活動報告に書いていましたが体調不良により投稿を休んでいました。風邪ではなく喘息でしたが内容を考えるのが辛い状態でしたので休むことにしていました。
考えられるくらいまでにはよくなってきたのでまた投稿していきます。
「夏祭り!」
「屋台も出るずら!」
今は千歌ちゃんの家の玄関にいる。でもいいのかな?こっちたしかお客様用だったはず…
「これは痕跡!僅かに残っている気配…」
善子ちゃんは相変わらずよくわからないこと言ってる…ちなみに先生は今はここにいない。なんか学校でやらないといけないことがあるみたい。寂しいな〜
「どうしよ…東京から帰ってきてずっとこの調子だよ…」
ルビィちゃん、それはもうどうしようもないと思うな。
「それより…しいたけちゃん本当にいないわよね?」
「千歌ちゃん、夏祭りどうする?」
「そうだね〜決めないとね〜」
梨子ちゃんのは恒例だし…とりあえず無視して千歌ちゃんに聞いてみた。
というか千歌ちゃん…そこ受付だしそんな風にしてて平気?
ちなみにここで言ってる夏祭りだけど、毎年花火大会があるんだけどそこでライブをしないかってオファーが来てるんだよ!結構有名な花火大会なんだ〜今年は私たちの他にも特別ゲストがいるみたいだけど、誰なのかはわからないんだよね。
「沼津の花火大会ってここら辺じゃすっごく有名なイベントだよ。そこからオファーが来てるんでしょ?」
「Aqoursを知ってもらうには1番ずら!」
「でも今からじゃ練習時間が…」
Aqoursを知ってもらうにはたしかにいい機会だよ。というかオファー来てるってことはもう知ってもらってるってことだし…もっと知ってもらうって言った方がいいのかな?
ルビィちゃんの言う通り練習時間に不安がある…でも千歌ちゃんならやるって言いそう。
「私は……今は練習を優先した方がいいと思うわ」
うん、さすが東京育ち。それで私は「千歌ちゃんは?」って聞くと
「私は出たいかな!今の私たちの全力を見てもらう。それがダメならまた頑張る、それを繰り返していくしかないんじゃないかな」
そういうと思った。反対する理由はないよね。
「ヨーソロー!賛成であります!」
「ギラン!」
………善子ちゃんはほっとこうかな。
あれ?でもなんか千歌ちゃん沈んでない?心配になって梨子ちゃんが聞くと
「果南ちゃん…どうして辞めちゃったのかな…」
って言った。私もそれは同感、千歌ちゃんもだけど小さい頃からよく一緒に遊んでた時も諦めるような性格じゃなかったし…
「生徒会長が言ってたでしょ?東京で歌えなかったからだって」
小さい頃のことを知らない善子ちゃんは当然そう思うよね。でも私や千歌ちゃんはそう思わないんだよね。
「でもそれで諦める性格じゃないと思う。小さい頃だって…
『怖くないって千歌!ここでやめたら後悔するよ?絶対大丈夫だから!』
…って諦めるようなことはなかったんだ〜」
「とてもそんな風には見えませんけど……あっ、すみません」
「まさか天界の眷族が憑依!」
「とりあえず…そろそろ練習行ってストレッチとかしながら話さない?」
善子ちゃんの言ってることを無視するように梨子ちゃんが言ったけど…
たしかにそろそろ練習行かないとね。それにそろそろ先生も来るかも!
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「もう少しスクールアイドルやってた時のこと知れたらな〜」
「3年生3人誘うつもりか?」
「まぁね〜………ってうわ!?先生!?」
なんかすげぇ驚かれたぞ……さすがにショック。
「先生お疲れ様であります!」
「ありがとな曜、これから練習か?」
「えへへ//はい!」
ちょうど練習を始める所に来たみたいだな、夏祭りどうするかも決めたってことか。
撫でただけで曜は赤くなってるし、
「曜さん先生がいる時いつもより明るいような…」
「オラもそう思うずら」
「きっと何かあったのよ」
1年は3人でコソコソと話してるし、よくわからん。
「それより3年の3人誘うって言っても何か案があるのか?」
「それなんですけど3人のスクールアイドルやってた時のこと知らないんですよね」
「聞くまで知らなかったもんね」
なるほど、果南さんと幼馴染の千歌や曜でも知らないってことは他に知ってる人………
知ってるかもしれない人なら1人いるような……
みんなもそれに気付いて1人の方に視線を向ける。それは……
「ピギッ!?」
ダイヤさんの妹のルビィだ。
「ルビィちゃん…ダイヤさんから何か聞いてない?」
「小耳に挟んだとか…」
「ずっと一緒にいるのよね?何かあるはずよ」
おい梨子…その言い方はないんじゃないか?
「え、えっと……ピギッ!?」
逃げ出した!まぁ逃げるよな。
「ギラン!堕天使奥義!堕天流捕縛!」
うっわ〜あんなガッチリ捕まえなくても……ルビィドンマイ。
「やめるずら」
「は、はい」
俺が止める前に花丸がコツンと頭を叩いて暴走は止まった。
みんな気になって練習になりそうもないため、軽く体を動かして部室に移動することにした。
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「ルビィが聞いたのは東京で上手くいかなかったって話くらいです。それからスクールアイドルの話はしなくなっちゃいましたので……」
ダイヤさんの妹のルビィでもよく知らないみたいだな。
「ただ…」
『ただ?』
な、なんて食い付きようだ…ルビィも苦笑いするしかなくなってるぞ…
「鞠莉さんが家に来たことあったんですけどその時にお姉ちゃんが…
『別に逃げたわけじゃありませんわ!だから、果南さんのことを逃げただなんて言わないでください!』
…って言ってたことが」
「逃げたわけじゃない……先生は何か知ってますか?」
何かしら理由あるんだな……ってそこで俺に来る!?
「いや?悪いけど俺も知らないな。歌えなかったってことは会場にいたから知ってるけど……ただ、その理由はダイヤさんが言ってた理由と違う気がするってくらいかな。あれは会場の雰囲気に圧倒されたって感じじゃなかったからな」
「先生でもダメかー………そうだ!」
千歌?お前は何を思いついたんだ?変なことじゃないといいが…
「先生!すみませんけど明日の朝練休ませてください!」
「いきなりだなおい…理由は?」
「果南ちゃんは朝ジョギングをします!それを尾行して様子を見てみます!」
『それなら私も!』
幼馴染だからか?果南さんが朝ジョギングしてること知ってるみたいだ……って尾行すんのかよ!?
「それ……止めてもやめるつもりないだろ」
『はい!』
………そこ元気に答えることじゃないからな?
まぁいいや、好きにやらせておくか。
久しぶりで文字数も今までより減りましたね。
続きをお楽しみに。