とあるアイルーの鎧袖一触   作:榛猫(筆休め中)

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ヤッホニャー!

本日?二度目の更新だニャ!

前回まで女王領域の獣人種は?

アイルーに転生して一年間、苦行にも等しい訓練と女王領域の森でのサバイバルを繰り広げていたアイルーにくん、ついにリミッターを無理やり破壊することに成功する...。

女王領域の修羅種や変異種などを日々相手にしながらも仲のいいモンスターたちとほのぼのこっそり生きてますニャ!


アイルーでもハンターになれるのですニャ!?

しょっくりょう♪しょっくりょう♪どっこかニャァ~♪

 

オッス!オラアイル―!

 

今は見ての通り食料を探して散策中だニャ!

 

お肉は良く喧嘩を売ってくるモンスターたちから手に入るから苦労しないけど、他の物はそうもいかないニャ...

 

モンスターたちが持ってきてくれたりすればいいンニャけど、流石にそんなこと出来る訳ニャいし...。

 

だからこうして自分の足で食調達に来ているのニャ!

 

 

「さてさて~目ぼしいものはあるかニャ~?」

 

 

「すみませぬそこのアイルー?殿、ちょっと聞いてもよろしいですかニャ?」

 

ニャニャ?他のヒトの声ニャ、こんな所に来るなんて命知らずニャァ...

 

 

「えっと、聞いておりますかニャ?」

 

え?もしかしてボクに話しかけてるのニャ?

 

 

「......えっと、もしかして...ボクに話しかけてるのニャ?」

 

 

「貴殿以外にアイルーは見当たらないのですがニャ...」

 

あ...言われてみれば確かにそうだったニャ...。

 

これは恥ずかしいニャァ...以前は話しかけられたらすぐ反応できていたのに最近はモンスターたちとしか会話しないせいか忘れかけてる気がするニャ......

 

 

「これは失礼しましたニャ...それでボクにどんな用かニャ?」

 

 

「少しお聞きしたいのですが、この辺りで人間のハンターを見かけなかったですかニャ?話し方がとんでもなく下手糞な...」

 

話すのがド下手クソな人間のハンター?そう言えばここに来てからまだ一回も人間って見たことないニャ!

 

というより同種を見るのはこれが初めてかもしれないニャ!

 

 

「うーん...人間のハンターは見てないニャ、モンスターのハンターならいくらでも見るンニャけどね...」

 

そもそも人間なんか見たら忘れるわけがないし、話しかけると思うニャ!

 

ここでまともに話せるのって実質アプさんくらいしかいないんだからニャ......

 

 

「そうですかニャ...いや失礼、お邪魔しましたニャ」

 

そう言って去ろうとして行く同種のアイルー。

 

ちょっと話を聞いてあげようかニャ?

 

 

「その人間のハンターを探しているのニャ?どんな関係なのニャ?」

 

 

「関係...ですかニャ?そうですニャ...主人...と呼べるヒトですニャ」

 

 

「主人かニャ...?」

 

という事は...お供アイル―ってことかニャ!?

 

そういえば確かにモンスターの素材らしき装備着けてるし、その考えで間違いなさそうニャね。

 

 

「それならその主人さんをボクも一緒に探してあげるニャ!」

 

食料調達もその途中でやればいいしニャ♪

 

 

「...いいのですかニャ?」

 

同種が困っているのに助けない訳がないニャ!

 

 

「もちろんニャ!任せるニャ!」

 

念のためジンくんにも協力してもらおうかニャ...。

 

 

 

 

~~NowLoading~~

 

 

 

 

「オオォーンッ」

 

 

「ジンくん、このヒトの旦那さんを探すのに手を貸して欲しいんニャけど、良いかニャ?」

 

 

「ウオォォンッ」

 

いいともー!ってなんでジンくんがそのネタを知ってるニャ?

 

まあいいニャ、それじゃあ協力してもらうニャ!

