カランカランという音と同時に目の前に現れたのは黒髪短髪に服装は白いTシャツに黒い上着を着て下はジーパン。
服の上からでも分かる細マッチョ、顔はだいたいAPP12位の男。見た目はだいたいそんな感じ
さて、初めての死者だ。先ずは名前と性格と死因を見よう
なになに...と万物を見通す目を発動して彼を見る
能力に関しては封印されたのはあくまでも
さてさてどんな奴かな?
君の名は
年齢は22の大学生
名前、木下 裕翔
在り来りだねぇ
お次は
性格...っと
普段は温厚で優しくリーダーシップに溢れるイケメン、困ってる人や捨てられてる動物を見るとほっとけない性格
将来の夢は警察官...ってラノベ主人公を地で行く人だね、この人
さて、死因は...
死因、横断歩道を渡ろうとしている家族を庇ってトラックに引かれ即死
...なんだいこのリアル主人公君は
あ、異世界トラック先輩お疲れ様です
そんな風に巫山戯ていると声を掛けられた
「あ、あのここは一体何処でしょう?」
おっと忘れてた、情報を見るのに夢中で本人を放置していた
「ようこそ、ここはあの世だ」
「あの世...?と言う事は俺はあの事故で死んだのか…」
「Exactly、察しと飲み込みが早いんだね君は、知っての通り君は知らない家族を庇って死んだのさ。」
「そうか...あの家族は無事か?」
「そこは安心していいよ、君が救ったお陰であの一家は幸せに暮らせるよ。」
「良かった...」
緊張が溶けた様子で座り込む裕翔
「聞きたい事はこれだけかい?」
「うーん、聞きたい事はもう無いかな?強いて言うなら天国か地獄どっちに行くか、かな」
「あぁ、その事なんだけど君には異世界へ飛んで欲しい。」
「は?そりゃまたなんで」
「えーっと...」
どうしようか、そういえば死者を異世界へ飛ばす理由を聞いてなかった。
「その世界には魔王という悪が居る、今その魔王の手によって世界は混沌に落ちる1歩手前なんだ。」
「それを止めて欲しい…と」
「もちろん、そんな危険な世界に生身で行かす訳にはいかないからね、何でも一つ欲しい能力を言ってみて、それを与えるよ。
もしアレ、ならこちらでその能力と相性のいい効果を付与するよ。」
「欲しい能力っつってもなぁ…」
裕翔は考える仕草を見せたと思うと、何か思い付いた様に顔を上げ口を開いた
「皆を守れる様な能力が欲しい!」
難しい事言うね、この子
「皆を守れる様な能力...例えばどんなのだい?」
「なんかこうグワーッと守れる様な物!」
「バリアみたいな物かい?」
「そう!まさにそんな感じ!」
「分かった、バリアね。んじゃちょっと待っててね」
「おう!」
数分すると裕翔の身体が光った。
「お?なんだこれ?」
「能力をあげたのさ、さてあげた能力の説明と行こうか。」
裕翔にあげた能力は神でも壊せない(僕以外)バリアとバリアの効果範囲なし、能力を使う際の体力消費減少、バリア内の味方と自分に状態異常無効付与だ
流石に体力なしだとチートになり過ぎるからね(手遅れ)
「なんかすごく強そうだな〜」
「実際強いよ」
「さて、準備も整った訳だし。異世界へ飛んでもらうよ」
「なんか色々ありがとな」
「いやいやこっちも楽しかったから、お愛顧って事で。では木下 裕翔の旅路に幸あれ」
そう言い裕翔を異世界へ飛ばす、飛ばした先は先程にも言った魔王が云々の世界。
彼はきっと多くの人を救い、魔王を倒すだろう。
そして彼が世界の英雄として名を残したのは、また別の話
英雄作成Bを獲得した
いやぁ、眠い
眠いので読み返しはしてません(普段からこう)