Fate/Grand Order -Anger of Judgment-   作:ぬのハンカッチ

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早めに起きたので、早速次話を投稿します

今回の話には、第1部のネタバレが含まれております

ネタバレが嫌いな人がいたら、ブラウザバックをオススメします


第4話 君がッ‼︎死ぬまでッ‼︎殺すのをッ‼︎やめない‼︎

アルトリアを倒した後に響いてくる拍手の音

 

誰もがその拍手の音のする方に眼を向けるだろう

 

そこにいたのは、我が愛する所長を死にいたらしめた悪党、レフ・ライノールだ

 

こいつの正体はソロモン72柱の64番目の悪魔、魔神柱フラウロス

 

こいつを見てるとホントに腹が立ってくる

 

しかし、正体を知らない所長にとっては唯一の心の拠り所だ

 

今も所長はレフが現れた事によって嬉し涙を流している

 

「…意外な結末だったが、よく騎士王を退けたな。ここは素直に褒めてやろう」

 

「レフ…!」

 

所長がレフに近づこうとした時、俺は所長の肩を掴んで止める

 

「ちょ、ちょっと何するのよ!」

 

「……行くな」

 

「え?」

 

俺が所長の肩を掴むのと同時にレフの表情が変わった

 

「…貴様か、私の計画を狂わせてくれたのは?」

 

「…」

 

俺は黙る

 

こんな奴に話す舌べらなんざ持ち合わせていない

 

「レ、レフ?何を言っているの?計画って何?」

 

「愚かな人間だな君も、まだわかってないようだな…『自分がもうとっくに死んでいるという事実』にさえ、気づいていないのだからな?」

 

「え…」

 

…こいつ

 

俺の中の怒りの炎が段々と強くなる

 

「まあいい、折角だ。冥土の土産に今のカルデアスの状態を見せてやろう」

 

レフが指を鳴らすと、そこから真っ赤になったカルデアスの姿があった

 

「な、何よ…これ…!」

 

所長の表情が絶望に変わってゆく

 

レフが何か説明しているが、俺の耳にはそんな言葉は聞こえない

 

何故なら、今の俺に聞こえるのは、怒りの炎だけだからだ

 

そして、気がつくと所長はカルデアスに吸い込まれそうになっていた

 

このままだと所長がまずい

 

しかし、何故か俺の足は動かなかった

 

何故だ?

 

そこ理由は、直ぐにわかった

 

俺は所長の助けを呼ぶ声を待っているのだと

 

そして、その時は直ぐに訪れた

 

「まだ…まだ…ヴィンセントにしか褒めてもらっていないのよ!だから…私を助けなさいよ!ヴィンセントォ‼︎」

 

俺はその言葉を聞いて直ぐに跳躍し、所長をお姫様抱っこで助け出す

 

「何⁉︎」

 

レフは何か驚いているようだが、そんな事、俺には関係ない

 

一先ず所長を大総統達に預ける事にした

 

「閣下…『マリー』を頼みます」

 

「…うむ。少しは男になったようだな、マスター君」

 

「あ、あの…」

 

「マリー」

 

俺は所長に目線を合わせ、抱きしめる

 

「お前はよく頑張ってるよ。カルデアの事や、マスター達の事。俺はまだお前の事をよく知らないが、それでも人一倍努力をしたお前を褒めない奴がいるってんなら、俺はそいつを殴ってやるよ」

 

所長の目から、涙がどんどん溢れでてくる

 

「だからもう溜め込まなくていいんだ。マリーはマリーだ。お前が頑張ったなら、俺はその都度褒める」

 

マリーは自分が何故泣いているのかわからない

 

だけど、この涙が嬉し涙だということは、マリー自身にもよくわかっていなかった

 

「…もし、俺から一つ言わせてもらえるんだったら言わせてくれ。…生きててくれてありがとう。オルガマリー・アニムスフィア」

 

マリーはその言葉を聞いた瞬間に、声に出して泣いた

 

