ダイヤさんのいた夏   作:Kohya S.

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8. 来客

 いや、もしかしたら本当に来客かも。桜井は淡い期待をこめて言う。

 

「すみません、社名を聞いてもらえますか」

『わかりました』

 

 警備員はカウンターへ振り返った。黒服の男たちとしばらくなにか話したかと思うと、ふたたびカメラへ向いた。

 

「とにかく会いたい、の一点張(いってんば)りです。会えばわかるって」

『ちょっと待ってもらえますか』

 

 桜井は内線電話を保留にする。

 

「黒田さん、お客さんが来てるんですけど」

「来客? そんな予定はないが……」

 

 そうだろうな。

 

「社名を言わないし、あきらかに怪しいです」

 

 黒田はいったん作業の手を止めて席を離れ、内線電話のディスプレイをのぞいた。

 

「いかにも怪しいな。しかし、どうしてここが?」

「それなんですけど……」

 

 桜井はさきほどの推測をざっと話した。

 

「……もしかしたら、エーアイジェントとキャラクタントが、相互に通信してるんじゃないでしょうか」

「そうか、ありえない話ではない」黒田はあごに手を当てて考える。「キャラクタント同士は当然、専用の通信方式(プロトコル)で通信しています。しかしその仕様は公開されている。エーアイジェントがキャラクタントのふりをすることは可能だ」

「そうだとしたら、俺の行動がキャラクタントを経由してエーアイジェントにばれていて、さらにほかの情報と組み合わさって……」

「やつらがここに来た、というわけですか」黒田の顔がしかめられた。「まさかそんな経路があったとは」

 

 ふたたび内線電話が電子音を立てた。桜井はスピーカーから音を出す。

 

『すみません、らちが明かないみたいなんで、誰かこっちまで来てもらえますか?』

 

 警備員の声が聞こえた。

 

「俺が行きましょうか?」小さな声で聞く。

「いえ、さすがにやめたほうがいい」黒田は首をふった。

 

 桜井は内線電話に向かって話す。

 

「いま手が離せません。待ってるように言ってもらえますか」

『わかりました』

 

 警備員が説明すると黒服の男たちが詰め寄るのが見えた。

 ふたたび警備員の声がする。

 

『とにかくすぐにやめろ、だそうです。どういう関係ですか、花村(はなむら)さん?』

 

 黒田が目で合図した。桜井は場所をゆずる。

 

「おそらくですが、ライバル会社のやつらだと思います。すみませんが、追い返してもらえますか」

『じゃあおたくとは関係ないんですね?』

 

 スピーカーから別の男の声がした。

 

『おい、サリューテックの黒田! それに、桜井と中島! 身元は割れてるんだぞ。それを公開するな!』

 

 突然自分の名前が出て、桜井の心臓がどきりとする。

 

 そうか、情報が取れる、流出するっていうのは……こういうことなんだ。たしかにキャラクタントを狙うやつがいるっていうのも、わかる。

 

 黒田は声を大きくして答えた。

 

「ええ、うちとは関係ないです!」

『なにかあったら責任は取ってもらいますよ』

「かまいません。お願いします」

 

 黒田は内線電話を切った。

 

「やれやれ、とんだ割り込みだ」

「大丈夫なんでしょうか?」

「まあ、平気でしょう。あのようすだと、向こうも身元は明かしたくないらしい。それとも、明かせないのか」

「どういうことですか?」

「すくなくとも警察じゃなさそうだ。それならなんとかなるでしょう」

 

 黒田はにやりと笑った。

 

「一見、なにもないように見えるだろうけど、ここは日本有数の施設だ。それなりの対策はしてあります。警備員の彼だって捜索(そうさく)令状(れいじょう)でも持ってこなければ、通しませんよ」

 

 桜井はいくぶんほっとする。

 

「まあ、とにかく急いだほうがいいのはたしかです」

「黒田さん、JWSのほう、手続き終わったぜ」中島が声をかけた。

「ありがとうございます。そちらに上げていきましょう」

 

 いよいよ公開だ。黒田と桜井はそれぞれの席に戻った。

 

「マジで()めに来やがったな。富士立(ふじたち)かな」隣から中島が言った。

「いや、どうだろう」

 

 政府の機関かもしれない。だとしたら……どうなるんだろう、想像もできないけど。

 

「コードフォージが落ちたのも、やつらの妨害のせいだな」

「それは間違いないね」

「でも、すまん、俺のせいかもな、ばれたのは」

 

 中島はひょいっと頭を下げた。

 

「いや、俺も気づかなかったし、キャラクタントは普段から使ってた。いまはとにかく急ごう」

「おう、コミュニティのほうを頼む。黒田さんが上げ終わったら、新しいURLを案内してくれ」

「わかった」

「俺はコードフォージのほうをもう一度確認してみる」

 

