鏖殺の英雄   作:たらすこん

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 ぬわああああん疲れたもおおおおおん
 何とか一週間で次話投稿できたのは我ながら奇跡だと思います。
 ふと気づいたのですが、ちょくちょく評価付けて貰えるのが最初思っていたより励みになるんだなあと。自己完結しているつもりでも、やっぱりなかなかそんな風には割り切れないですね、良くも悪くも。



第四話 魔王

 防衛省庁舎A棟ーーー統合幕僚監部が設置されている鋼の牙城。理性と武威が支配するこの建物の地下深くにある一室にてーーー一人の男が瞑目していた。轟八色。彼は静かに瞳を閉じ、これまでに収集できた事実を反芻しながら幾重も思考を張り巡らせる。

 

「『七星の遺産』の強奪・・・・・・ステージⅤの召喚・・・・・・」

 

 俄かに東京エリアに降り掛かった厄災、それが何故であるかを静かに己に問いかけていた。静謐な室内に反響するつぶやきは、誰の耳にも入らず消えて、声量以上に重々しく響き渡った。

 王者ではなく走り続ける挑戦者として、彼もまた戦っている最中であるからこそ苦難を受け止め噛み締めている。

 

 喚んだとしても制御できなければ兵器としては意味がない・・・いや、他のエリアからの攻撃であれば問題はない。だがパンデミックが起こればここでの研究の成果、そして人材も大半が失われる。そう考えれば、他のエリアからの攻撃と取るのは筋が通らない。戦争というのは、敵を滅ぼして万々歳とはいかない。闘争から利益へ繋げるためには、支配者だけを挿げ替える()()()()()が必要なのだから。

 

 ステージⅤが召喚されたとすれば何が起こるのか。まず考えられるのは大絶滅(パンデミック)への恐怖からくるパニックだ。そしてもう一つ、過去に起きたステージⅤによる大絶滅前の記録に顕著に表れているのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ということだーーー今回の事件をマスコミにリークしようとした者が居たことから考えても、これが狙いとみていいだろう。実際、聖天子が情報管制を早期から敷いていなければ、その目論見通りになった可能性は高いーーーだが、犯人に至る根拠がまだ足りない。例えばそう、()()()()()()

 

 確かに描かれている『絵』は粗いーーーだがそれでも一朝一夕にこれだけの事を行うだろうか・・・否である。

 今回の事件の首謀者は頭は切れる。ところどころ見られる粗は、おそらく即興で計画を修正したからだ。その者にとってのイレギュラーーーー『遺産』を持ち出した者がガストレアへ変異する際に、その体組織の内部に巻き込まれた事が原因とみて間違いない。

 だとすれば、以前から計画の準備を進めていたはずだ。つまり、前もって動いていた()()が、今回の事件を実行させるに至ったという事だ。

 

 狙いから言って、少なくとも首謀者は『奪われた世代』とみて間違いない。直接子供たちを狙うのではなく、人々にトラウマを刻み付けて社会から抹殺しようとするその手口からは、煮えたぎるような赫怒を感じる。そんな人間なら、これまでに計画を実行していてもおかしくはない。()()()()()()()()()()()()が必ず存在するはずなのだ。

 

 そしてそれはおそらく、『ガストレア新法』だ。

 聖天子が周囲の反対を押し切ってまで今国会で成立させようとしている、『呪われた子供たち』の社会的地位向上と保護を目的とする法案。

 『子供たち』と『奪われた世代』との間の断絶。絶望と憎悪で刻み付けられたその溝により、未だ『子供たち』の社会的な地位は低い。ヒトの善性という光を以てしても未だ晴らしきれぬ、東京エリアーーー否、人類すべてが抱える闇。それに対し、聖天子は融和を以て立ち向かおうとした。光を仰ぎ、闇に屈せず立ち向かわんとするその意気や良し。だがしかしーーーどんな理想の君主であれ、獅子身中の虫は一定数存在する。それは人間が個を持つ以上決して根絶できない、ある種社会の癌といってもいい。

 

