とあるアイルーの鎧袖一触   作:榛猫(筆休め中)

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ヤホヤホニャー!

前回までのとあるアイルーの鎧袖一触ニャ!

なんとかポッケ村まで戻ってきたアイルーくんに再びメランさんが弟子入り志願を申し込んで来ることがあるも、条件を付きで断ることにしたニャ。

ポッケ村から離れたところで、変なイビルジョーが喧嘩を売ってきたから相手してたらまた妙な力を手に入れることになっちゃったのでしたニャ......。


経過報告ですニャ!

 

 

ニャンター、アイルーだニャ、猫じゃないニャ......。

 

どこからどう見ても猫だろうって?

 

その通りですニャ!

 

というわけでボク、アイルーですニャ!

 

あの後、変なイビルジョーがいなくなったのを見送ったボクは久しぶりにドンドルマへとやって来てるののニャ。

 

...ニャ?孤島に行くんじゃニャかったのかって?

 

あんなことがあった後ニャよ?行く気にもならなかったのニャ......。

 

だから気分転換にドンドルマに行くことにしたのニャ!

 

移動手段はどうしたって?

 

もちろん走ってきたのニャ。

 

それに、女王領域の地図もある程度できましたからニャ、その報告も兼ねてという訳なのですニャ!

 

と、長々とボクはいったい誰に説明してるんだろうニャ......。

 

とりあえず、セレシアさんのいるギルド本部にレッツゴーだニャ!

 

 

 

 

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「セレシアさんお久しぶり...って相変わらず凄い書類の山ですニャね......」

 

 

「......ん?アイルーか...。そうだ、それもこれも全部あの星焔龍がやらかしてくれたものだ...」

 

星焔龍(スフィア)さん何やってるニャいったい......。

 

 

「いらっしゃい、アイルーくん」

 

 

「リリナさん、こんにちはですニャ!...あれ?エクセリアさんは居ないのですかニャ?」

 

ここに来れば三人ともいると思ってたんだけどニャ......。

 

 

「エクセリアさんなら今日は来てないわよ?多分家で家事でもしてるんじゃないかしら?」

 

『ほら、最近子供も大きくなってきて大変な時期だから』と続けるリリナさん。

 

そういえばいましたニャね、確かルーク君とクララちゃん...だったかニャ?ボクもほんの少しだけだけど、子守を手伝ったことがあったりするニャ。

 

あの子達...特にクララちゃんには髭とか毛をむしられたりして大変だった記憶があるニャよ......。

 

ルーク君は比較的おとなしい子だったからそこまで大変ではなかったかニャァ......。

 

 

「それで、今日は何をしに来たんだ?」

 

あ、そうだったニャ、忘れるところだったのニャ。

 

 

「女王領域の地図が三割程できたので、その報告にと思って寄ってみたのですニャ」

 

 

「三割か、見せてくれ」

 

 

「はい、これですニャ」

 

書いてきた地図をセレシアさんに渡す。

 

 

「もう三割も仕上げるなんて...どれどれ?」

 

そう言ってリリナさんも地図を覗き込む。

 

すると地図を見ていた二人の顔がみるみるうちに渋いものへと変わっていく。

 

いったいどうしたのかニャ?

 

 

「アイルー…これは本当に地図なのか?」

 

 

「ニャ?どうしてですニャ?勿論地図ですニャよ?」

 

というかどこからどう見ても地図じゃないですかニャ?

 

 

「......言ってはなんだが、子供の落書きにしか見えんぞ」

 

こ、子供の落書きですかニャ!?!?

 

 

「私も...さすがにこれはちょっと......」

 

り、リリナさんまでもニャ...!?

 

い、いくらなんでもそれは失礼じゃないですかニャ!?

 

 

「そんなに分かり難らかったですかニャ?これでもまだキレイに?書けた方なのですニャよ?」

 

 

「そ、そうなのか...?」

 

そもそも見てくれる人がいないんだから仕方ニャい...じゃありませんかニャ......。

 

 

「じゃあボクが説明していくからあとはそっちにお任せしてもいいですかニャ?」

 

 

「あ、あぁ、分かった」

 

まさかこんなことになるだニャんて......。

 

内心でため息を吐きながらボクは二人に地図を見ながらその場所の解説をしてくのでしたニャ。

 

 

 

 

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地図説明を終えたボクはエクセリアさんの家の前までやって来たのニャ。

 

どうせ来たなら挨拶位しておかニャいと後から知られた時に怒られそうだもんニャ......。

 

(コンコンコンッ)

 

とりあえずノックをしてみる。

 

 

『はーい、今開けますね』

 

すると、中からそんな声が帰って来てドアが開かれたニャ。

 

 

「はい、どなたですか?...ってあら?」

 

 

「お久しぶりですニャ、エクセリアさん!」

 

 

「アイルーくん!久しぶりですね、いつこっちに来てたんですか?」

 

 

「ついさっきですニャ、ちょっと用があってさっきまでハンタ―ズギルドに寄っていましたニャ」

 

中に入れて貰いながらそう話す。

 

 

「そうだったんですね、あそこ、相変わらずだったでしょう?」

 

あそこって多分セレシアさんのお部屋ってことかニャ?

 

 

「あはは...確かに相変わらずでしたニャ」

 

 

「妃星はいつもやり過ぎなんです。もう少し自重してほしいのですけど」

 

やり過ぎってレベルなのかニャ...?

 

というより、妃星って誰ニャ?

 

 

 

 

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「ところでアイルーくん」

 

 

「なんですかニャ?」

 

 

「随分前の事ですけど、あの約束の事、覚えていますか?」

 

ハニャ?約束......?

 

 

「申し訳ないニャ...約束って何のことですかニャ?」

 

 

「やはり覚えていませんよね。...そうですね、ウラガンキンを狩りに行った時...と言えばわかりますか?」

 

ウラガンキンを...?確かその時は修羅レウス(リオレウス修羅種)が襲ってきて...あ......。

 

 

「え、えーとエクセリアさん?約束ってもしかしてだけどニャ......」

 

 

「思い出しましたか?はい、あの時の何でもいう事を聞く(・・・・・・・・)というあれです」

 

やっぱりだったニャ......。

 

確かそんなことを言ったような覚えがあるニャ、あの時はエクセリアさんを逃がすことで頭がいっぱいだったから特に考えてなかったのが裏目に出たニャ......。

 

すごく嫌な予感がするのニャ......

 

星焔龍(スフィア)さんにモフらせてと言われて地獄を見た時並みの最大級のいやな予感が......

 

 

「い、いったいどんなお願いですかニャ......?」

 

 

「そんな難しいことじゃないですよ。

 

しばらくルークとクララの面倒をお願いします」

 

 

「ウソダニャアァァァァァァァッッッ!!!」

 

その日、ドンドルマ中にボクの絶叫が響き渡ったのは言うまでもないニャ......。

 




という訳で、今回はここまでニャ!

次回の更新は明日の夜になりますニャ、多分......

もしなかったら作者が死んだとでも思ってくださいニャ。

それじゃあまた次回お会いしましょうニャ!

seeyounextnovelニャ!

これからのアイルーくんの動向について

  • 渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
  • 弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
  • 弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
  • 弟子○けど基本好きにやらせるニャ
  • 全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ

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