インフィニット・ストラトス the Nightmare 作:焔鬼
一夏が亡国企業モスクワ支部を壊滅させてから2カ月がたち、一夏と麻都佳は半分旅行気分で徒歩と電車に揺られながらロシアの西に向けて旅をしていた。もちろんに西に行く理由もある
「ねぇ一夏?」
「どうした麻都佳?」
「私のISの設計はどうするの?」
「麻都佳のISの設計はほぼしなくていい」
「設計しなくていいてどう言う事なの?」
「麻都佳の機体はナイトメアの元になった機体の設計図を使ってナイトメアみたいに麻都佳用にアレンジをする。実を言うと俺しか見ることが出来ないナイトメアのブラックボックスの中に元になった機体の設計図といくつかの武器の設計図が一緒に保存されていた。恐らくはこうなる可能性を見越して設計者がブラックボックスの中に保存したのかも知れない」
ただ一夏は混乱を避けるため、あえて設計者の名前を出さなかった
「じゃあISの設計は心配無いとして、ハバロフスク支部の戦力はどの位だと一夏は予想する?」
「そうだな、恐らくはモスクワ支部の事があったから戦力は上げていると思う。ましてハバロフスク支部はISを研究している専用施設だから襲撃をされると不味いからモスクワ支部の2倍から3倍の戦力が居ると思う。だからとりあえずはナイトメアのエネルギーをほぼ満タン状態にしておきたいが、とりあえずはハバロフスクに着いたら観光だな!」
「そうだね!」
と一夏と麻都佳はハバロフスクに着いたらで観光を楽しむのであった。
その頃日本のとある屋敷では
「虚ちゃん、亡国企業モスクワ支部を壊滅させた人の情報は集まった?」
「いえ、まだです。ですが残っていた記録にロシアの別の支部の情報が残っていたと情報担当者から支部の位置情報が記録されているUSBメモリーが届いてます」
「そう・・・、虚ちゃん、皆を集めて!とりあえずそっちの支部を潰しに行くわよ!」
「承知しました刀奈お嬢様。」
「しかし誰がモスクワ支部を・・・」
そう呟くのは外側に水色の髪が跳ねた刀奈お嬢様と呼ばれた少女だったが
「刀奈お嬢様よろしいですか?」
「どうしたの千鶴ちゃん?」
「今回の殲滅作戦、私も参加してもよろしいですか?」
「どうしたの急に?一応貴女は立場上、作戦参加の合否は貴女の自由なんだし、何か気になることでもあるの?」
「いえ、気になると言えばそうなんですが・・・」
「どうしたの?」
「私の女の勘がこの作戦に私が参加しないと後悔する結果になると告げているのです!」
「わかったわ。この作戦には貴女の姉、虚ちゃんは参加するけど・・・」
「はい、わかってます。妹の本音は簪様の護衛で参加はさせません。と言うか本音は足手まといです!」
「双子の妹なのに厳しいわね・・・」
と刀奈は苦笑いをした。