 今回もまたその例にもれずーーー首謀者はこの法案についてかなり前から知っており、なおかつ『七星の遺産』の封印場所を知っている人物ーーーそして何より、ガストレアへの憎悪をその裡で燃え上がらせ続けている亡霊。地獄の業火をその背に背負う、生ける屍と化した復讐鬼。

 

「ーーー天童菊之丞」

 

 彼女が名君であるならば内部からの反発があるのは必然。何故なら誰もが彼女のように正道を歩めるわけではないからだ。家族を奪った悪魔への復讐の念に囚われ、冥府魔道へ堕ちる者がいたとしても何ら不思議はない。たとえそれが、忠義に身を捧げる老骨であったとしても。だがそれでもーーー

 

「民を弄んだその報い、魂魄まで刻んでくれるーーー!」

 

 東京エリアに災厄を齎そうとする男(復讐者)を、悪の敵は決して赦さない。その鋼の求道(せいぎ)には一切の慈悲は無く、微塵の躊躇も無い。断頭の刃は咎人の首を落とす事だろう。その刻まで、あと少しーーー全ては、”勝利”を掴むため。

 

「逆臣にさえ気付けぬとは、まったくもって、滑稽な。しかしそれでも成さねばならぬか・・・・・・なるほど、つまりは委細変わらず」

 

 仄かに自嘲を滲ませつつも、その言葉に込められた決意(ねつ)は、些かも衰えることなく。

 戦い、抗い、その手に掴む。

 勝つのは己と宣した誓いを形にするべく、男は再び意思へと炎をくべた。

 

 そしてーーー

 

「ご機嫌よう、我が友よ。統合幕僚長自ら出陣とは、いやはや全く以て、粉骨砕身痛み入る」

 

 白衣を靡かせながら、一人の男が現れる。

 

 機械化兵士計画日本支部『新人類創造計画』により陸上自衛隊東部方面隊に設置された、第七八七機械化特殊部隊ーーー『呪われた子供たち』が()()()()()()()()として有用であると分かり、闇に葬られた機械化兵士製造計画。今では民警の間に都市伝説としてのみ知られるそれを、轟八色は再始動させた。

 統合幕僚監部直轄、第一機械化大隊、秘匿暗号名『沈丁花』計画(プロジェクト・ダフネ)。純白の来訪者は、計画の統括者である加藤保正に他ならない。

 

 前触れもなく声もかけない、どう見ても無礼という他ないが、予期していたのか轟は来訪者にも動じない。

 どころか、二人の間に存在する空気は上司と部下という枠組みのものではなかった。

 駆ける言葉こそ仰々しいが、渡辺のそれはどちらかと言えば旧友に対するような親愛と、そして敬意が込められている。

 

「蛭子影胤という名に聞き覚えはあるかね? 『七八七』に所属していた男だ」

「ああ。奴は部隊の解散後民警となり、そしてIP序列を剥奪された。暴行、殺人、誘拐、脅迫・・・罪状を挙げればキリがない」

「然り。四賢人が一人、アルブレヒト・グリューネワルトが執刀した機械化兵士、ステージⅣガストレアの攻撃を理論上は完全防御する斥力フィールドを搭載した人間兵器ーーーどうやらその男がこの東京エリアに姿を見せたという。それも、件のガストレアが感染源となったマンションに、だ」

「ーーー早すぎるな」

 

 確かに蛭子影胤は、血風吹き荒ぶ鉄火場の住人であり、余人の絶望と悲劇を是とする者だろう。故に今、聖天子や轟が危惧する事態が現実のものとなれば、彼の求めるものを得る事が出来るやもしれん。死骸に集る禿鷹のように食い散らかしに来ても不思議はない。()()()()()()()()()()()()()()()()()ことを除けば、であるが。

 未だ閣僚或いは事務次官クラスならばいざ知らず、市井の者はマスコミの極一部しか知らぬ段階である。だとすれば間違いなく、内部の人間ーーー即ち菊之丞かそれに加担する者が引き入れたとみて間違いないだろう。

 

