元μ'sマネージャーと女神たちの物語   作:カット

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大変お待たせしました…やっとできた。

2期3話終わります。そしてなんと今回はとある人物が登場します。



47、どちらかなんて選べない

 

「2つに分ける?」

 

ラブライブ予備予選の順番を決める抽選を行った翌日、千歌と梨子が部室でみんなにとある提案をした。

 

それはラブライブ予選組5人と学校説明会組4人に分けてライブを行うということだ。何故こうなったかというと……

 

昨日予選で歌う順番を抽選で決めた。その結果Aqoursは24番となりラブライブと学校説明会、両方で歌うことが厳しくなった。

 

そして家が隣同士の千歌と梨子が2人で話し合った時にこの提案が出たらしい。ちなみに、千歌の家の反対側の隣が俺の家ということには気付いてない。

 

「確実に両方でやるなら千歌や梨子が言った方法になるだろうな。正直それでAqoursで言えるのかって思っちまうけど…かと言って方法思いついてるわけじゃないし実際に歌うのはみんなだ。だからみんなで決めろ」

 

「みんなで…」

 

「そうだ。それでみんなが言いたいことを言って決めたことなら俺はみんなの意見を尊重する」

 

「ならまず先生の意見お願いします」

 

俺がみんなの意見を尊重するって言ったら曜が俺の意見を聞いてきた。まぁたしかに顧問だからって俺の意見言わないっていうのもよくないかもな。

 

「俺は正直言って反対かな。反対ってだけで何も思いついてないんだけどさ。やっぱり俺はAqoursは9人で歌ってるところを見たい。μ'sはあの9人だからこそμ'sだったように、Aqoursはお前ら9人だからAqoursなんだよ」

 

「たっちゃん入れて10人だったからμ'sだったんだよ!また自分を入れ忘れてるよ〜」

 

「はいはい、そうだな穂乃果………穂乃果!?」

 

『えぇー!?』

 

ちょまま……じゃなくて待て待て待て!?なんでお前がいるんだ穂乃果!?

 

「ラブライブの予備予選近いから見に来たんだとさ、休みもらって」

 

説明どうも山田先生…

 

「とりあえず…穂乃果、今大事な話してるから職員室で待ってろ」

 

「は〜い!後でね〜」

 

山田先生に連れていってもらって穂乃果はその場から1度離れていった。マジでびっくりした〜

 

「先生なんで穂乃果さんがここにいるんですか!?」

 

「さっき言ってた通りだと思うけど俺も今初めて聞いたから驚いてる。ってそれは今はいいんだよ。さっき言った通り俺はAqoursのライブは9人で歌ってるところを見たいんだよ。

 

あくまで参考程度でいいから、あとはみんなで話し合ってくれ。みんなが自分の意見を言ってさ」

 

『は、はい…』

 

あとはみんなで話し合って決めて欲しいから穂乃果の件は置いておいてみんなで話し合ってもらうことにした。

 

ほんと来るの急すぎだろ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「穂乃果いるか〜?」

 

みんなで話し合ってもらうため、俺は1度職員室に戻ってにた。本来ならそれが目的だから穂乃果に会うのは今回ついでみたくなってる……会えて嬉しいけどな。

 

「たっちゃんお疲れ様〜!」

 

「お疲れ様じゃねぇ!さすがに来るなら来るって連絡してくれよ…」

 

「びっくりさせたくて!」

 

そう言うのはわかる。俺も行くならびっくりさせたいし…でも家にある食材のことも考えてくれ……

 

「それじゃあ穂乃果、帰り買い物手伝え」

 

「えぇ〜手料理作って待ってた〜い」

 

「その食材が2人分ないんだが?」

 

「行くー!」

 

「お、おう……」

 

なんて変わり身の速さ……側で見てる山田先生も驚いてるぞ……気付いてるか?

 

「はいはい、そういうのは2人きりの時にやってくれ」

 

「あ、まだいたんですか?」

 

「何言ってんだ穂乃果?」

 

「いるに決まってるだろ!しばらく会わないうちに高坂はボケたのか?」

 

「そうみたいです」

 

「2人とも酷い!?」

 

酷くない。

 

これも酷いと言う奴は言われてる穂乃果以外にいるのか……いやいない。

 

「まぁそれは置いておいて小野、Aqoursの方は大丈夫なのか?説明会と予備予選の日被ったけど」

 

「そうなの?」

 

「それは今みんなで話し合ってもらってます。どうするか…」

 

意外と山田先生ってスクールアイドル部のこと気にしてくれてるんだよな。

 

「できたら9人で歌って欲しいな〜どっちかしか出られないとしても…」

 

「俺もそう言ってきた。まぁでも、どうするかはあいつらが決めることだ」

 

「やっぱりたっちゃんならそう言うと思った!」

 

あ、バレてたか。まぁそりゃあそっか、μ's時代も大切なことはみんなで話し合わせてたもんな。ラブライブ決勝前はさすがに参加してたけど……

 

「失礼します」

 

職員室で話しているとダイヤが入ってきた。ってことはどうするか決めたのかな。

 

「先生は反対と言ってくれましたが現実的に見て両方やるのは厳しい…そこでラブライブの方を千歌さん、曜さん、梨子さん、ルビィ、私の5人で、説明会の方は残ったメンバーの善子さん、花丸さん、果南さん、鞠莉さんの4人となりました」

