幻想郷に守り神がいた!?   作:たみやん

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どうもたみやんです!
なんか最近色々忙しいんですよね。勉強勉強勉強オロロロロロロ
これからものんびり投稿して行くつもりです!
では本編へどうぞ!


第8話 再確認

タッタッタッタッ

「ん…?」

 

誰かの足音で私は目覚めた。

 

確か何かを思い出そうとしたら頭に痛みが走って…意識が無くなったのか。

 

布団から起き上がり、周りを見渡し状況を確認する。

私は今どこかの和室にいて、枕元には冷やしたタオルと薬のようなものと水が置いてある。

 

「ここはどこだ?」

 

タッタッタッタッ

 

先程の足音が段々大きくなり私の部屋に来ているのがわかった。

障子に影が映り、障子窓が開く。

 

「あ、目が覚めたんですね。良かったです。」

 

優曇華さんだった。

 

「私は…?」

 

私が状況が理解出来ていない事を分かっているような感じで優曇華さんは話してくれた。

 

「昼頃に文さんが蓮さんを連れて永遠亭に来たんですよ。突然倒れたとかで」

 

あぁ、そうか。あそこで私は倒れてしまったんだな。

大体の状況は理解出来た。

 

「そうですか」

 

私が立ち上がろうとすると優曇華さんは慌てて止めた。

 

「まだダメですよ!今は安静にしててくたさい。」

 

「え、えと…」

 

「身体が第一です!」

 

優曇華さんは少し怒ったような顔で私を見てくる。

 

「う…。わかりました」

 

私がもう1度布団に戻ると優曇華さんはにっこり笑い、「それでは、師匠の所に報告してきますので」と言って部屋から出て行った。

 

旅をしようと意気込んだはいいが、いきなりこんな形になってしまうとは…。

なんとも情けないとしか言いようがない。

まぁ、なんにも考えずに旅なんてするものじゃないな。こういう時は計画を立てておくべきなのかもしれない。

 

………

 

とりあえず今日は火曜日だ。

そして、土曜日には白玉楼に行くことになっているから、明日ぐらいから紅魔館にお邪魔してそこから白玉楼に行こうかな。

 

そんな事を考えているとまた足音がこちらに向かってきているのが聞こえてくる。

 

今度は2人。優曇華さんと永琳さんだ。

 

「あら、ほんとに目を覚ましてるじゃない」

 

永琳さんは少し驚いている。

 

「すみません、助かりました」

 

そういうと永琳さんは笑い出した。

 

「お礼なんて要らないわよ。幻想郷の住民は怪我するのが日常茶飯事だからねぇ。久しぶりに感謝の言葉を言われた気がするよ。」

 

「あはは…」

 

そこから色々永琳さんから話を聞いた。

頭痛の原因は分からないが、私の話から、記憶が関係しているのかもしれないと言われた。

そこから色々永琳さんや優曇華さんと話をして後日伝えたいことがあるからまた来てくれと言われ、薬を受け取って私は永遠亭を出た。

 

「さて、明日は紅魔館に行くから今日は里でゆっくりするかな」

 

私はそのまま人里へ飛び立った。

 

 

ーーーーーー

 

 

家に着くと私はドアを開ける

 

「ただいま〜」

 

つい、いつも通りに言ってしまった。

いつもなら誰かしら「おかえり」って言ってくれる人がいるんだけどな…。

私はそのまま家の置くに進んで周りの部屋を見渡す。

まだ、整理できていない物が沢山ある。

それが余計に私に負担をかける。

肉体的にも精神的にも。

 

「はぁ…。皆いなくなっちゃうんだもんな」

 

勝手に涙が溢れてくる。

「あの時俺がもっと早く行っていれば…。どうして…どうして…」

後ろを振り返らないと心に決めたのに…私の心はそんなに強くなかったのか。

その涙を拭いながらも私はものを乱雑に整理始める。

正直この量を自分一人でやるには時間がかかり過ぎる。

でも、やるしかないよな…。

そう思っていると

 

コンコンコン

「蓮?蓮さん?いる?」

 

「はーい」

 

誰だろうと私は返事をしながら玄関のドアを開ける。

そこには人里の皆が集まっていた。

 

「ど、どうしたんですか皆さん」

 

「いや、蓮さんの家族が亡くなったから遺品整理大丈夫かなって思ってさ」

 

「蓮さん大丈夫?」

 

「この度は残念だっわね…」

 

皆が私を慰めてくれる。

凄く嬉しい気持ちが溢れてきて、零れそうなそうな涙をこらえて、私は皆の方を向いて言った。

 

「ありがとうございます!もう、私は大丈夫です!」

 

私がそういうと皆の顔が少し明るくなった。

 

お隣さんが

「じゃあ、皆失礼のないようにな。」と言うと、皆は顔を合わせてうなづいていた。

そのあと人里の皆さんが遺品整理を手伝ってくれてだいぶ早く終わった。

最後に皆と色々な話をして、皆帰っていった。

改めて幻想郷の人の優しさに感動した。

私は夕暮れを見て少し黄昏ていた。

そんな時、声をかけられた。

 

「蓮、ちょっといいか?」

 

私の家のお向かいさんの百済(ひゃくさい)さんだった。

この人は昔からうちの家族や私と仲が良くて、一緒にご飯を食べたりなんてことは日常茶飯事だった。

 

「はい、何ですか?」

 

「道端だと話しにくいからわしの家で話そう」

 

私はそのまま百済さんの背中を追いながら家に入っていく。

太陽はもう間もなく落ちようとしている。

 




最近ふと思いました。
これって東方要素少なすぎね?と。
なのでオリジナルも書いてみたいな〜っと。
まぁ、こんなことを思っていたら寒くなってきました!皆様お体にお気をつけください!
最後まで閲覧いただきありがとうございました!是非感想、お気に入り、評価お願いします!
(*´∇`)ノシ ではでは~

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