まるで赤ん坊のように泣くその姿は、はたから見ればみっともないと思うかも知れない

 

だけど、今の彼女には、そんな事はどうでもよかった

 

自分を本気で褒めてくれる人間がいる

 

自分を尊敬してくれる人間がいる

 

それを聞いただけでも、マリーにとっては嬉しかった

 

だから、彼女はその嬉しさ故に泣いていた

 

俺は泣きじゃくるマリーを優しく頭を撫でながらゆっくりとあやす

 

そして泣き止む頃には、大総統意外の皆が泣いていた

 

「ん?お前らどうした?」

 

「ぐすっ…マスターさんってホントにいい人なんだな〜って思ったら思わず涙が…」

 

ルビーはドラえもんからもらったティッシュで涙を拭いている

 

「うわ〜ん!マスターはなんていい人なんだ〜!」

 

ドラえもんは大泣きしながら、俺をいい人と呼んでくれた

 

…なんかちょっと恥ずいな

 

とりあえず俺はマリーを大総統達に預け、俺はとレフの元へ行く

 

「…茶番は終わったかね?全く腹ただしい」

 

レフは心底機嫌の悪い表情を浮かべていた

 

「まあ、どの道オルガマリーはカルデアには戻れないのだ、君たちも早く逃げた方が「黙れ」⁉︎」

 

俺はレフの腹にガントの力を込めたボディーブローを叩き込む

 

レフはその場で倒れて腹を抑える

 

「き、貴様ぁ…!」

 

「黙れって、言ってんだろ?」

 

俺はレフの顔面に右フックを入れる

 

右フックの衝撃によってレフは飛ばされる

 

そして俺はそれを追うようにして、跳躍する

 

レフの元にたどり着くと、俺はある漫画で見た、技を披露した

 

それは、漫画「はじめの一歩」で一歩が得意とする技、デンプシーロールだ

 

本来これは漫画ならではの技だが、何故かできてしまう

 

恐らく神様ができるようにしてくれたのだろう

 

だがそんな事を考える暇もなく、俺はレフにデンプシーロールを喰らわせる

 

レフの顔が段々変わっていくように見えた

 

だが俺はそれでも殴るのをやめない

 

そう、もしこれを言葉にして言い表すなら

 

「お前がッ‼︎死ぬまでッ‼︎殴るのをッ‼︎やめねぇッ‼︎」

 

最後の一発を喰らわせると、レフはそのままゴロゴロと転がっていく

 

「おいおい?まだ終わってねぇぞ?お前には伝えてもらいたい事があるからなぁ?」

 

俺はレフの頭を掴み小声で言った

 

「ゲーティアに伝えておけ、俺のマリーに手を出したらお前みたいになるってな」

 

「なっ⁉︎貴様何故我が主の事を⁉︎」

 

「うるせぇっつてんだろ?」

 

俺はレフに再び右フックをお見舞いする

 

レフはきりもみ反転すると、俺の事を睨みつけながら黙って消えていった

 

「ちっ…逃げやがったか…」

 

俺はふとグダ男達の方に眼を向けると、二人共俺の事を怖がるような表情になっていた

 

そしてしばらくすると、大聖杯が崩壊を始めていた

 

「おうおう、厄介な事になったな」

 

『マズい⁉︎特異点が崩壊している!ふたりとも早く聖杯を回収するんだ!』

 

ん?今の声はロマニか、あれ?なんか涙出てきたぞう?

