神の少年は転生者製造機   作:ヤングラフ

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息抜き小説です。
今回は長いDESU


開幕 どうやら閻魔になるそうで

昔、森羅万象(封印系統以外)全てを操れる神が居た、

しかし、そんな力に恐れた神々はその神に能力の大半を封印し呪いを掛けた

その呪いはありとあらゆる生きている物の視線を受けると何処か視線のない場所へ飛ばされるという呪い

呪いを受けた神は見られては消え、見られては消えを繰り返すうちに

とある場所に着いた、その場所は人間所か虫一匹も居ない何も無い白い空間にだった。

やっとゆっくり出来ると考えてると、後ろから視線を感じた

 

後ろを見ると綺麗な黒髪スレートの綺麗な女性が居た。

『はて何故こんなに視線を受けているのに何処かに飛ばない?』そう考えてると話しかけられた

 

「ようこそ、ここは閻魔不在のあの世でございます。」

なるほど、あの世だから生き物が居ないと

「貴方の呪いの事はあの世まで伝わってきたのでいつか来ると思い、ここで待っておりました」

「ふむ、何故僕をまってたんだい?」

 

「先程にも言いましたが、閻魔が居ません。」

「何故、閻魔が居ないんだい?」

「ここは出来たばかりで閻魔がいませんでした、何とかして閻魔になってくれるそうな神に

お願いしても誰もやってくれませんでした、誰もしない事に頭を抱えいたら貴方の情報が来て喜びましたよ」

「ここまで閻魔に向いている神は居るかと。」

 

ふむ、この流れは

「『なので貴方には閻魔をして頂きたいです』」だろうな

「もちろん、タダでとは言いません。貴方にはここを差し上げます、そして面白さをあげます」

「ちなみにその面白さってのは?」

「ここに色んな事情を抱えた者達と会えます」

それは確かに面白そうだ、僕は生まれてこの方一度も人間と会話をした事がない。

それに色んな事が分かりそうだ

 

「分かった、やるよ」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

「んじゃとりあえず、仕事やる場所に案内してくれないかい?」

「あ、言い忘れていましたが、ここが仕事場です」

「え?こんな何もない所がかい?」

「はい」

 

「ここは来た閻魔が好きな様に空間に弄れる様にしてるんです。

なので好きにしてもいいですよ」

「そういう事ね、んじゃお言葉に甘えて好きな様にするね。」

パチンと指を鳴らすと球体を半分にしたような洞窟の空間になった、

天井はぽっかり穴が空いており

満月が照らしている。

照らされている所を見ると円形の花壇があり白い花が無数に咲いていた、

そして花壇の真ん中には1人座れるぐらいの大きさの石がある

 

女性はあんぐりと口を開けて驚いてる。

「やっぱり、この空間落ち着く。」

よいしょと石に座る

「そういえば君はなんて言うんだい?」

「あ、失礼名を名乗るのを忘れてました。私の名前は宮城瑠璃と言います」

「瑠璃...うん、覚えた。ところで閻魔の仕事はどういう内容なんだい?」

「はい、仕事は簡単です。ここに来た死者に好きな特典を聞いて、その特典を付けて異世界へ飛ばす仕事です。

その際注意事項があります」

「それはどういうのかな?」

 

聞くと偶に生きている物が来たりしたりするらしい、

だがその大半は気絶しているらしいので起きる前に自宅に返す。

という内容だった

「後もう一つ、『自殺者は地獄に行かせる』というルールがあります。そこら辺にはお気お付けを」

「うん、内容は分かった。でもなんで自殺者は地獄行きなんだい?」

 

「簡単です、愚か者だからです。」

「ほう?」

「神と親に貰った大切な命なのにそれを全うせず死ぬなんて愚か者のやる事です、

次に自殺され残された人達は『自分に何か自殺させるような事でもあったのか?』と考えます。少なくとも家族は、

そして後を追うように自殺する者が増える...負の連鎖ですね。だから自殺者は地獄行きです」

「あぁ、そういう感じね。把握把握、でもどうやって自殺した、なんて見分けがつくんだい?」

「あ、それならご心配なくこの空間は自殺者が入って来たら、頭から『カンコン☆』となります」

「何処かで聞いたことあるね、それ」

「まぁそこら辺はオマージュという訳で、以上で仕事内容については終わりです」

 

「では私はこれにて、もし何かあったら呼んで下さい」

そう言い残し瑠璃は消えた。

「さて、死者が来る前に色々準備しようか」

 

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「だいたいこんな感じかな」

準備が終わり、石に座る

その準備というのは死者が来た時『カランカラン』と鳴る様にした

これで死者に気づかず寝てしまうというのが無くなった

そしてもう一つやっていた事あった

それは身の安全を固める事だった。

死者には血の気の多い奴が居ると思うから

ルールを1個入れといた

そのルールは

僕に対する害ある行動の制限、である

これで僕が殺される事は無くなった

 

これで安心して仕事が出来る

ほっと一息吐こうとした時カランカランと音が鳴る。

初仕事の合図だった




ここまで読んだ方はすごくすごい(語彙力の低下)です

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