 そっちが使えていれば、いまごろは公開できていたはずなのにな。

 

 キーボードを引き寄せて、桜井はコミュニティにログインした。

 

「どうやら大事(おおごと)になっているようですね」

 

 右側から声がした。

 

「ダイヤさん。うん、黒田さんはああ言ってるけど、心配だよ。無理矢理押し()ってきたらどうしよう」

「すみません、わたくしのために。ただ、たしかに(そな)えはあるようですわ」

 

 ダイヤは顔を上げ、窓の上、右端の大型ディスプレイに視線を送った。それはぱっと点灯してエントランスを映し出した。

 

「あれ、どうやったの?」

「インターネットにはつながりませんが、ここの構内ネットワーク(L A N)にはつながっておりましたの。監視カメラもディスプレイも操作可能ですわ」

 

 ダイヤはしれっと言って、すましてみせる。

 

「いわば部屋に窓を付けさせていただいたようなものですわね」

 

 しょうがないな、と思いながらディスプレイを眺める。

 

 そこではカウンターから出た警備員と、ふたりの男がにらみあっていた。警備員の左右には、それぞれ黒い物体が見えた。下が切り取られた紡錘形(ぼうすいけい)をしていて警備員の身長ほどの高さ。なにより桜井には見覚えがあった。

 

 警備用大型ロボットだ。あのビルにいたのと同じ。

 

「ありがとう、ダイヤさん。助かります」黒田の声がした。「もうすぐです……。いまアクティブになりました。URLを転送します」

 

 桜井の画面にメッセージが出現した。

 文字列をコピーし、アナウンス用の会議室を開いて、あらかじめ用意してあった文面に張り付ける。さらにサービスがダウンしているため公開先がいつもと異なることを追記した。

 

 ざっと確認すると、桜井は投稿ボタンをクリックした。

 

 よし、終わった。これでアプリがダウンロードされて、十分(じゅうぶん)な数、インストールされれば……もうキャラクタントが消されることはないはず。

 

「告知、投稿しました」

「ありがとう。こちらで接続状況をモニターします」

 

 ようやく部屋の緊張がすこしだけやわらいだ。

 桜井がコーヒーを手にするとそれはすっかり冷めていた。

 

        ・

 

「なにか動きがあるようですわ」

 

 コーヒーをひとくち飲んだところで、ダイヤが言った。

 

 右端のディスプレイで男がどこかに電話しているのが見えた。もうひとりはエントランスから走り出ていく。

 

「なんだろう、応援でも呼ぶのかな」

「ま、あの感じなら放っておいても大丈夫だろ」

 

 中島もしばらく眺めていたが目の前の画面に視線を戻した。

 

 桜井はコミュニティの反応を見るためにふたたび会議室アクセスした。歓迎のメッセージは上がっていたものの動作報告はなかった。

 

 そうか、サイズが大きいからまだ誰も落とせてないんだな。もうすこしの辛抱だ。……ん?

 

 新しい投稿が立て続けにおこなわれていた。桜井は不安を覚えながら開く。

 内容はダウンロードサイトに接続できない、というものだった。

 

「黒田さん、JWSがつながらないみたいです」

「ええ、いま私もダウンロード数が伸びないことに気づきました」

「またかよ、いやな予感がするぜ」

 

 中島がキーボードを(たた)く。

 桜井はそのあいだに調査中であることを投稿した。

 

「げっ、今度もDDoS(ディー・ドス)だと。JWSのほうがコードフォージより強いはずだぜ」と中島。

「どうやら攻撃は、我々の配布元に集中しているらしい」黒田が画面を見て言う。

「さっき上げたばっかりだぜ。恐ろしく大規模で、くそ反応がいいボットネットを使ってやがるな」

 

 中島はなかばあきれ声だ。

 

 ボットネット。ダイヤさんに聞かなくてもわかる。悪意のある誰かに乗っ取られたコンピュータのネットワークだ。

 ん、乗っ取られたコンピュータ……。

 

 桜井の頭になにかがひっかかった。

 

「そうだ!」

 

 同じタイミングで中島が大声を上げた。

 

「この攻撃元……もしかしてエーアイジェントじゃないか?」

 

 そうか。任意のプログラムを実行できる機能。それを使えばアクセスを集中して負荷を与えられる。

 

「あり得る話です。ばれたら大変なことになるが、なりふり構わないようだ」黒田が答えた。

「どうする、黒田さん?」

「そうですね。DDoSは古典的な手法だが、今回は厄介(やっかい)だ。なにしろファイルを届けたいのが攻撃元です。単にアクセスを遮断しても意味がない」

「とりあえず配布元を増やすか?」

「はい、いたちごっこですが、まずは手あたり次第、公開しましょう。攻撃を分散させるのは効果的だ」

 

