私はのんびり投稿と言いつつ、もはや失踪レベルで投稿してませんでした┏○┓
これからもこんな感じで投稿していくのでお願いします!
では本編へどうぞ!
話
「ハァハァ…ゲホッゲホゲホ」
私は今、息を切らしながら妖怪の森をさまよっている。なんで私がこうなっているのかと言うと…。
駄目だ、考えると凄い馬鹿みたいだ。
ペース配分をミスって妖怪の森に落ちたなんて言えない。
1度歩を止めて辺りを見渡すと薄暗く、見えるのは木々が生い茂っているだけだ。
今の私に戦闘をする力はない。とういことは今、例え下級妖怪であろうとも私は抵抗できずに殺されてしまうということだ。
「なるべく隠れながら。……!?」
木々の間から黒くて細長い影が見える。
はい、終わった。
私はすぐさま体制を低くして草陰へと身を隠す。
そして草木の間から影をよく見るとやはり妖怪だった。しかも下級妖怪ではなく中級妖怪と言ったところか。
「(まずいな…)」
私はそのまま妖怪が過ぎるのを待っていたのだが私の呼吸音に気づいたのか辺りをうろうろしている。
こうなったら仕方ない。余っている霊力でどうにかしよう。
私は石に光を加え、光石にしてからそれを遠くに投げる。すると妖怪はそれに気を取られ私から離れる。それを確認してから私は走り出した。
「よし!うまくいt…うおっと!!」
バッターン!!
そうだ、忘れていた。走る分の霊力を考えていなかった。
「@jvgj!??¥@」
妖怪は私を見つけたと同時に両手を剣のように変形させ、私を襲ってくる。
「くっ…」
完全にやられたと思った瞬間
「てやー!」
妖怪は私の目の前でぶっ倒れて気絶した。
「あややや、蓮危ないですよぉ」
文さんだ。
「すみません。ありがとうございます。」
私がそういうと文さんは微笑んだ。
「久しぶりに博麗神社に行こうとしたら蓮が妖怪に襲われてるんですもん」
少し呆れた顔をされた。
「まったく、貴方とあろう人がなぜこんな所で霊力も少なくしてふらふらしてるんですか!」
「すみません。ちょっと霊力の消費を考えてなくて」
恥ずかしすぎて言い訳もできない
文さんは私の顔をまじまじと見つめてくるから私は少し顔を赤くする。
「ん〜?この前あった時より顔つきが良くなったですね。家族の事とか大丈夫なんですか?」
私はもう家族の事は悔やまない。そう心に決めたんだ。
「大丈夫です。過去を引きずるよりも切り離して前を向いた方が家族も喜ぶと思います。」
私がそういうと文さんは頷きながら笑っている。妖怪退治屋と天狗。傍から見たらなんとも言えない関係だが、私と文さんは昔からの友人であり、私から見たら親みたいなところもある。
天狗ってどうやって幻想郷に連れてきたんだっけ?…ん?なんで今『連れてきた』って考えたんだ?
ズキン
私がそう考えると頭が割れるような痛みが走った。
「痛って!!」
私は頭を抱えながらその場で倒れた。
「蓮!?大丈夫ですか!?」
あぁ、意識が遠くなっていく…。
何かを思い出したはず…なのに…。
私はもう何も考えられなくなった。
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