とあるアイルーの鎧袖一触   作:榛猫(筆休め中)

11 / 40
ヤホヤホニャー!

以前の更新から日にちが開いちゃ宛て申し訳ないニャ。

以降はあまり遅くならないよう気を付けるのニャ!

それじゃあ前回までの女王領域の獣人種は...。

星焔竜から全力で逃げ切り、街に戻ってきたアイルーくん。

先に逃がしておいたエクセリアに心配されつつもジェストから人外扱いされる。

エクセリアの提案でオトモンであるレウスと会合するが、レウスが自分の存在を知っており、なおかつ星焔竜にもその存在が知られていることを知り、嘆きの絶叫を上げるのだった...。

今回からはまた更に時間が飛んでのお話ニャ!


帰ってきたのニャ!女王領域!

 

 

ヤッホニャー!ボクの名前はアイルー!名前だけでも憶えて...!

 

逝ってニャ!

 

と言ってもボクはどこぞの猫精霊みたいに氷の魔法をぶっ放したりしないニャ。

 

レウスさんとの対面から半年、ボクはエクセリアさんのオトモ(オトモじゃニャいけど...)を終えて、女王領域へと戻って来てたニャ!

 

 

「ニャー...半年もいなかったのにここはあんまり変んニャいニャー」

 

でもモンスター達は若干変わってたりするんだろうニャァ...。

 

早速住処に戻りたいところニャけど、今まで集めてた素材や食料は全部エクセリアさんの所にあげてきちゃってボクの手持ちは空っぽニャ。

 

 

「はぁ...仕方ニャいニャ、食料を集めながらゆっくり戻るとするかニャ」

 

あ、それとセレシアさんに頼まれた地図の作製もついでにやっておこうかニャ。

 

 

 

 

~~NowLoading~~

 

 

 

 

「ギャルアァァァァァ!!」

 

 

「うるさいニャ!お前達は一々叫ばないといられないのかニャ!」

 

『超弱 十分の一ネコパンチ』

 

【ドゴンッ】

 

 

「ギュッ!?!?」

 

 

【ズズンッ】

 

ふう、上手いことバラバラにしないで倒せたニャ。

 

え?今倒したのはニャにかって?

 

えっと、確かコイツはフルフルのG級固体ニャ。

 

地図製作も兼ねて雪山と凍土に来てみたらこいつが喧嘩売ってきたから相手してやったニャ。

 

 

 

一撃ニャったけど......

 

 

「ともかくこれでお肉は確保出来たニャ!雪山草でも取って帰ろうかニャ」

 

フルフルのお肉って噛みづらいからできれば他のモンスターが来てくれると嬉しいんだけどニャァ(チラッ)

 

 

............

 

 

誰も来ないニャ、仕方ニャいしササっと地図作って別の地域に行くニャ!

 

そういえば今日は修羅種の姿を全く見ニャいけどどうしたのかニャ?

 

 

 

 

~~NowLoading~~

 

 

 

 

というわけでやってきましたニャ!樹海!

 

いやーそれにしても地図作りって大変だニャ...。

 

ボクが見るだけニャら適当でも...ってボクの場合はこの辺の地理は頭に叩き込んであるから問題ニャいけど...。

 

これはドンドルマや他の村?の人達が見る者らしいからニャ、しっかり作っておかなニャいとセレシアさんに怒られちゃうのニャ。

 

 

「さて、雪山、凍土は出来たし、今度はここで食料調達しながら地図作りだニャ!」

 

 

「ギャガアァァァッ」

 

ん?この声は確か...。

 

 

「なんだ、やっぱりナルさんだったのニャ」

 

 

「ギャガ?」

 

 

「え?ここでニャしてるかって?ご飯集めに来てたのニャ」

 

 

「ギャガアァ?」

 

 

「え?『アンタの生息域は森じゃない』って?たまには森以外の食べ物も食べたいのニャ!」

 

 

「ギャガアァ...」

 

 

「『ここでも取れる物は似たようなモノ』?そ、それはそうニャけど...気分ニャ気分!」

 

 

「ギャガ」

 

 

「むう...そんな呆れたような仕草しないで欲しいのニャ!」

 

このモンスターはナルさん、ナルガクルガのナルさんだニャ。

 

ボクのお姉さん的な人で仲の良いモンスターの一体ニャ!

 

構図としては...。

 

アプさんが母親、ジンくんが弟、ナルさんはお姉さんみたいな感じニャ。

 

 

「ギャガァァ?」

 

 

「え?ついて来てくれるニャ?ちょうど話し相手が欲しかったところだったのニャ!」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『どうせ暇だったし』かニャ?狩りはしなくていいのニャ?」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『空腹じゃないから必要ないとりあえず乗りなさい』ニャ?いいのニャ?ナルさん背中に乗られるの嫌いじゃニャかったかニャ?」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『今日は特別』って、ありがとニャー!ナルさんだいすきニャ!」

 

 

「ギャガアァァァ...」

 

 

「へ?ニャにか言ったかニャ?」

 

 

「ギャルアァァァァァ!!」

 

 

「『何でもない!』のニャね...。

わ、分かったニャ...分かったから背中にいる時に大きな声出さないで欲しいニャ...」

 

ダメージがある訳じゃニャいけど、うるさいから勘弁してほしいのニャ...。

 

ともかく、これで地図作りが捗るのニャ!

 

 

 

 

~~NowLoading~~

 

 

 

 

「そう言えばナルさん、他の修羅種はみんな何処行ったニャ?」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「え?『操られたみたいにどこかに行った』のニャ?」

 

おかしいニャ、モンスターを操るモンスターニャんていた記憶がニャいんだけど...。

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「え?ナルさんにもあったのニャ!?どうしてナルさんは無事なのニャ?」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『多分、以前にアンタにぶん殴られてるからそれで対抗力が出来た』?はぁ、じゃあボクと戦って生き残ってた修羅種のモンスターはまだいるということニャね」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『恐らくね』かニャ?そっか、じゃあ早く戻ってきてくれるといいニャァ...」

 

G級固体のお肉じゃちょっと物足りないのニャ...。

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『調査してみる?』かニャ?ううん、興味ニャいニャ、のんびりゆっくりしてる方がボクの性に会ってるニャ」

 

 

「ギャガアァァァ」

 

 

「『アンタならそう言うだろうと思った』かニャ?よく分かってるニャァ♪ナルさん」

 

そんなことを話ながらボクたちは樹海の地図作りと食料調達を進めていくのだったニャ




はい!今回はここまでだニャ!

今回の話は原作の一部を使わせてもらっているけどボクたちが本格参戦することはニャいニャ。

次回は

アイルー最奥部へ赴く

アイルー女王と会合する

の、二本仕立てですニャ!

それではまた次回お会いしましょうニャ!

SeeYouNextNovelニャ!!

これからのアイルーくんの動向について

  • 渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
  • 弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
  • 弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
  • 弟子○けど基本好きにやらせるニャ
  • 全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。