いながら斬りかかってきた。だが俺はその攻撃をかわしながら責める
「ちっ、ちょこまかと動きやがって、だが攻撃方法は両手だけじゃないんだよ!」
女はそう言う背中から8本の刃が付いた細い蜘蛛の足の様なものを使いながらさらに斬りかかってきた
「ちっ、サブアームか!」
「そうだよ、これだけの斬撃かわせるかな?」
女の斬撃が増え事により俺は徐々に追い込まれる形となってしまった
「ちっ、メアあれを使う!」
『一夏さん、駄目です。私もあれについてはまだ解析途中で、使った結果一夏さんの体に何があるかわかりません!』
「しかし残りのエネルギー残量から考えたらあれにかけるしかない!」
『わかりました。ですが何が異変を感じたらすぐに止めてくださいね!』
「単一能力〔ISーD〕起動!」
その瞬間ナイトメアのフレームが赤いラインを境にずれて、赤いラインは輝きだした。