 

 

「し、修羅種のジンオウガと仲良く話している?いったい貴殿は...」

 

 

「あー...ただのアイルーってことにしておいて欲しいニャ、なんなら修羅種って認識でも構わないのニャ。とりあえず乗るニャ!」

 

まあ普通アイルーがジンオウガと仲良く話してたら驚くに決まってるニャね...

 

しかもそれが修羅種となれば驚きは大きいと思うニャ...。

 

驚く同種を急かしてジンくんに乗ってもらい、ボクもジンくんに乗り込むニャ。

 

 

「さあジンくん!このヒトの!...ってそういえば名前はなんていうニャ?」

 

 

「吾輩ですかニャ?申し遅れましたニャ、吾輩は業火と申しますニャ...。貴殿は?」

 

 

「ボク?ボクはアイルー!家名も苗字も名前もない、名無しのアイルーニャ!」

 

そもそもボク、ここに来て名前を呼んでもらったこと無いニャ。

 

ジンくんでもアプさんでも『アイルー』とか『ルーくん』とかしか呼ばれないのニャ

 

 

「な、名前がない?親に着けてもらわなかったのですかニャ?」

 

親...人間だった頃にはいたけど、アイルーになってからは一度も見てないニャ...。

 

 

「親はいないのニャ、ボク自身記憶がなくてここ一年の記憶しか分からないのニャ」

 

 

「なんと...一年間もここで生活したいたのですかニャ!?よくご無事でしたニャ...」

 

 

「死ぬほど訓練したからニャァ...最初の頃はかなりキツかったニャ...」

 

 

「オオォンッ」

 

ん?どうしたニャ?ジンくん。

 

え?人間の匂いを嗅ぎつけた?さっすがジンくん!狼の鼻は立てじゃないニャ!

 

早速向かって欲しいニャ!

 

 

「ウオォォンッッ」

 

早くも業火さんの旦那さん発見かニャ?

 

そうだと良いニャァ...。

 

 

 

 

~~NowLoading~~

 

 

 

 

「業火!心配したんだぞ!」

 

 

「ご心配をおかけして申し訳ないですニャ、レクシア殿この方たちが助けてくれたのですニャ」

 

 

「そうだったのか、えっと...業火を助けてくれて...あ...りがと...」

 

 

「お礼なんかいいニャ!ね?ジンくん」

 

 

「オオォンッ」

 

ボクのお願いじゃなかったら襲ってた?駄目ニャよ?やるんだったら後でボクが相手してあげるニャ。

 

 

「ウオォォンッ!」

 

はいはい、後でニャよ?

 

 

「キミは...そのジンオウガの言葉が...分かる...のか?」

 

なんだかたどたどしいニャァ...。これはいわゆるコミュ障って奴かニャ?

 

 

「分かるニャ、ついでに言うならボクとジンくんは友達ニャ!」

 

 

「ッ!?」

 

ん?このハンターさん何をそんなに驚いた顔してるニャ?

 

ジンくん、僕変なこと言ったかニャ?

 

 

「オオォンッ」

 

モンスターと友達って言ったから?なんでニャ?

 

ボクだってモンスターみたいなものニャのにニャァ。

 

 

「えっと...キ、キミから感じる強さはじ、尋常なもの...じゃ、ない...後ろにいるジンオウガ...なんて目じゃないくらいの強さを感じる...キミは...どうやってそれほどまでの...強さ...をてっ手にいれたんだ?」

 

 

「どうやってって、ただ筋トレしながらサバイバルしてただけニャ、そんな生活一年も続けてたらいつの間にかこうなってたニャ」

 

また目を見開いてるニャ...ボクの言ってることってそんなに変なのかニャ?

 

 

「キミには...は、ハンターの素質があるかも...しれない...もしかしたらライダーも...」

 

へぇ~ボクにハンターかニャァ...って、え?

 

 

「は、ハンターかニャアァァァァァァァ!?」




はい!今回はここまでニャ!

次回は...まだ未定ニャ!

それじゃあまた次回お会いしましょうニャ!

SeeYouNextNovelニャ!!

これからのアイルーくんの動向について

  • 渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
  • 弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
  • 弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
  • 弟子○けど基本好きにやらせるニャ
  • 全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ

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