「聡明なお前の事だ、誰が今回の事件の絵を描いたのか、見当はついているのだろう? ステージⅤによりモノリスの結界が破られれば、なだれ込むガストレアによりこの東京エリアは地獄と化すだろう。だからこそーーー()()()()()()()のだ、お前たちがこの危機を乗り越えられると。何故なら人の輝きは、苦難によって引き出されると信ずるがゆえに。だからーーー今回もまた、俺を魅せてくれるのだろう、鋼の英雄、轟八色よ。諦めを拒絶し、勇気と覚悟を以て前進するーーーまさしくお前は、お前こそが人間だ。そして同時に、俺は見届けてやりたいのだよ。類稀なる覚悟を抱き、()()()()()()()()()()()()この東京エリアで、ここまでの事を引き起こそうとする者を」

 

 加藤保正は、人の輝きを愛する男だ。愛や勇気、希望や覚悟といった、人を人たらしめるものを好み、そしてそれらを示す者に対しては惜しみない賞賛を与える。

 だからこそ、善悪というものを飛び越えた価値基準がこの男の判断の寄る辺となっている。詰まるところ、この男が重視するのは己が想いに懸けるその熱量。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という一点のみが、この男にとっては重要なのだ。

 無論加藤は、殺戮を是とし、遍く悲劇や不幸を肯定する者などでは断じてない。道端で『呪われた子供たち』が飢え、凍え、時には犬のように殺される世の中を、どうして正しいなどと言えようか。

 

 だが同時に、彼はこう考えているーーーそうした理不尽があるからこそ、人は強く美しく在れるのだと。

 友のため、家族のため、身を捨ててでも許せぬ悪に立ち向かう心。恐怖に屈さず立つ信念。つまり勇気、そして覚悟。彼が知る限り最も雄々しい英雄(おとこ)ーーー轟八色がまさにそれだ。この男の持つような輝きを、加藤保正は愛しているし、無くしたくない。

 大絶滅の危機を以て己が復讐を遂げんとする、天童菊之丞に対してもそれは同様でありーーー轟八色という悪の敵に対し、真っ向から勝負を挑むに等しい行為を行った彼が、どれほどの執念と覚悟を抱いて今回の計画を実行に移したのか。結果の善悪はさておき、さぞ凄絶なものであろう()()を、加藤は素晴らしいものだと思っているのだ。

 故に、ある者曰く『魔王』。決して喜ばしい諱ではないそれを、加藤は嬉々として受け取った。己の行いは人を神魔の視点から見ているに近しいところがあると自負しているから。そしてもう一つ、輝きが苦難から生ずるならば、己という危機を以て人間の持つ光を現出せしめんと誓うが故に。

 

「ーーー確かに天童菊之丞には覚悟があるのだろう。抱く復讐の念は聖天子への忠誠さえ歪めるほどに重いのかもしれん。ーーーだが」

 

 加藤の想い(ねつ)を持った言葉に対し、悪の敵(おとこ)は静かに、しかし烈日の苛烈さに満ちた言葉で返す。

 

「己の目的のために民を脅かし、あまつさえ道を外れた罪人をこの東京エリアに引き入れるなど、断じて許される事ではない」

「で、あろうな。---ならばどうする、悪の敵(とどろきやくさ)よ。相手は聖天子の補佐官。お前より立場は遥かに上だ。逆らえば如何な貴様とてどうなる事か分らんぞ? お前がここで斃れれば、これから先も東京エリアから闇が晴れることはないだろう。ならばここは、目先の悪を見逃し、未来の光を守るのも選択肢の一つではないのかな?」

 

 ならば、ならば、ならばどうする鋼鉄の使徒よ。諦めるのか。折れるのか。お前の抱く正義は、権力に屈する程度のものかーーーさあ、さあどうするのだヒトの子よ。お前の覚悟を示すがいい。さあ、さあ、さあーーー答えてくれよと、魔王(かとう)の瞳が問うのに対しーーー

 

「否、断じて否。人々の幸福を未来を輝きをーーー守り抜かんと願う限り俺は無敵だ、来るがいい。明日の光は奪わせん!」

 