 

ロマ二の指示を聞いたグダ男は聖杯の回収をしようとする

 

だが俺はグダ男の横腹を蹴り飛ばし阻止する

 

「ぐはっ⁉︎」

 

「先輩⁉︎」

 

マシュがグダ男の側に向かう

 

その隙に俺は聖杯を回収する

 

「悪いが、こいつはもらっていくぞ。ドラえもん!どこでもドアを出してくれ!」

 

「う、うん!わかった『どこでもドア〜』」

 

俺は直ぐにどこでもドアの側に行く、恐らく俺の考えが正しければ、神様の保護が掛けられたあの廃墟が一番安全な筈だ

 

俺はあの廃墟の場所思いながらドアを開けると、そこには、一向に崩れる気配のない廃墟の姿があった

 

「ビンゴ!ルビー!閣下!ドラえもん!早く!」

 

3人が入ると、俺はマリーをお姫様抱っこしてドアに入る

 

俺はふとグダ男達の方に眼を向ける

 

すると、そこには妙に空気の薄かったクーフーリンも一緒にカルデアに帰還する姿があった

 

それを見届けた後、俺はドアを閉めた

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふい〜、助かった〜」

 

ルビーは廃墟の椅子に座りながらぐてーっと寛いでいた

 

「しかし、ここは妙に安全だな?周りの建物もどうやら一部崩壊していないようだしな」

 

大総統は周りを見ながら観察していた

 

「ま、何はともあれ、崩壊からはなんとか守れたんだ、それでいいんじゃね?」

 

俺が軽口を叩くと、ルビーも大総統も笑っていた

 

すると、いきなり白い光が辺り一面を覆うと、そこから見覚えがある姿が出てきた

 

『いや〜お見事お見事!素晴らしい物を見せてもらったよ!』

 

「神様⁉︎」

 

「え?この変なのが神様なの⁉︎」

 

ルビーはグローモスっぽい神様を見て驚いていた

 

『お⁉︎ルビー・ローズ⁉︎スゲー本物じゃーん!やっぱ君をここに転生させてよかったよー!』

 

神様はルビーを見ながら興奮する

 

神様の世界にもアニメとかあんのかね?

 

「そんな事よりも神様、何しに来たんすか?てか神様ってもしかして意外とアニメ好き?」

 

『まあね〜、っとそんな事より。先ずは特異点クリアおめでとう。クリア特典に何か一つだけ願いを叶えてあげるよ!その代わり聖杯もらうけんね』

 

お〜!神様意外と太っ腹じゃん!

 

なんとなく聖杯持って来たけど、持ってきてよかったー!

 

願いなんてそんなもん決まってるやんかー!

 

「じゃあ、マリーを助けてください」

 

「え?」

 

マリーは今の俺の発言に驚く

 

『ふむふむ、具体的には?』

 

「マリーを生き返らせて下さい」

 

マリーはそれを聞いた瞬間、口を抑える

 

『お〜、それはなんて素敵な願いだ!いいよ〜!この神様にまっかせなさーい!』

 

神様が両手を合わせると、マリーの足元から魔法陣が現れて、マリーを包み込む

 

しばらくすると、一見何もしてないように見えるが、マリーの服からは以前までなかった砂ほこりが付いていた

 

「わ、私…生き返ったの?」

 

『うん!生き返ったよ〜!あとなんか不安だったから、君にTRPG風の装甲を200付与しといたから!』

 

「ファッ⁉︎」

 

それってもはや、どんな攻撃も効かないじゃん⁉︎

 

例えるならば、ダンプカーに跳ねられても逆にダンプカーが見るも無残な姿になるくらいだよ!

 

『んじゃ、願い叶えたから、私そろそろ行くね〜、あ、後これからその廃墟を拠点にしていいし、どこでもドアでいつでも戻れるようにしといたから〜。んじゃバイビー!』

 

神様はそう言って姿を消した

 

神様が姿を消すと、マリーは俺に抱きついてくる

 

「ありがとう…!ありがとう…!私を、助けて、くれて、ありがとう…!」

 

マリーはお礼を言いながら泣いていた

 

もうどれだけ泣いたかはわかんないけど、マリーは感謝しながら泣いていた

 

俺もなんだか人助けしたと思うと、心が清々しかった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「さあ君たち!これからどんどん敵が強くなるので、召喚の時間とイクゾー!」

 

「「イェーイ!」」

 

「イェーイ」

 

「イ、イェーイ?」

 

ルビーとヤンとブレイクはいつも通りノリに乗ってくれる

 

そしてマリーも何故か乗ってくれた、優しいな〜

 

さーて今回は召喚陣を太っ腹にも3つ用意してやったぜ!