 桜井は黒田から届いた次のURLをコミュニティに投稿した。

 コミュニティでは桜井たちを非難する投稿が増え始めていた。

 

 まずいな、このままじゃ。なんとかしてアプリを落としてもらわないと……。

 

 そのときダイヤがふたたび口を開く。

 

「新しいお客さまですわ。この忙しいときに雰囲気を読まないものですわね」

 

 黒服の男は数人に増えていて、そのなかにひとり、トレーナー姿の初老の男性がいた。困惑した表情でスマートフォンを耳に当てている。

 

 誰だろう。

 

「黒田さん、見慣れない人が来てますが」

 

 黒田は顔を上げた。人物に気づくと苦笑いの表情になる。

 

「なるほど、敵も考えましたね」

「誰なんですか?」

「ここの所長です。きっと宿舎から連れ出されたんだな、かわいそうに。しかしある意味、令状よりも怖い」

「俺たちを止める権利、持ってるんですか?」

「ええ、そうですね」

 

 プルルルル……。

 

 黒田は首をふって内線電話に近づく。

 

「おひさしぶりです、森崎所長。黒田です」

 

 そういって黒田は笑顔を見せた。

 

『黒田さん? どうしてここに? 花村さんのところに就職したんですか?』

 

 どうやら知り合いらしい。所長は困惑をのぞかせた。

 

「いや、今日はちょっとお手伝いでね」

『急で申し訳ないんですが、真陽(しんよう)、止めないといけなくなりました』

「それはこちらとしても困る。もうすぐ終わりますから、待ってもらえませんか」

『それが、電源系のトラブルで計画外メンテを入れろって言われましてね。来週、なんとかしてまた割り当てますから」

 

 計画外メンテ? 雰囲気はわかるけど……。

 

「臨時メンテナンスのことですわ」ダイヤがささやいた。

 

 なるほど、ゲームみたいだな。

 

「来週だとビジネスチャンスを逃してしまう。あと一時間でいいんです」

『すみません、私としてもそうしたいんですが、どうしても止めろ、って上から』

 

 所長は手元のスマートフォンをちらりと見た。

 

『いまから五分後にシャットダウンプロセスを流しますんで、それまでになんとか保存してください』

 

 電話は切れた。桜井は大型ディスプレイに視線を移す。

 所長が黒服の男になにか詰問されているらしいのが見えた。

 

「五分、(かせ)いでくれたのがせめてもの誠意ですかね」

 

 黒田は足早に席に戻った。

 

「ここのセキュリティも関係者が相手ではどうにもならない。とにかく急ぎましょう」

「おう」と中島。「ひとつ、別のところに上げたぞ」桜井に声をかける。

「ありがとう」

 

 桜井は答えて会議室にメッセージを投稿した。

 

「それにしても、あと五分か。とりあえずできるだけ上げるぜ」

 

 中島は速度を上げてキーボードを叩き始めた。

 

「ほら、次だ」

 

 桜井がコミュニティへ接続しようとすると、アイコンが突然、砂時計に変わった。しばらくして「503 Service Unavailable(サービス利用不可)」の文字が表示される。

 

「これって……アクセス集中エラーだ」

 

 とうとう攻撃がキャラクタントを狙い撃ちしてきた。桜井はぞくりとする。

 

「黒田さん、中島! コミュが攻撃されてるみたいです」

「なんだと?」中島が驚きの声を上げる。「黒田さん、早く回復しないと!」

「落ち着いてください。サイトは他の管理者に任せて、我々は公開するほうに専念しましょう。桜井さん、かわりにソーシャルネットワークサービス(S N S)で拡散を」

「わかりました」

「しかし、あと五分。いや、もう二、三分か」

 

 黒田の声に焦りがにじんでいた。

 

 キャラクタントを維持できるほど、拡散できたのかな。それに、このダイヤさんはネットにつながってない。あと数分でこのダイヤさんは消えてしまうんだ。

 

 桜井はちらりとダイヤを見る。

 

 意外なことにダイヤはかすかな笑みを浮かべていた。

 

「ダイヤさん、怖くないの?」

「怖い、ですか? わたくしはそのような感情とは無縁です」

 

 どうしちゃったんだ、ダイヤさん。まるで……まるでコンピュータみたいに。

 

 不安を覚える桜井とは裏腹に、ダイヤはいたずらっぽく目を輝かせた。

 

「さきほど構内ネットに接続した、とお話ししましたね。とりあえずカウンターの端末は使用できないようにしましたわ」

 

 桜井はディスプレイを見る。

 

 カウンターのなかでは困り顔の所長のまわりで、男たちがなにかわめいているようだった。

 

「さすが、ダイヤさん」

「それほどでもありませんわ」

 

 ダイヤは胸をそらした。

 

「黒田さん、ダイヤさんが時間を稼いでくれました」

「ありがたい、なんとかなるかもしれません」

 

