そしてUA20000突破!まさかこんなに早く突破するとは思いませんでした。
日々読んでくださっている方、本当にありがとうございます
「この前のPVが5万再生?」
今日の授業が終わってAqoursみんなが部室に集まっている。
そしてこの前のPVの画面を開いている。ってか5万再生か。結構再生されてるな。
「ランタンも綺麗だったって評判らしいわ!」
ランタンか、この学校の人と内浦の人みんなで作ったんだよな。
内浦に住んでいる人の協力のおかげでできたことだ。
そしてランキングもなんと…
「99位!?」
ここまで上げることができた。
「来た……きたきたきたぁ!それって全国でってことでしょ?5000組以上もいる中で100位以内ってことでしょ?」
「まぁ一時的な盛り上がりってことかもしれないけど…それでも凄いわね!」
「ランキング上昇率では1位です!」
「この上がり方ならそりゃあランキング上昇率で1位になってもおかしくないな。
それに今回は前の堕天使?みたいなのとは違ってちゃんとライブをしてランキングを上げたんだ。前回までのような下がり方はないと思うぞ」
「ほんとですか!?」
「もっと上達すればだけどな」
何もしないってことはこいつらのことだしないと思う。これからどこまで上達できるかだ。
「でもこのまま行けばラブライブ優勝とか狙えるんじゃない?」
………さて、何を言ってるかわからないな。
「そんな簡単に行くわけないでしょ?」
「わかってるけど…でも可能性はあるってことだよね?」
このまますんなり行けば、たしかに狙えるかもしれない。
まっ、今のスクールアイドルの状況だと無理だろうけどな。
そういえばあのイベントってそろそろじゃ……
「なんだろこれ?」
部室で話しているとパソコンに1通のメールが送られてきた。
ルビィが読み上げたのは…
「『東京スクールアイドルワールド運営事務局です。一緒にライブをしませんか?』…って書いてあります」
おっ、来たか。
「東京って東にある京?」
「なんの説明になってないわ…」
「ただ漢字を一文字ずつ読んだだけじゃねぇか!?」
『東京だ!』
……いや、みんな反応遅いだろ。
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「行きます!」
言うと思った…
「でも交通費とかは大丈夫なの?」
「うぅ……お小遣い前借りで!」
学校から出ないかな。さすがに1泊するしその分は出してくれると思うけど交通費も出して欲しいな。
せめてこいつらの分だけは…
「みんな参加するつもりはあるか?」
『あります!』
うん、言うと思った。
「それじゃあ千歌、理事長に許可取りに行くぞ。さすがに勝手に行くわけにもいかないしな」
「先生と2人きりで……はい!」
「千歌ちゃんだけずるい!私も行きます!」
曜?
「じゃあ私は2人が暴走しないようにするために付き添います」
梨子まで?
「なんで2人まで!?」
「いいじゃん!千歌ちゃんだけ先生と2人きりで移動するなんてずるいよ!」
「私はさっき言ったように2人が暴走しないように…」
あはは……なんか2年組が揉め出したよ……仕方ない。3人とも連れてくか。
「じゃあ1年は悪いけど待っててくれ。3人とも連れてくからさ」
「「「はーい」」」
1年は落ち着いてて助かる。
2年組はほんとどうしたんだよ…
「みんなが行く気あるなら理事長として許可を出すわ。
ただ……申し訳ないけど交通費までは今の学校事情では出すことできないのよ。それと旅館代も6人分までは出せるんだけど7人ってなると……」
なるほどな。まぁ統廃合の話を待ってる状況だと難しいよな。
「その旅館の場所ってどこになるんだ?」
「それならここが良いと思います。結構安いですから」
旅館の場所のことを話してると梨子が携帯で見せてくれた。
この場所を地図で調べてっと……なるほどな。
「悪い、ちょっと電話させてもらうな」
「えぇ、どうぞ」
一度理事長室を出て電話をかける。
かけた相手は…
「もしもしお兄ちゃん?珍しいねこんな時間に、何かあったの?」
妹の美希だ。
「ないのにこの時間に電話しないって、実は今度Aqoursが東京のイベントに出ることになるんだけどさ…」
「それって前に穂乃果さんとお兄ちゃんが見に行ったイベント?」
「そう、そのイベントに出るために東京に1泊するんだけどさ、旅館の費用は6人分しか出せそうもないみたいだから1日だけ帰ろうと思って電話したんだよ」
「なるほどね、ちょっと待ってて!