 天童菊之丞への宣戦布告。その言葉に込められた不滅の恒星(ねつ)を感じ取り、加藤はーーー

 

「ふふふふ、ははははははははははーーーーーー! よく言った、轟八色よ! ああ、やはり俺の目に狂いはなかった。お前こそが人の希望、人の未来を拓く真なる光。素晴らしいぞわが友よ、俺はお前の事を三千世界に謳いあげたくてたまらない! 祝福よッ! この満天下に降り注げ、我が親友の勇気に万歳ッ!」

 

 絶頂、興奮、狂喜乱舞の大喝采。

 己が真を宣した鋼の英雄に、人の持つ輝きを見出した魔王の意気は、最早天を衝かんばかりにまで高まっている。

 常人には計り知れぬ境地に達しているのがこの男だが、とりわけ親友の宣誓は彼の琴線に触れたらしい。天井知らずに盛り上がりーーー

 

「ああそうだ、()()でなくては、()()であろうがよ! なんでもよいのだ。願う真が胸にあるなら、ただその道をひた走れ。躓き、斃れ、泥をなめようが何度でも立ち上がるのだよ。何故なら誰でも、諦めなければいつかきっと夢は叶うと信じているから。---ああ、故に()()()()()()()()()()()と、俺としては思うのだがーーー」

 

 そして何かを思い出したかのように、背後に目を遣る。

 

「まったく、あなた方はいつもそうやって・・・・・・殿方というのはとかく夢見がちですが、あなた方はわけても大馬鹿の部類だと思いますよ。まあもっとも、夢見がち(そこ)はわたくしとて同じなのかもしれませんが」

 

 満悦な魔王の呼びかけに応じたのは、しっとりと湿った声だった。

 そして暗闇から、続々と歩み出る者たちがいる。

 先程の返答の主であるドレスを身にまとった少女。

 一部の隙もなく着こなした軍装に、極限まで鍛え上げられた肉体を包む壮漢。

 剣呑な獣じみた雰囲気を纏う青年。

 一見すると荒事にはまるで向いているように見えない優男ーーー他にも他にも次から次へと。

 

 彼らこそ、英雄(とどろきやくさ)魔王(かとうやすまさ)が進める計画の産物ーーー黄泉の淵に咲いた鋼の沈丁花(はな)。即ち、第二世代の機械化兵士である。

 

「許せよ。だが問うが、輝きに、光に、未来に、希望にーーー焦がれぬ者に、何の価値があろうがよ。それらを信じず、何を信じて前へと進む、何を寄る辺に明日を生きる? なあ、そう思わんか、我が戦友(ともがら)よ」

 

 大仰、しかし万感の思いが込められた問いに対して、()()は各々の答えを返す。

 

「信じるもの、ですか・・・・・・殿方は本当に、そういったものがお好きなのですね」

 

 白百合を思わせるかんばせに困ったような微笑を浮かべつつ、しかし玲瓏たる声に僅かに諦観を滲ませてそう答えるのは先程の令嬢。

 白磁の肌、男の理性を蕩かす美声、完璧なバランスの肢体、そして儚さと気品を併せ持つ美貌ーーーおよそ女としての何もかもに恵まれている彼女だが、しかし何も信じていない。つまらない。くだらない。万象、この世の全てが総じて価値が無いと断じている。故に先程加藤が述べたようなものにも、一切の重みを感じない。

 無価値にして無意味、あらゆるものは屑であるという厭世観と諦め、そして絶望・・・・・・彼女の返答は、それらがその心に深く根差している証に他ならない。

 

「・・・・・・」

 

 何ら言葉を発せず、表情一つ変えないのは人の形をした巌。古代の彫刻を思わせる芸術性と、荒ぶる武威の完璧な融合をその身をもって示す偉丈夫は、ただ沈黙を以て答えとするーーー即ち、愚問なり。信ずるものがあるとすれば只一つ、磨き上げた己のみ。

 どうやらそれは、修羅の気配を纏った男も同じらしくーーー

 