 

これだけあれば戦力も困らないし、大総統閣下に迷惑もかからないだろう

 

よーし、そうと決まればイクゾー!

 

「第1陣!聖晶石!放てー!」

 

「「「そぉーい!」」」

 

ルビーチームが聖晶石を投げ込むと、召喚陣が回転し、絵柄が出てくる

 

ふむふむ、アーチャーか

 

ちょいと不安だけどまあ、なんとかなるでしょ

 

そして回転が止まり、人影が出てくる

 

…あれ?なんか人影小さくね?

 

「ん?何だここは?私は確かライン戦線にいた筈だが…」

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(チーン)

 

…………えええええええええええええ⁉︎

 

この人、あの人気小説「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ中佐じゃないか⁉︎

 

この人アーチャーなの⁉︎

 

どっちかって言ったらキャスターじゃないの⁉︎

 

「む?……うおっ⁉︎ヴィンセント⁉︎」

 

うおっ⁉︎こっち見て一目でヴィンセントって当てて来やがった、やっぱ転生者ってすげー

 

「…こほん。生憎だが俺はヴィンセントじゃないぞターニャさんや」

 

「む?何故私の名前を知っている?」

 

「まあ…そこはほら…ご都合主義ってことで」

 

「…要するにまた変な所に飛ばされたと言う事が…全く、忌々しい存在Xめ…!」

 

多分今回のは存在Xさんは関係ないと思いますよー?

 

まあいい、とりあえず事情は後で説明するにして

 

「よし、第2陣!聖晶石!放てー!」

 

「そ、そぉーい!」

 

マリーが石を投げてくれる

 

可愛い

 

召喚陣の回転が早くなる

 

絵柄はと…、アサシン!

 

よーし、これでオルレアン対策が出来るぜ!

 

回転が止まって人影が出てくる

 

「ドーモ、マスター=サン。アサシンことニンジャスレイヤーデス」

 

ドコーン‼︎

 

「…ど、ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、マスターデス…」

 

何でよりにもよってニンジャスレイヤーなんだよぉぉぉぉぉぉ⁉︎

 

こいつアヴェンジャーしゃないのかよ⁉︎

 

いや助かるよ⁉︎

 

次の戦場ライダーばっかりだから、助かるよ⁉︎

 

でもなんでニンジャスレイヤーなの⁉︎

 

しかもフロムアニメイション版だし!

 

もう何がなんだかわからねぇー!

 

「と、とりあえず、そっちのテーブルでお茶菓子でも食べてて…」

 

「承知!」

 

ニンジャスレイヤーさんはしめやかにお茶菓子を食べる

 

ワザマエ!

 

っと、そんなことよりもだ

 

「気を取り直して、第3陣!聖晶石!放てぇー!」

 

「「「そぉーい!」」」

 

再び召喚陣が回転する

 

絵柄は…バーサーカーか

 

もう何が来ても驚かねぇぞ!

 

さあ、新しいクラスのサーヴァントカモン!

 

召喚陣が回転を終え、人影が姿を現わす

 

「あ?なんじゃあここは?おいは確か関ヶ原の戦いの最中じゃった筈じゃが…」

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(ポク)

 

・(チーン)

 

ひええええええええええ⁉︎

 

妖怪首置いてけじゃねぇか⁉︎

 

「あん?なんだぁお前ぇ?変な格好ばしてるが、ここは何処だ?」

 

「あ、えっと…一応日の本の国っす」

 

「おお!おめぇ日の本国の奴か!今何処と戦ってるぞ?徳川か?」

 

「あ、いや、あの…、ターニャさん手伝って〜」

 

「おいぃ⁉︎何故私を巻き込む⁉︎」

 

「早くしないとこの妖怪首おいてけに首取られちゃうよ〜!」

 

「誰が妖怪か!おいには島津豊久っちゅう名前があるんじゃ!」

 

