とあるアイルーの鎧袖一触   作:榛猫(筆休め中)

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ヤホヤホニャー!

前回までの女王領域の獣人種ニャ!

エクセリアさんの護衛でウラガンキンを討伐に来たアイル―くん。

目的のウラガンキンはなんとか討伐するもののそこにリオレウスの修羅種が乱入してくる。

その乱入者をあっさり粉砕すると今度は星焔竜まで出てきてしまう始末...。

星焔竜を見たアイルーくんは即座に逃げ出したのであったニャ...。


街での一時ですニャ!

 

はぁ...なんとかついたのニャ...。

 

あ、自己紹介しておかニャいとニャ。

 

ぱんぱかぱーん!ボクアイルーだニャ!

 

今はちょっと訳あって街に戻ってきたところなのニャ。

 

その理由?今から説明するニャ...。

 

あ、ありのままに今までボクが体験してきた出来事を話すニャ!

 

ボクはエクセリアさんを逃がすために修羅レウスを相手して倒してたと思ったらいつの間にか目の前に星焔竜が立っていたのニャ...。

 

ニャにを言っているのか分からニャいと思うけど僕にも何が起こったのかさっぱりだったニャ...。

 

瞬間移動や高速移動なんてものじゃ断じてニャい...もっと恐ろしいものの片りんを味わったのニャ......

 

というわけでボクは命からがらドンドルマに戻ってきたのニャ。

 

 

全力で走って...。

 

もうなりふり構っていられるほどの余裕はニャかったからとにかく全力で走ってきたのニャ。

 

それで最初に帰化するという訳にゃ...。

 

と、ここでボーっとしててもどうしようもニャいし、エクセリアさんに顔を見せに行ってこようかニャ!

 

 

 

 

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「ただいまですニャー!」

 

 

「っ!アイル―くん!」

 

 

【ガシッ】

 

 

「ニャニャニャッ!?ど、どうしたんですニャ?」

 

ニャ、ニャんでボクはエクセリアさんい抱きしめられているのかニャ?

 

 

「よかった...本当に無事でよかった...」

 

 

「だから言ったじゃねえか、アイツの事は心配いらねえってよ、ソイツの強さは人外のそのものなんだからな」

 

 

「グスッ...それだけはあなたに言われたくないと思います...」

 

 

「というより何言ってるのニャ?ジェストさん、ボクは元々人外ですニャ」

 

 

「ぐっ...正論で返さなくていい!ってかエクセリアそれはどういう意味だ?俺はいたって普通だぞ?」

 

あ、また頭の中に(お前のような普通がいるか)って聞こえてきた気がするニャ...。

 

 

「と、とにかくエクセリアさん、ボクニャら大丈夫ニャ!だからそろそろ離してくれると嬉しいんだけどニャァ...」

 

 

「ダメです。まだ放してあげません...!」

 

えぇぇ...なんでニャ...。

 

 

 

 

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はぁ、なんとかやっと解放されたのニャ......

 

一時間くらいずっと抱きしめられながらモフられ続けてしまったのニャ...。

 

うぅ...背中痛いニャ...

 

 

「あぁ、そういえばレウスが久しぶりに帰って来てるんですよ」

 

 

「レウスが?へえ、アイツが帰って来てるなんて珍しいじゃねえか」

 

誰ニャ?そのレウスって...

 

それだけ聞くとリオレウスしか浮かんでこニャいのは僕だけかニャ?

 

 

「ニャァ...レウスって誰のことニャ?」

 

え?二人ともそこで『え?知らないの?』みたいな顔して僕を見ないで欲しいニャ...。

 

 

「そういえばアイル―くんは知らなかったですね、レウスというのは私のオトモンのリオレウスの事なんです。普段は居ないんですけど、今日は珍しく帰って来てるんです。アイル―くんのことを話したら興味深そうにしていましたよ?」

 

 

「ニャニャ!?エクセリアさんのオトモン!?という事はエクセリアさんってライダーだったのですかニャ!?」

 

 

「えぇ、実はそうなんです。ふふっそうなると私はアイル―くんの先輩という事になりますね」

 

これは初耳ニャ...だからあの時驚いたような顔をしてたんだニャァ...。

 

 

「レウスもアイルーくんに会ってみたいと言っていたので挨拶も兼ねていってみたらどうですか?レウスなら宿舎にいると思いますので」

 

 

「そうニャのですかニャ?ニャら、ちょっと挨拶に行ってきますニャ!」

 

エクセリアさんのオトモン、どんな方ニャのかニャー...。

 

 

 

 

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で、来てみたけれど、大きい宿舎ニャねぇ...。

 

これならモンスターも問題なく寛げそうだニャ。

 

とりあえずレウスさんは...あ、いたニャ!

 

でもなんか...リオレウスにしては色が濃くないかニャ?

 

アレが噂に聞く特異体とか変異体と言うものなのかニャ?

 

とりあえず挨拶ニャ!

 

 

 

 

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初めましてボクアイルーですニャ!

 

 

「グルアァァ」

 

初めましてって、凄く礼儀正しいリオレウスさんだニャ。さすがはエクセリアさんのオトモンだニャ...。

 

 

「グルアァァ」

 

え?実はボクとは初めてじゃニャい?どういうことニャ?

 

 

「グルアァァ」

 

え?ジンオウガと戦っている所を見させてもらった?

 

ニャー...まさかみられていたニャんてニャァ...。

 

 

「グルアァァ」

 

ニャニャ!?スフィアさんにも報告したのニャ!?

 

 

「ニャ...ニャ...ニャ...」

 

 

「グルル?」

 

 

「ニャんてことしてくれてるのニャァァァァァァァァ!!!!」

 

 

「グルアァァ!?」

 

落ち着けってこれが落ち着いていられるかニャ!

 

せっかく目立たないようにひっそり生きていこうと思っていたのに...存在を知られちゃったら完全い目を付けられ字ちゃうじゃニャいですかニャ......

 

 

「グルアァァ」

 

大丈夫、あの方は乱暴なことはしないはず?

 

そんな言葉信用できニャいのニャァァァァァ!!

 

エクセリアさんにも隠れた方がいいって言われてるくらいニャからきっと死ぬよりひどい目に遭わされるのニャ...

 

ニャァァァァァまだ死にたくないニャァァァァァ!!!!!

 

 

「グルッグルアァァ」

 

ニャァァァァァ!慰めも謝罪もいらニャいニャ...もう駄目だ...お終いニャァァァ...。

 

 

「グルアァァ...『訳、駄目だこの猫早くなんとかしないと...』」




というわけで今回はここまでニャ!

次回はまた時間が更に飛ぶニャ!

アイルーくん帰還する

日課の復活

ナルさん登場

の三本仕立てですニャ!

それじゃあまた次回お会いしましょうニャ!

SeeYouNextNovelニャ!!

これからのアイルーくんの動向について

  • 渋々弟子入りを認めアステラに同行するニャ
  • 弟子入り✕様子見でアステラへ同行ニャ
  • 弟子✕同行も✕気ままにやるニャ
  • 弟子○けど基本好きにやらせるニャ
  • 全部ほっぽり出してテトルー宅に籠城ニャ

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