幻想郷に守り神がいた!?   作:たみやん

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どうもです!作者のタンクローンと申します。
前から小説を投稿しようと考えていたのですが文章力が私には少なく1話を書き終えるまでかなりかかりました…。ですので投稿頻度は遅いかと思われますがどうぞよろしくお願いします!
では、本編へどうぞ!



第1話 ある1人の少年の日常

ここは、外の世界と一つの大きな結界により、隔離されている。そして、自然が豊かであり、人間、妖怪、妖精、神、などの多くの種族が共存し、平和な生活をおくっている。

 

そう、ここは幻想郷。そして私の産まれた場所でもある。いや、幼少期を過ごした場所と言った方がいいのかもしれない。 ………。

私は元外来人で小さい頃にあるきっかけにより幻想入りをしてしまい、今の親が私を見つけて拾ってくれたのだ。

そのあるきっかけとは私の能力にあった。私には何故か『結界を破壊する程度の能力』が備わっていたんだ。それによって私は大きな結界、即ち博麗結界を破壊してこの幻想郷に幻想入りしたと聞いている。

 

さらに、私を拾ってくれた家族がたまたま人里で妖怪退治を仕事としている人達で、皆が能力を持っていた。おかげで自分の能力を高めることも出来たし、戦闘技術なども叩き込まれ、幻想郷でも十分通用するようになった。

 

幻想郷ではあまり文明は発達しておらず、外の世界でいう明治時代に近い時代である。

不便と思うかもしれないが、私は幼い頃に幻想入りしたのでこの生活に慣れている…というかこれが普通の生活だ。

私は今の生活がとても気に入っている。

妖怪の友達もいるし、家の関係で能力者とも知り合いだし、なにより弾幕ゲームが楽しい。私は拾ってもらった頃から、かなりの修行をし、家族の中で異常に強くなってしまい、能力を持ってない人になら負けたことはない程までに成長した。

 

さて、申し遅れたが私の名前は結鏡 蓮(ゆきょう れん)。妖怪退治の結鏡家の1人だ。

 

まぁ、話はここまでにしておこう。

 

早速だが私は今、ある妖怪退治を頼まれている。人里のある百姓からの依頼なのだが、ここ数日の間に田畑が荒らされているのだそうだ。所々に人間のものでは無い足跡が残っていたのが妖怪の仕業である証拠と言っていた。実際私も被害地へ直接見に行ったが、それは酷い有様だった。

大きな足跡から小さな足跡まで様々な大きさの足跡があり、指の数は3本。

そして作物は全て無くなっており、これでもかと言わんばかりの荒らし様だった。

依頼者は仕事が失くなり、収入も失くなったため、人里内でどうにかしてもらっている。

 

さて、直接見に行った時に分かったことがいくつかあったので説明しよう。1つ目は今回の犯行はグループでの犯行であること。そして足跡から見るに、構成は親玉、幹部、子分という感じだ。そして幹部は2〜5人。子分は10〜30人というかなりの大グループだ。

 

正直ここまでの規模とは思っていなかったので家族で会議を開くことにした。

結鏡家ではかなり難しい妖怪退治となると家族会議を開き、そこで敵の潜んでいる場所などを考察し、どのように退治するかを毎回考えている。

そんな私の家族は

父・結鏡 亜蓮(ゆきょう あれん)

母・結鏡 桃子(ゆきょう とうこ)

長男・結鏡 匠(ゆきょう たくみ)

次男・私

3男・結鏡 錦(ゆきょう にしき)

長女・結鏡 夏美(ゆきょう なつみ) である。

そして、いつもこの会議で活躍するのが母の桃子と姉の夏美だ。

母の能力は『物事を見透す程度の能力』。そして、姉の能力は『相手の能力を把握する程度の能力』と、2人とも偵察にはもってこいの能力を持っている。

 

家族会議が始まるとまず始めに母が能力を使う。母は能力の精度がとても高いため、1度に多くの霊力を消費してしまうので、2回までが限界となる。

母は目を閉じ、話し始める。

「犯人は…妖怪の森にいるわね。人数は36人。能力は全員持ってないわ。」

母はそれだけ言うとかなり疲れたらしく肩で息をし始めた。

能力を持ってないとすると姉の能力は今回必要なく、それほどこちらから人数を出さなくても良くなった。

だが、依頼されたのは私なので私は退治に向かわなければならない。そして、1人では少し危険なので兄と同行するように父に言われた。

 

さぁ、ようやく妖怪退治だ。

悪さをする妖怪、妖怪に限らず迷惑をかける者には等しく罰を与える。それが、妖怪退治を仕事とする結鏡のやり方だ。

「行くぞ蓮」

「わかった」

2人は家を出て、歩を進める。

 

 

 




どうでしたか?是非感想、評価、お気に入りをお願いします!次回も楽しみにしてもらえると嬉しいです!それでは〜(* ̄▽ ̄)ノ~~

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