インフィニット・ストラトス the Nightmare   作:焔鬼

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第2話

とりあえず自分がいたドイツを飛び立って1時間、一夏は誰も居ない森の中で自分のIS〈ナイトメア〉の武装を確認していた

 

「何だこのIS、完全に化け物じゃないか。両腰にはレールガン、両腕装甲の中には中国が開発中の衝撃砲、それも威力重視と連射を任意で切り替えれる上、胸と両肩アーマーにロシアの開発中のナノマシンのクリスタル、さらにはスラスターにイギリスが開発中のBT兵器それもビーム式で射撃とシールド両方ができる上、指先にはビームクロー、拡張領域には威力重視のバスターとピンポイント射撃重視のスナイパーの二つの形態が切り替えれるビーム兵器〈スターゲイザーBS〉、二刀一対の雪片の改良型〈雪片・陰陽〉、2連装ビームガトリング、その上エネルギーが現存のISの10倍以上、さらにはステルス機能、バクパックには音速強襲ブースター〈ゲイルブースター〉・・・こんなIS束さんでも作れんぞ、それどころかこの世界のISに関しての知識を完全に逸脱している。これを作った奴は化け物か!あはは、あははは・・・」

 

と一夏はナイトメアの性能に完全に呆れてしまい、ただ笑うしかなかったが

 

『一夏さん、このISの製作者を知りたいですか?』

 

「教えてくれナイトメア。俺も束さんの助手をやっていたから、こんな化け物みたいなISを作った奴を俺は知りたい!」

 

『わかりました。このISを作ったのは一夏さん、貴方です。』

 

「俺?」

 

『はい、正確には異世界の一夏さん、イチカ・オルコットさんとその婚約者セシリア・オルコットさん、そしてその世界の束お母様です。ただその世界の時間系列は今から二年後です。そしてその世界の一夏さんは全てのISの王と呼ばれ、セシリアさんを含め6人の女性を王妃として側においてました。』

 

ナイトメアがそう言うと一夏は

 

「まじか・・・、異世界の俺はハーレム野郎だったとは、だがその世界の技術はとんでもないな。この世界が習得するのは明らかに40年から50年後の技術なのに・・・、異世界の俺はすごい!」

 

と一夏は感服する。そしてナイトメアの性能を一通り見終わった一夏は

 

「じゃあ手始めにこの世界を女尊男卑の世界にした組織、亡国機業を潰しに行きますかナイトメア!」

 

『はい!』

 

一夏はナイトメアを纏いステレス機能をオンにして大空に再び飛び立って行った。この選択が一夏と義理の姉である麻都佳が再び再開する事を知らずに。そして一夏はこの亡国企業に悪夢を撒き散らす死神となる事になる。

 

 

 

 

 

 

 


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