インフィニット・ストラトス the Nightmare 作:焔鬼
とりあえず一夏は食堂に着いたが麻都佳はまだ泣いていた
「麻都佳、そろそろ泣き止んでくれよ・・・」
「だって、だって一夏が・・・」
一夏は泣き止まない麻都佳に後ろから優しく抱き
「麻都佳は笑顔の方が可愛いよ。だから泣き止んでよ麻都佳・・・」
泣き続ける麻都佳に言うと今度は泣く代わりにゆで蛸の様に顔を真っ赤に変えた。
それからしばらくして一夏はできた料理を机に持ってくるが麻都佳はいまだに顔を真っ赤にした状態でうつむいており、一夏は無言で料理を麻都佳の前に置くと無言だった麻都佳が口を開いた
「一夏、さっきの言葉は本当?」
「さっきの?」
「笑顔の方が可愛いって言うの本当?」
「本当だ。昔から麻都佳は笑顔の方が可愛かった」
「だったら、だったら責任取って・・・」
「責任?」
「そう責任。私を泣かせて、私に恋をさせた罰」
「恋て・・ん!」
一夏が最後まで言おうした瞬間、身を乗り出した麻都佳にキスをされてしまい一夏は困惑するが
「私、一夏に着いて行く。何処まででも織斑一夏に着いて行く!」
「着いていくって・・・、それに俺はもう織斑を捨てたぞ!」
「・・・え、織斑を捨てた?」
「あぁ、俺は織斑捨てた。織斑を捨てて、母方の姓、更織を使うことにした」
「じゃあ私も織斑を捨てる。どうせ一夏も私も死んだ事になってると思うから」
麻都佳の連続爆弾発言に一夏は言葉を失うが
「後さっきの私に恋をさせた罰て言うのはね、実を言うと昔から一夏が好きだったからなの。一夏の事が好きであの女と兄さんから一夏を守る様に世話を焼いていたの」
一夏は麻都佳の口から出た真実を聞いた後、気付いたら自分から麻都佳にキスをしており。一夏からキスをされて麻都佳は再びゆで蛸の様に顔を真っ赤にした。
それから一夏と麻都佳は破壊されてない個室に別れて休む事にしたが
「シャワーでも浴びて寝るか」
そう言ってシャワー室に着いて扉を開けると
「・・・え、一夏?」
「麻都佳?」
なぜかこの支部はシャワーを浴びれる場所が一つしかなく、一夏がシャワー室の扉を開けた瞬間何も着ていない麻都佳が居て二人は時が停まった様に固まった。先に元に戻ったのは麻都佳だったがその瞬間
「キャァァァァァァァァァァァァ!」
麻都佳の乙女のスクリームと同時に一夏の顔面に麻都佳の拳が入り、一夏は掛けといたタイマーが鳴るまで意識を吹き飛ばされたが、起きた後麻都佳は何故か一夏の横で幸せそうに寝息をがいて寝ていたがその際に
「・・・一夏好き」
と寝言を呟いた。