 

「そうか、お前らがちゃんと話し合って決めたなら俺はそれを尊重する。時間もそんなにないし早速練習だ」

 

「はい…」

 

そっか、分けちゃったか。何かいいアイディアがあればよかったんだけどな……

 

こればかりは仕方ないか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「勘違いしないように!」

 

ラブライブ予備予選当日、Aqoursの出番となりラブライブ組の5人が出てきたがなかなか歌い始めなかった。

 

するとステージ袖から残りの4人が出てきた。ちなみに俺は鞠莉から聞いていたから驚いてはいない。でも

 

「ねぇたっちゃん、2つに分けたんじゃ…」

 

隣に座ってる穂乃果は驚いていた。

 

「ギリギリになってこっちに参加するって連絡きたんだよ。着いてから連絡してきたみたいだけどな」

 

「そっか、やっぱり9人じゃないとね!」

 

「ああ、だから4人もこっち来たんだよ」

 

穂乃果の言う通りやっぱり9人じゃないとAqoursじゃないな。それともう1つ穂乃果に言ってないことがあるけど今はいいよな。

 

9人揃ったところでAqoursのライブが始まる。曲は【MY舞☆TONIGHT】。

 

Aqoursの出番は終わった。贔屓目に見るようなことはしないが今までのグループの中で1番良いできだったと見て思った。

 

そしてここからが勝負だ。

 

「穂乃果行くぞ!」

 

「えっ!?どこに!?」

 

「もちろん浦女だ!」

 

ここから浦の星女学院に移動して学校説明会で行うライブに間に合わせるという不可能に近いことをやろうとしてる。でもみんななら大丈夫だと何故か思える。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Aqours side

 

「みんな行くよ!」

 

「ここからが勝負だよ!」

 

「急いでー!」

 

 

ライブが終わり千歌、曜、梨子の2年生3人組が戦闘でどこかへ向かおうとしている。

 

 

「まさか説明会に間に合わせるつもりですの!?」

 

「もちろん!」

 

 

ダイヤがいち早く千歌たちが何をしようとしているか気付いて反応し、それに千歌が答えた。

 

途中まで走り千歌たちのクラスメートのみかん畑で使っている車を借りて向かうようだ。

 

 

「みんな乗った?それじゃあ全速前進ヨーソロー!」

 

 

みんな乗り曜の掛け声で果南が出発させ………たが全然進まない。もっと早くしようとしたら果南が操縦する部分を壊してしまい、乗った車は坂で加速して見事に事故を起こすことなく目的地まで到着した。よく誰も怪我しなかったものだ。

 

車から降りて浦の星女学院まであとわずかの道をみんなで走っている。ここまで来て間に合わないんじゃないかと思い始めたメンバーも出てきたがリーダーの千歌は

 

 

「大丈夫!だって……虹がかかったから!」

 

 

と間に合うことを信じている。

 

虹がかかったから大丈夫というのはよくわからないが、千歌が言うとなぜか本当に大丈夫な予感がする。みんなもそう思って走っている。

 

そして校門近くまで行くとAqoursの衣装を持っている浦の星女学院の生徒が立っていた。

 

 

Aqours side out

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「みんな間に合ってよかったね!」

 

「最初移動方法聞いた時マジかって思ったけど間に合ってよかったよ」

 

学校説明会の方にもAqoursのメンバーは無事に間に合った。千歌のクラスメートが協力してくれたみたいだけどほんとよかった。

 

説明会の時にやった曲は【君のこころは輝いてるかい?】

 

ここでは学校の生徒たちもいて心強かっただろうな。ラブライブの方もだけど今できる精一杯を披露できてた。

 

「先生!」

 

「千歌か、よく間に合わせたな」

 

「間に合うって信じてましたから!」

 

説明会が終わり穂乃果と話しているところに千歌がやってきた。

 

何故かわからんが千歌が間に合うって思ってたらほんとに間に合うような気がするんだが……ほんとなんでだ?

 

「千歌ちゃんお疲れ様!両方ともよかったよ!」

 

「ほんとですか!?穂乃果さんに言われるなんて嬉しいです!後でみんなにも伝えないと!」

 

「ダイヤとか気を失わないといいが……」

 

「保証できません……最初はラブライブか学校説明会のどっちかを諦めないとって思ってました。でもやっぱりどっちも諦められません!どちらか選べないんです!どっちも大切だから!」

 

「迷いはなさそうだな」

 

「はい!」

 

多分千歌だけじゃない、みんなも迷いなく答えられそうだな。

 

今回の予選の結果がわかるまで時間がある。贔屓目なしで見た感じ大丈夫そうだけど無意識に贔屓してるかもしれない。

 

だから結果出るまで待たないといけないな。

 

 

 

でも……もしどちらかでもダメになったらみんなどんな気持ちになるか不安だ……

 

 




いや〜月1で投稿できればいいレベルになってしまいそうです。社会人になるとここまで時間が取れないとは…電車が満員だから電車で作成することも難しいですし…

それはさておき、穂乃果ちゃんを登場させてみました。理由は……なんとなくです←
次回からは2期4話です。もしかしたら"次回は"になるかも?
この小説の話忘れちゃったよって人は時間ある時にでも読み返してください。
それでは次の投稿までお楽しみに!

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