「し、島津豊久⁉︎あの関ヶ原の戦いの⁉︎」

 

ターニャは驚いていたが、とりあえず説明に付き合ってくれた

 

「…という感じなんですけど、わからないよねー?」

 

「おう、わからん。じゃが日の本国も変わったんじゃな〜。訳のわからんもんばっか増えちょる。じゃが、おいの子孫達が残していった世の中もあるんなら、それもまた運命ぞ!よか!おいの力でよければ、力貸したるぞ!」

 

い、以外と話わかる人で助かったわ…

 

「しっかし、ここは女子ばかりじゃのう?こんなのんで戦えんのかえ?」

 

「まあ、そこは見てもらった方が早いかな?今はとりあえず…」

 

俺は懐にしまっておいたある物をだす

 

「これ、今の薩摩でとれた芋ですけど、食べます?」

 

「おお!さつまいもか!よか!食うぞ!」

 

干し芋だけど、食べてくれるんだ

 

婆ちゃん家でよく食べてた奴だから、この廃墟で見つけた時嬉しかったんだよな〜

 

「!うまか!こないなさつまいも初めて食うたぞ!お前はホントええ奴じゃわ!」バシバシ!

 

「痛い痛い⁉︎背中叩かないで⁉︎」

 

「…どーなってるんだこの状況」

 

ターニャはこの時、ここのカオス度は中々に高いのではないかと思うのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…そうか、聖杯は回収できなかったか」

 

「すみません…俺が油断したばっかりに…」

 

「立香君が謝る事じゃないさ、一先ず、しばらくはゆっくり休んでくれ」

 

グダ男こと、藤丸立香はロマ二のラボを出て自室に戻る

 

立香はある事を考えていた

 

それは、あの冬木で出会ったヴィンセントと名乗る男のことだ

 

ヴィンセントは、まるで漫画に出てくる人のような力で、レフ教授を痛めつけていた

 

あの時のヴィンセントの顔を、立香は忘れない

 

まるで無表情なのに、嫌でもわかる怒りの感情

 

自分の母親が怒る時、時々無表情になる時があったが、それとは比べ物にならないくらいの恐怖を感じた

 

オルガマリー所長やヴィンセント達が生きているのかすらわからない中、立香はよくわからない不安と言う名の恐怖に身を寄せるしかなかった

 

当然それは、後輩のマシュにも影響が出ている

 

マシュもヴィンセントの無表情の怒りを見て以来、ずっと部屋に閉じこもっている

 

時々立香が同じ恐怖を知る者同士で話をしたが、全く治る気配がしない

 

ロマ二がヴィンセントの話をしようとすると、途端に耳を塞ぎながら、立香に抱きついてくるぐらいだ

 

でも、その気持ちは立香には痛い程わかる

 

自分も、マシュみたいに人の怒りを見たことがなかったら、ああなっていただろう

 

そう思った立香は戻ろうとしていた自室に戻らず、マシュの部屋に行って励ましに行くのだった

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

『それで…無様にやられて来たと言うのか?』

 

「も、申し訳ございません…!我が主よ…!」

 

レフが頭を下げている相手

 

それは、FGO第1部のラスボス、魔術王ソロモンことビーストⅰ「ゲーティア」だ

 

『まあいい…どのみち計画に支障がなければそれでいい。お前はそのまま計画を続行しろ。いいな?フラウラス?』

 

「は、はっ!」

 

そう言ってゲーティアとの通信が切れる

 

レフはゲーティアとの通信が終えると、壁に自分の拳を当てる

 

「くそっ!忌々しい下等生物の分際で…!今に見ているがいい…必ず貴様のその顔を潰してやる…!この私のようにな…‼︎」

 

こうしてレフは、ヴィンセントに向けて激しい憎悪を抱きながら、計画を進行させるのだった

 

 

To Be Continued……




次回は人物紹介を予定しております

今回出てきた三体のサーヴァントも人物紹介の時に紹介します

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