色々あって遅れました。ついでに文章酷いかも……
「たっちゃんよかったの?一緒に行かなくて」
「今回はライブを観に行くだけだからな、しっかり者もいるしみんなだけで大丈夫だ。それに教師の仕事もやっておきたいしさ」
「そっか、じゃあいっぱいイチャイチャできるね」
「仕事もあるし程々にな?」
「程々にしてくれないのがたっちゃんでしょ?」
「……」
今浦の星女学院は冬休み。そして今日からAqoursのメンバーは北海道に行っている。理由としては、北海道のスクールアイドルの予選にゲストとしてAqoursが招待されたからだ。しっかり者も何人かいるし俺は行かずに家で教師としての仕事をしている。そこには穂乃果もいるが……
「穂乃果こそここにいていいのか?穂むらの方は?」
「明日まではいいって言われたよ」
「いいのかい!?まぁそれなら一緒にいれるだけだ」
「うん!」
穂乃果は次の日まで休みをもらっているらしい。そのためか、俺の家に一緒にいる。教師の仕事をひと段落させた俺は、穂乃果とのひと時を楽しむことにした。
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「失礼しま〜す」
Aqoursの9人は今、北海道予備予選の会場に来ている。会場に着いたAqoursは、その会場にスクールアイドルの子たちがAqoursと一緒に写真を撮って欲しいと頼まれ、Aqoursはそれに応えてあげた。その後に控え室にやってきていた。目的はSaint Snowに会うためだ。
「Saint Snowさんは……」
「はい?あ、Aqoursのみなさんですね」
Saint Snowに会うために控え室に入ったAqoursはすぐに会うことになった、Saint Snowの2人は準備中だった。
「あら?小野先生……でしたよね?顧問の方はいらっしゃいのですか?」
「あ、今日は私たち9人だけです」
「そうでしたか、謝りたいことがあったのですが……小野先生にはまたの機会にしましょう。Aqoursのみなさん。以前は失礼な態度を取ってしまい申し訳ありませんでした。お詫びします」
「いえ、もう気にしていませんから。あの時は本当に言われてもおかしくない実力でしたから……え?」
「決勝戦、お互いにいいステージにしましょう」
「はい!」
「もう決勝に進んだ気になってるのね」
Saint Snowの聖良は、以前に取ってしまった失礼な態度について謝った。千歌は気にしてないようだが聖良は謝りたいと思っていたのだ。その後お互いの決勝戦のことについて話しているが、すでに進んだ気になっている。
「理亞、貴方も挨拶しなさい」
「……」
「理亞!」
「あ、いいですいいです!集中してるので終わってからで大丈夫です」
聖良は理亞にも挨拶するように声をかけたが、理亞は反応しない。千歌は集中してるだろうからいいと言うが、ルビィだけが理亞の様子に違和感を感じていた。
時間が経ち、いよいよ北海道予選が開始され、それぞれのグループが順番にパフォーマンスを披露していき、ついにSaint Snowの順番となった。
「出てきた!」
「イッツショーターイム!」
贔屓にするわけではないが、Aqoursのみんなが1番楽しみにしていたグループである。Saint Snow、そしてその後も予選は続いていき結果は………………
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「びっくりしたね」
「まさかあんなことになるなんてね」
「何があるのかわからないのがラブライブですわ」
全グループのライブが終わり決勝に進む3組が発表された。その3組の中にはSaint Snowの名前は入っていなかった。ライブ中に失敗し、立て直すことができなかったからだ。
「失礼します…Saint Snowさんは……」
「…Saint Snowさんなら帰りましたよ」
「…本戦出場グループの送別会も参加してくれるって話だったんですけど」
「2人とも喧嘩してたみたいですし…」
控え室にSaint Snowの2人に会いに行ったら、既に2人は帰ってしまっていたみたいだ。本戦出場グループの送別会も参加してくれると言っていたみたいだが帰ってしまった。喧嘩もしていたらしい……
Aqoursのみんなも帰ることとした。
『そっか、Saint Snowは予選落ちか…』
「はい、終わった後控え室に行ったんですけどもう帰っちゃったみたいで…」
『……今は会いに行くことはしないでそっとしておいてやれ。予選落ちした悔しさならお前らも夏感じたと思うけど、今回はその時のお前ら以上に悔しさを感じてるはずだ。偶然会うなら仕方ないけど自分たちから会いに行くのだけは今はやめておけ』
「わかりました。残りは色々見て回ることにします」
会場を出てバスを待つ間、千歌は北海道予選の結果を、内浦に残っている達也に伝えていた。結果を聞いた達也はSaint Snowに会いに行かないように伝えた。予選落ちした2人を思って提案をしていた。Aqoursはそれに従い、自分たちから会いに行こうとはしなかった。
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「びっくりしました。まさかここに来られるなんて」
「予選が終わった後に色々回っていたんです。ここに来たのも偶然で……」
今Aqoursがいるのはくじら汁というお店。北海道を色々見て回っていたAqoursは寒さを凌ぐために立ち寄ったお店であり、そこではSaint Snowの2人が住んでいる場所でもあったため、偶然にも会うこととなってしまった。
「残念……でしたね、ラブライブ……」
「えぇ、たしかに残念ですが悔いはありません。来年は理亞が……」
「何度も言ってるでしょ!!私はもう……スクールアイドルはやらない!!」
「理亞!?
……お恥ずかしいところを見せてしまいましたね」
「い、いえ……」
自然とラブライブの話になっていった。2組のスクールアイドルがいるし仕方ないことだろう。聖良には悔いがなく、来年理亞が頑張ってくれると思っているみたいだが、理亞は続けるつもりはないことを告げ、自分の部屋に戻っていった。
「理亞ちゃん……」
「ルビィちゃん?どうかしたずら?」
「ううん、なんでもない」
ルビィはこの店に着いた時、最初はみんなと一緒に行動せずに別の部屋に行っていた。そこで偶然にも、理亞が泣いているのを見てしまっていた。おそらくそれが気になっているのだろう。
Aqoursのメンバーはくじら汁で食べた後はファミレスに入り、Saint Snowの……というより主に理亞について話していた。その途中でルビィが店を飛び出し、1人になってしまった。
『そっか、理亞がそんなことを……」
「はい、先生。私どうしたら……」
1人になったルビィは顧問である達也に電話をかけていた。どうしたらいいか自分ではわからないからだ。
「難しいよな、ずっと姉妹2人でやってきたスクールアイドルなんだから。姉の聖良が居なくなってやる気がなくなるのもわからなくもない。それだけ2人のスクールアイドルでの時間が大切だったんだろうし」
「そうですよね。理亞ちゃん、ずっと聖良さんとやってきて最後があんな形で……先生、私にできることありませんか?」
「そう言われてもすぐには考えは出てこないさ。もしルビィが理亞のために自分でやりたいってことが思いついたらそれを尊重する」
「ありがとうございます。私ちょっと考えてみます」
「わかった、何かあればまた電話してくれて構わないからな。相談に乗る」
「ありがとうございます。失礼します」
「ルビィ」
「お姉ちゃん」
達也との電話を切ったルビィのところに、ちょうどダイヤがやってきた。2人はそこで話し始めることとなった。
ここで終わります。次回いつになるかわかりませんがお楽しみに