Fate/Grand Order【Epic of Lancelot】   作:カチカチチーズ

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何だかだんだん駄文になってる感が否めない。
明後日から2日間忙しくなるから、いったん休むのが正解かな?

それと前回の最後の言葉から察せれるようにこのトリスタンは六章の記憶がありますがあくまで思い出せるのは自分のやった事と呪腕もとい自身の結末だけです。
なので他の円卓や立香たち、ランスロットの行動などは思い出せません。


全てマーリンって奴が悪い

 

 

 

 

 

 

「それにしてもランスロット。このような場でも卿は寝れるのですね」

 

「…………色々あってな仮眠しかとってないんだ」

 

「…………なんと、では少しでも身体を休めた方がいい。卿は昔から働きすぎの部分がありますからね」

 

「主に卿らのせいだが」

 

「寝ている間の見張りはお任せを」

 

 

 唐突に話を変えたな、胸の内に浮かび上がった言葉を胸に仕舞っておき、俺はエネミーを駆除した穂群原学園の比較的綺麗な状態────だいたい何処も瓦礫があったり窓が割れていたりしている為、どこもさして変わらないが────の教室の一角で壁に背を委ねる。

 カルデアで仮眠前の寝落ちしていた時間はあの後端末を見て調べてみた所一時間も無かったことに頭を抱え、仮眠は一時間弱……流石にこんな状態で彼女と相対するのは少し失礼な気持ちになる。

 通常のアルならばともかくオルタとなったアルとは会ったことがない以上どのような事になるかは分からない。最悪トリスタンと共に開幕モルガーンされる可能性を否めない。

 それになにより、バーサーカーが危険だ。アインツベルンの森に行かなければ会うことはないだろうが…………イレギュラーが発生する可能性を考えれば用心するべきか。

 

 

「……ランスロット」

 

「なんだ」

 

「……寝ないのですか?考え事ばかりしてますが」

 

 

「…………寝る。二時間程で起こしてくれ」

 

「分かりました」

 

 

目を瞑り、俺は寝始めた。

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

王の話をするとしよう

 

 

 己の失敗により友に裏切り者の汚名を着させ、異父姉の姦計により生まれた自身の写身に叛逆され、国を最悪の形で終わらせてしまった。

 我らが王の話を────

 

 

 

 彼女はカムランの丘、叛逆の騎士との戦いで負った致命傷を抱えながらベディヴィエールと共に傷を癒す為に森へと潜む事にしたが騎士ベディヴィエールに彼女は自身の聖剣・約束された勝利の剣を湖の乙女に返却するように命じた。

 ベディヴィエールは湖の乙女への聖剣返却を二度躊躇うも三度目に返却を成した。

 

 

 そして、彼女はアヴァロンへと旅立ったわけだが────

 

 

ああ、そうだった言っていなかったね。

 

 

 IFの世界、我らが社畜騎士ランスロットがなんとも残念なやはり円卓か、というような別人のランスロットだった世界では彼女はブリテンの救済を望んで世界と契約をしたらしいが……我らが王は契約をしなかった。

 何故?それは簡単だ。

 

 

 友の行いを、騎士達の歩みを、民草の人生を、踏みにじる事に繋がるからだ

 

 

 さて、アヴァロンに行った以上彼女は座に登録されるのか怪しいがそこはそれ、お隣の国の神話に出てくる女王様と同じさ。

 人理が焼かれた以上、アヴァロンもいずれ消えるだろう。

 そのために彼女は召喚される。私?期間限t(ry

 

 

 きっとこの人理修復の旅の中、彼女とランスロットは会うかもしれない……それはまた違った歩みをしたIFのアルトリアかもしれない。

 

 

 ランスロット、君は何やかんやで色々と彼女に影響を与えていたわけだ。

 でも……流石に一人隠れてまともな料理を食べていたから、という理由でアルトリアとガチの殴り合いをするのはどうかと思うんだ。何で私にそれをくれない。

と、脱線したね。

 