………お待たせ〜お母さんも了解だって!出かけちゃうから話せないけど…」
この時間家にいただと!?
まぁいいや。
「そんじゃそういうことで、あっ、穂乃果には内緒な?帰る前に穂むら寄るから」
「はーい!」
よし、これでOKっと。
「旅館の費用だけど6人分で頼む。俺はその日は実家に帰ることにしたから」
「oh〜そういえば小野先生の実家東京だったわね。わかったわ、では宿泊費はこちらで出すわ。頑張ってきてね」
「「「ありがとうございます!」」」
「小野先生は話あるから残ってもらえるかしら?引率教師ですし一応話しておくこともありマース」
「何故そこで話し方変えたんだ!?まぁいいや、じゃあみんなは練習しててくれ」
「「「は〜い!」」」
3人は理事長室を出て行って俺と鞠莉さんの2人だけになった。
というか……
「最後の…引率だからって理由じゃないだろ?」
「その通りデース!……多分あの子たちの票が入ることはよほどのできじゃない限りないと思うの。
だから…多分落ち込むと思うけど支えてあげて?」
「やっぱそんなことか、落ち込むと思うのは同感だ。今あいつらはラブライブ優勝狙える可能性あるって思ってるし十中八九落ち込む。
でもそこからはあいつらの気持ち次第だ。その後続けるにしろ辞めるにしろ、支えるにしてもはっきり答えを出してからだ」
正直な話、あのイベントでは1票でも入ればいいってレベルだ。
俺が何か言うにしてもはっきりと自分の気持ちに答えを出させてからになるな。
「そう…お願いね。小野先生」
「おう!」
俺も理事長室を出て練習場所の屋上へと向かう。
というか…千歌たちが出て行ってからは絶対理事長として話してないな。
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翌朝
「おっ、早いな梨子」
「あっ、おはようございます先生」
駅まで千歌の姉の志満さんが車で送ってくれるため、千歌、梨子、花丸、ルビィ、俺の5人は十千万に集まることになっている。
待ってるのは梨子だけみたいだ。
「おっ待たせー!」
おっ、千歌も出てき……た……何その格好?
「見てよ!この東京トップス!東京スカート!東京シューズ!そして東京バッグ!」
「「…………」」
こいつ誰だろ?
「なぁ梨子、この子知り合い?」
「い、いや…こんな格好する知り合い私には…」
「2人とも酷い!!千歌だよ!高海千歌!」
いやうん、わかってるけどこんな格好の奴と知り合いって言うのは……
「なんなのその格好は!?」
「2人はいいよ〜東京から来たんだから……ん?」
美渡さん……上手くバレる前に隠れたな。笑われてたことに気付いてないな。
「「おはようございます!」」
おっ…花丸とルビィも……こいつらもか。
「どうですか…変じゃないですか?」
「これで渋谷の険しい谷も大丈夫ずら」
うん、ルビィのは明らかに変。
花丸……渋谷にどんなイメージがあるんだ……
「千歌、ルビィ、花丸、いつもの服装に着替えろ……」
「「「えぇー!?」」」
「えぇーじゃないわよ!?」
梨子……同感だ。
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「それじゃあ小野先生、みんなのことよろしくお願いします」
「はい」
「あと梨子ちゃん、みんな東京慣れしてないからよろしくね?」
「は、はい…」
「送っていただいてありがとうございました」
ここまで送ってもらったお礼を言うと志満さんは旅館の方へと車を走らせた。
ん?集合場所になんか人だかりが……
「善子じゃなくて……ヨハネ!」
あっ、なるほどな…また堕天使やってたのか。そりゃあ人だかりができてもおかしくない。
「千歌ー!」
「あっ、むっちゃん!」
Aqoursのメンバー全員そろったところで2年のクラスのよしみ、いつき、むつの3人がやってきた。
大方応援と見送りだろうけど…
「頑張ってね千歌!これクラスのみんなから!」
「ありがとう!頑張るよ!」
クラスのみんなからと言ってのっぽパン?ってパンを千歌が受け取った。
つーかパン長っ!?
そろそろ電車の時間だしみんな駅の方へ歩き…走るのかよ!?
「「「行ってらっしゃーい!」」」
『行ってきまーす!』
さぁ!東京へ出発だ!
………電車の時間まで歩いても間に合うんだし走る必要ないけどな……
次の投稿は2日以上空くかもしれません。
原因としては……今体調がかなり悪く明日以降どうなるか……
次回もしくはその次の回で久しぶりに穂乃果ちゃん登場です!もしかしたらスピリチュアルな方も……