とあるアイルーの鎧袖一触   作:榛猫(筆休め中)

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ヤホヤホニャー!

前回までのとあるアイルーの鎧袖一触ニャ!

ゾラさんの背に乗せてもらい、新大陸へと出発したアイルー一行。

そこでポッケ村のハンター。メランの姿を見て、見つからないように姿を隠す。

結果、メランには見つかることなくアイルーは新大陸へと向かっていくのであった……。


古代樹の森ですニャ!

 

 

 

「ニャッと…ゾラさーん!連れてきてくれてありがとうニャー!」

 

ボクは今まで背中に乗せて貰っていたゾラさんにお礼を言う。

 

 

「………(コクッ)」

 

ゾラさんは対して何を言うことなく軽く頷くと、ボク達に背を向け何処かへ歩き去っていったニャ。

 

ボクはその背中が小さくなるまで手を降って見送るニャ。

 

 

「ふぅ…さて…」

 

手を振るのをやめ、ボクは振り返る。

 

 

「古代樹の森ですかニャ」

 

来る途中にゾラさんから簡単に話を聞いてるニャ。

 

本土にある密林や森丘等よりも深く、樹海になりかけている大きな森らしいニャ……。

 

ここなら三匹を離しても大丈夫そうニャね~

 

ボクは能力を切って、三匹を解放したのニャ。

 

 

「お待たせニャ、アプさん、ジンくん、ナルさん」

 

三匹はそれぞれ身体を動かしつつ、辺りを見回している。

 

 

「ここがボクたちの新たなる住み処!『古代樹の森』ニャ!」

 

 

「ギャガアァァァ?」

 

 

「『ここでなら前みたいに生活しても良いの?』

勿論ですニャよナルさん!また伸び伸びと思うがままに生活して大丈夫なのですニャ!」

 

 

「ルオォォ…」

 

「『ここの食べ物はちゃんと食べられるの?』

少なくとも女王領域のものよりかは安全だと思いますニャ」

 

 

「オオォォォンンッ」

 

「『相手になるような奴がいるのか?』

それはどうかニャぁ…もしかしたらいるかもニャよ?」

 

その後、それぞれが好きなように去っていったのを見送ってからボクも探索にとりかかったニャ!

 

思うがままに進むこと一時間……。

 

 

「ここ、どこニャ?」

 

ボクは遂に来た道すらも分からなくなってしまったのニャ……

 

辺りを見回しても見覚えなんてないものばかり……。

 

これは、本格的に…

 

 

「遭難したのニャ…」

 

ニャアァァァアアッ!どうするのニャ!これじゃあボクが方向音痴みたいじゃないですかニャ!

 

音痴ネコだなんて不名誉な呼ばれ方絶対したくないのニャ!でも……

 

 

「これからどうしたらいいのニャ…」

 

ボクが途方に暮れているとそこに……。

 

 

「そこのオマエ、こんなところでなにしてるニャ?」

 

声のした方を振り向くと、そこには黒毛の尖った耳をしたアイルーに良く似たネコの姿があったのニャ……。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

最近、不思議に思っていることがある。

 

それはアイルーくんがちっとも訪ねて来てくれないのです。

 

前まではちょこちょこ顔を出しに来てくれたのに今となっては全然なのです。

 

余りにも顔を出さなさ過ぎなので、姫星やレウスにも聞いてみましたが、帰ってきたのは知らないという答え。

 

姫星の方は個人的にアイルーくんのことを探し始めているのだそうです。

 

私もジェストさんやセレシアさんに頼んでアイルーくんの捜索を始めています。

 

 

アイルーくん…無事でいてくださいね?




と言うわけで今回はここまでニャ!

次回またお会いしましょうニャ!

ではでは!seeyounextnovelニャ!

これからのアイルーくんの動向について

  • 渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
  • 弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
  • 弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
  • 弟子○けど基本好きにやらせるニャ
  • 全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ

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