「童じゃあるまいに、分かりきった事を聞くのは野暮ってもんだ。よすがにすべきは我が業なり、だ。我が拳こそは天下無敵、天上天下に比する者が無い、無謬の輝きだと信ずるが故に」

 

 その言葉には些かの揺らぎも存在しない。隣に立つ偉丈夫とはまた別の意味で、この男は()()()気配が全くない。

 己に対する絶大な信頼ーーー最早信仰の域にまで達したそれが、戦闘者には必要な明鏡止水の境地へと至らせている。

 

「信じるもの、かーーーそれはもちろん、愛でしょう」

 

 などと、大真面目に返答したのは、爽やかな見た目の青年。

 声音、表情、そして雰囲気からも、彼が真剣に答えていることは言うまでもない。愛の為ならば、たとえ冥府であろうと赴かんとする想いが、その言葉には宿っている。

 

 返す言葉は四者四様。己とは意見の異なる者は多いがしかし、それもまた良しと、加藤は首肯する。

 ただ追従するだけでは狗と変わらぬ。己が個我を持ってこその人間だろう。例え異見を持つ者であれど、しかしそれを受け容れるーーー人間としての在り方。

 我も人、彼も人。ゆえ対等ーーー当然だろう。己を確立し、個我を持ち、ゆえに我執が生じて渇望となる。加藤が考える、理想的な機械化兵士(かれら)の在り方こそ、無人の機械ではなく、生身と鋼鉄の融合に拘る理由なのだから。

 

「未だ抱くべき真を見いだせずにいる者、見出した者。各々に差異こそあるだろうーーーだがしかし。易きに流れるなよ、胸を張れい。お前たちは必ず、お前たちの人生を踏破できる。よいか、忘れてはならん。それが勇気だッ!」

 

 だからこそ、彼らを寿ぐように加藤は言葉を紡ぐ。加藤保正は、我が子のように愛する彼らが成長して欲しいと心の底から願っている。彼らがいつか必ず真に至り、その本懐を果たす時が来る事を、彼は微塵も疑っていない。

 無論それは、彼らだけでなくあらゆる者に対しても同様ーーー轟八色が赫怒と拒絶を以て悪を断罪する『英雄』であるように、加藤保正は分け隔てなく人間を愛するがゆえに、勇気と覚悟を人に問う『魔王』なのだ。

 

 一見するとそのスタンスと現在の立場は噛み合っていないように見えるかもしれない。世が世ならば、己の見たいものを目にするために何らかの厄災を引き起こしていた可能性すらある。だがしかし、輝きを絶やさぬために苦難を与えるというのであるならば、まさにガストレアこそが人類種全体への危難である。そして加藤とて、人間が滅べばよいなどと思っている訳ではない。

 輝きを発揮させるためにこそ鞭打つのだ。殺してしまっては意味がない。ゆえに、人類が未だこうしてガストレアという危機にさらされている以上、彼は人類の庇護者として振る舞うのだ。本人曰く、「子供に見込みがあるから殴る父親はいるだろう。だが我が子が車に轢かれそうになっているのを、成長するための苦難だ危機だと捨て置く親がどこにいる」という事らしい。

 

 

 何はともあれ、これで全ての役者がひとまず舞台に上がったという事だ。であれば、あとは幕まで走り続けるのみ。

 

 




 あっという間に今回の首謀者をばらしてしまうスタンス。・・・ていうか狙いが分かれば割と一発で気づくと思うんですけど(読者並の感想)
 そして天童翁の死亡フラグがビンビンでいらっしゃるよ、へし折って差し上げろ(できるとは言っていない)

 そんな訳で、主人公の親友こと光の魔王が登場。・・・・・・はい、まごう事なきアマッカスです本当にありがとうございました。
 まあ自分の中の、魔王から見たら英雄ってこんななんじゃないかなっていうのを描き切ったつもりですはい。
 そしてさらっと今後の展開に関わるキャラ達を登場させてみたり。どの辺が蓮太郎たちと違うのかについては、近いうちに話の中で説明するつもりです。

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