前回までのとあるアイルーの鎧袖一触ニャ!
能力の検証の為に暴風の古龍に接触したアイルーくん。
クシャルの全力の一撃を受け、その能力を吸収することの成功する。
そしてクシャルは逃げるように雪山を後にするのだった。
獣人種型一番猫アイルー!気合い!入れて!行きますニャ!
という訳でボク、アイルーですニャ。
今、この星は大混乱に陥っているのですニャ。
何が大変かって?今まさにこの星に超巨大隕石と
え?そんなの星焔龍達に任せておけば万事解決かニャ?
それがそうもいかないのですニャ、あの人外さん達は今、別の案件で世界中を飛び回っているのですニャよ。
だから残った者たちでこれらを迎撃しないといけないのですニャ。
隕石が星に衝突するまで後、推定一日、老山龍接近までおよそあと半日らしいのニャ。
迎撃するのなら時間が少ない老山龍の方なんニャけど......。
「隕石がどの程度の速度で落ちてくるのか予測できないからニャァ...」
きっとボクが出れば老山龍は簡単に終わるニャ。けど、それじゃあもし、隕石が速度を速めて落ちてきたときに対応が出来ないのニャ。
それに、出来ればあまり星に接近しないうちに破壊しちゃいたいのニャ。
隕石の話はニャイタマ先生の話にもあったのニャ、あの時は接近のし過ぎでとんでもない被害が街に出てたっけかニャー......。
あの時は街だったけど、今回は規模が違うから早めに破壊したいのニャ。
けど、どうやって迎撃すればいいんだニャ......。
ボクの跳躍力じゃ大気圏まで飛んでいくのは難し...ドクンッ...ハニャ?
いや、出来るニャ...。僕はその方法を知ってるニャ。
でも、なんでこんな方法知ってるのニャ?ボクはこんなことを学んだ覚えは無いニャ!
けど......。
「今は使わせてもらうニャ!この知識!」
ボクはそうして火山に向かったのですニャ。
~~NowLoading~~
「ふう...ここはいつ来てもアッツいニャァ...」
やってきましたニャ火山の麓!
さて、ここからどうするかニャ、それはニャ?
「―—―必殺マジネコシリーズ—――
―――マジネコ混ぜ―――」
【ギュルルルルルルッッ!!!】
ニャニャニャッ!?三つの力がボクを中心に渦を巻き始めたニャ!
渦はドンドン幅を狭めてきて、やがてボクを包み込んだニャ。
【シュルルルルッ……カッ!!!!】
な、何が起こってるニャ!?混ざった三つの力がボクの中に入ってきたと思ったらいきなり身体が発光を始めたニャ!
いつもの能力吸収の時とは比べ物にはならないほどの輝きニャ!
いったい、ボクの身体に何が起こってるのニャ!?
~~NowLoading~~
やっと光が収まったのニャ...収まったんニャけど......。
「なんというか、凄いことになっちゃったニャァ...」
「でも、これならいけそうだニャ!」
膝を曲げ、グッと力を籠め、両腕を大きく後ろに振り上げると、ボクは思いっきり跳び上がったニャ!
【ビュオッッ!!】
ニャッハァーー!!凄いのニャ!滅茶苦茶早いのニャ!もう火山があんなに遠いニャ!
これなら隕石まであっという間に着けるニャ!
それにしても......。
「これは跳んでるというよりは飛んでるみたいニャねー」
(ンニャ?あれニャね)
しばらく飛んでいると目の前に目を疑うほど大きな隕石が姿を現したニャ。
(ボクの星にッ…落ちてるんじゃッ...ないニャァァァァァッッ...!!)
『並龍猫パンチ』
【ドゴォッッ!!!】
振りぬいた腕から赤褐色の暴風が飛び出し、隕石包み込む。
(そのまま...銀河系の彼方まで飛んでいきやがれニャアぁぁぁぁあああ!!!)
一気に出力を上げた赤褐色の暴風は隕石を押し戻し、そのまま宇宙闇の中へと飛んでいきやがて姿を消した。
終わったのニャ......。
ボクもそろそろ息が限界ニャ...早く戻らないとニャ!
息...続いてくれニャよ!
という訳で今回はここまでニャ!
次回は明日となりますニャ!
それじゃあまた次回お会いしましょうニャ!
seeyounextnovelニャ!
あ、老山龍はドンドルマのハンター達が退けたらしいニャ……。
これからのアイルーくんの動向について
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渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
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弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
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弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
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弟子○けど基本好きにやらせるニャ
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全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