 

 まあ、そんなアルトリアが反転した、ならどうなるかはこの私の眼をもってしても見抜けないんだ。

 ランスロットとアルトリアはよくある異性としては絶対に見れないような幼馴染────別に幼馴染ではないけども────みたいな関係なわけだが、そんなアルトリアが反転したら……うん、何だか楽しみになってきたぞ☆

 

 

 

 おっと、殴っても無駄さ。

 今の君は私に気づいているわけではなくぶっちゃけ無意識だからね……それにさっきから君の台詞出てないだろ?

 メタいなんて気にしないでくれ!

 

 

 さて、そろそろ起きる時間だ。

 君はわかっているんだろう?情報源は私でも知らないけどね。

 次に会うのは第四……いや、第五かな?

 ま、頑張ってくれ。色々と胃とかメンタルとかダメージが入るかもしれないけども!

応援してるからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

 

 

 

「………………………………会ったら殴ろう」

 

 夢を見た。よりによってまさかのマーリンが現れて何か言ってきた。

 何を言ったのかはほとんど覚えていない。

 期間限定とかなんとかほざいていたのは思い出せるが…………

さて、起きるか。

 

「トリスタン、何時間ほど寝てた俺は…………」

 

 

 寝る場所が場所だった為か首辺りに若干の違和感を感じるが俺は見張り役兼起こすのを頼んだトリスタンに声をかける。かけたのだが……

 

「(っ˘ω˘c )スヤァ…………」

 

「…………」

 

 寝ている。

 この眠り豚、寝ているんだが。

 俺は教室の備え付けの時計を見る。

 寝る前に動いている事を確認済みだ。

 正確な時間ではなくともきちんと動いている以上どれぐらい寝ていたかはわかるわけで…………

 

 

《18時58分》現在

 

《12時41分》寝る前

 

 

……………………。

 

「四時間超過してるだろ!?」

 

「……ガフッ!?」

 

 起こさなかったというか見張りやらずに寝てるトリスタンの脛に蹴りを打ち込む。

トリスタンはその一撃で眼を覚まし悲鳴をあげる。

 とりあえず俺は立ち上がりコートを着直す。

四時間も長く寝ていた以上、予定は崩れる。

例えば……マシュらの経験の為に手を出さなかったシャドウライダー……そして一度も見てないキャスター。既に戦闘があって会合している可能性がある。

 その時に合流しようと考えていたんだが……此処は目的地で待機していた方が得策だな。

 

「立てトリスタン、とりあえず何故卿も寝ていたのかは追求せん」

 

「ぬぅぅ……流石はランスロット……例えツッコミといえども地味に芯へとダメージを通す一撃を放つとは……無窮の武練の無駄使いですね……!」

 

「……黙れ。それ以上阿呆なことを言うなら令呪で不能にするぞ」

 

「……なんと、それは止めていただきたい。一人の男としてそれは辛い」

 

 適度にトリスタンとコントじみた掛け合いを終えて俺は穂群原学園を出た。

 目指すは大聖杯のある鍾乳洞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「丁度いいわ、ひとまずこの学校で休息をとりましょう。キャスター、それでいいわね?」

 

「おう、構わねぇよ。俺らサーヴァントならともかく嬢ちゃんらは人間だろう。ちゃんと休んでもらわにゃあ困るからな」

 

「おー、学校かあ。……そうだよね、こういう状況でも学校ならある程度安心して休めるからね」

 

「これが、学校……大きいですね先輩」

 

 




とりあえず活動報告で幕間の物語についてアンケートしたいので今日の18時から匿名解除してアンケート貼りたいと思います。
期限や内容は活動報告に載せて起きますので興味がおありなら是非18時頃からのアンケートにご参加ください。

ここまで読んでいただきありがとうございます
意見感想よろしくお願いします

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