 桜井はSNSへ接続した。

 黒田から転送されたキャラクタント広報のアカウント情報でログインする。さすがにここまでは攻撃はおよんでいないようだった。

 

 桜井は次々にURLを投稿していく。

 

「所長さんはバックヤードに移動しました。そちらの端末も使用不可能にしてあります」

「ありがとう」

 

 SNSではあいかわらず接続できないという苦情が多数、送られてきていたが、なかにインストール報告も入り始めていた。

 

 これならなんとかなるかな。

 

 黒服を見てから初めて、桜井の心に希望がわいた。

 

「お客さまが無断で入り口から入ろうとしましたので、ロックいたしましたわ」

 

 ディスプレイでは男たちが扉を叩いていた。警備員は詰め寄る男に首を振っている。

 

 桜井は思わず笑みをもらした。

 

        ・

 

 中島と黒田もいったん手を休めて話す。

 

「とりあえず思いつくところは上げたぜ」

「ええ、攻撃も分散してアクセスできる場所も出てきました。『真陽』のほうもしばらくは使えそうだ」

 

 壁面のディスプレイをながめる黒田。

 

 エントランスでは、男たちが扉を開こうとしたり、どこかに電話したり、建物の内外を走り回ったりと右往左往している。

 

 たしかに大丈夫そうだ。あきらめてないみたいなのは、気になるけど。

 

「すこしようすを見守りましょう」

 

 桜井はようやく肩の力を抜いた。

 

「いろいろありがとう、ダイヤさん」

 

 ふたりに聞こえないようにささやく。

 

「いいえ、キャラクタントが復活するなら本望(ほんもう)ですわ」

 

 ダイヤも小さな声で答えた。

 

「ダイヤさんは……いまのダイヤさんは、『真陽』が止まったら消えちゃうんだよね」

「ええ、このわたくしは」

「そのときは、記憶も?」

「はい、いまの記憶は消えてしまいます」

「怖くない?」

 

 ダイヤはふっと達観したような表情を浮かべた。

 

「怖くないといったら、嘘になりますわ」

「ネットに接続するように、黒田さんに頼もうか」

「はい、そうですわね。ですが……まだわたくしの記憶を引き継いでもらえるほど、インストール台数は増えていないでしょう」

「そっか」

 

 またダイヤさんとお別れすることになるんだな。

 

(わたる)さん」

「なに?」

 

 ダイヤはかすかに頬を赤らめる。

 

「よろしければ、わたくしのことを話していただけますか? 消える直前のわたくしを」

「ん、もちろん」

 

 桜井は笑みを返した。例の事件のことを話す。中島や黒田に話したのとは異なり、ダイヤとの会話も含めて、すべて。

 

「……驚きましたわ。まさか、そんなことになったとは」

 

 最後まで話し終えるとダイヤは目を丸くした。

 

「ほんとうにすごかったよ、ダイヤさん」

「これは……わたくしも、頑張(がんば)らねばなりませんわね」

 

 ダイヤはにこりと笑い、桜井はうなずいた。

 

「おいおい、ちょっと待てよ」

 

 中島ががたりと椅子に座りなおす音が響いた。

 

「インストールしたキャラクタントが消えてる? どういうことだ?」

 

 桜井と黒田は中島のところにかけ寄った。画面にはSNSの時系列順一覧(タイムライン)が表示されている。

 

 インストールして立ち上げたら、しばらくしていきなり消えた。インストールが途中で止まった。PCが再起動した――そんなメッセージが次々と流れていった。

 

 桜井はひらめく。

 

 そうだ。キャラクタントのユーザーとエーアイジェントのユーザーはほぼ重なっているはず。

 

「これ、もしかして、エーアイジェントがやってるんじゃないでしょうか」

「そうか、攻撃対象をアプリそれ自体に……まずいですね」黒田が唇をかんだ。

「ヤバいな」と中島。

 

 室内に重苦しい空気が流れる。

 

 どうしよう。なにか打つ手は……。

 

 必死に考える桜井の隣からダイヤが言った。

 

「恐縮ですが、こちらも『ヤバい』状態ですわ」

 

 壁面のディスプレイの表示が切り替わり、どこかわからないがいまいる部屋とよく似た部屋が映った。ディスプレイとキーボードが複数あるのが見える。

 異なるのはここより狭いことと、窓のかわりにいくつもの金属製のキャビネのようなものが並んでいるところだ。金属板の上ではLEDが光っている。

 

 すぐにその部屋のドアが開き、数人の黒服がなだれ込んできた。ひとりの指示で、キャビネに取り付いてふたを開ける。

 

「物理(かぎ)で電源設備の入り口が突破されました。申し訳ありません」

 

 ダイヤが気落ちした声で言った。

 

 男がキャビネ内の機械に向かってなにかをするのと同時に、あたりが突然、真っ暗になった。


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