手が動くなら、何度でも殺してみせる 作:二刀流に憧れた中二病
では、どうぞ。
追記(8月20日)
今作の主人公
名前:遠山四季
プレイヤーネーム:シキ
性別:"女"
見た目:空の境界の両儀式
身長:160cm
体重:47kg
Fateステータス情報
クラス:アサシン
【ステータス】
筋力:C+
耐久:B
敏捷:EX
魔力:C
幸運:A+
宝具:EX
【クラス別スキル】
気配遮断:A++
【保有スキル】
直死の魔眼:EX
効果:敵の死の概念を目に写し出す
《魔眼の一つ。視界に入ったものの死の線と点を見る事ができる》
加速:EX
効果:意識する事により、自身の速度を上げていく
《"彼女"がSAOでAGIにステータスを全て振っていた事の証》
【宝具】
【真実識・空の境界】(こたえしき・からのきょうかい)
ランク:EX
対人宝具
レンジ:1〜5
最大捕捉:10〜150
《説明》
彼女の宝具。これは、視界に入ったモノ全ての死の概念を無差別に露わにし、それを瞬時に全て同時に切り、全てを無に返す。
シキside
俺があの頭の可笑しいスキルを手にしてから早一週間。この間俺は我武者羅に敵を葬りさってきた。お陰でレベルは今や58から70まで上がった。それで、今回は最近発見されたボスを”殺そう”と思う。階層は59だ。
〜移動中〜
さて、もう扉の前だ。ボスを一人で倒せる位の実力が無いと前線組に認めてもらえないと思う。(←頭おかしいヤツ)
じゃあ、始めますか。
扉を開ける。そして、同時に聞こえてきたのは
「グルァァァァァァァァ!!!」
____ボスである竜の雄叫びであった
ボスのHPバーは四本。まあ、そりゃそうだ。
「まあ、攻略組行かないと行けないし.....やらないと、駄目だよな。だったら.....」
____刹那、竜は死を予感した。
「殺そないとな!」
俺は何時も敵を殺る時の様に地を駆け、竜のブレス攻撃を避けていく。
____あぁ、気持ち悪い。
頭痛に文句を垂れながら、俺の目から見れば鈍い竜の攻撃を避けつつ、奴の死点に向けて走る。奴には分からないだろうが、俺は目のせいでそれが見える。
次の瞬間、俺は大幅な跳躍をする。
そして、そのまま竜の頭に向かっていき、ナイフを逆持ちにして、落ちていく。
____奴の死点は頭だ。ここを突けば、終わる。
そして、奴の頭にナイフが刺さり、一瞬にして竜はポリゴンと化し、散っていった。
どうやら倒したらしい。まあ、これ位出来ないとな。この目があるんだし。
おっと、どうやらレベルが上がったらしい。一気に5だそうだ。長々いい経験値のボスだ。ボスってのはこんな感じなのか?
で、俺はまたもや新たなスキルを得てしまった。
『スキル:アサシン
効果:AGIの成長促進、戦闘中のステータス補正』
おいおい、完全に俺⚫さんじゃないか。名前は同じだけど.....あれ?そう言えば俺の容姿ってよく見たら....
いやいや、そんな筈が無い。信じたくないので心の中に留めておくとしよう。
〜帰投中〜
さて、俺のプライベートハウスに帰ってきたなぁ....ふむ、次のボス戦は参加、もとい直ぐ終わらせようかな?そうしよう。そしたら攻略が楽になるだろうし、俺も晴れて攻略組だ。よし、じゃあ明日から更にレベル上げだぜ!
キリトside
俺はキリト。攻略組(ry
さて、俺は今日ものんびりボス戦までアスナと休んでたんだが.....俺は驚く記事を見てしまった。
『【直死の魔眼】、単独でボス討伐。様子は伺えなかったが、恐らく一撃で葬ったのであろう。』
「ブフゥゥゥゥ!!」
思いっきり吹いた。
「大丈夫!?キリトくん!?」
「あ、ああ、大丈夫だよアスナ。それより、この記事知ってるか?」
俺がそう聞くと
「当たり前じゃない、それもう全プレイヤーの中で有名よ?幾ら昨日情報が出たって言っても、前から有名だから。」
「え、お前前からこいつのこと知ってんの?」
「そりゃ知らない訳ないでしょ。一撃でなぞる様に敵を倒すってどういう事よ、ほんと。」
へぇー、アスナは知ってたのか.....あれ、もしかしなくても俺って結構情報が遅れてんの?う、嘘だと思いたい.....
そんな事を思いながら、またのんびりし始めるのだった.....
シキside
俺がボスを倒してから1ヶ月。その間俺はレベリングをやりまくり、レベルはとうとう89へと到達していた。成長スピードが可笑しいって?そんなの、一撃で殺せるんだからな。そりゃ上がるだろ。だって、もう多分この1ヶ月で500は下らない位に敵mob殺りまくったぞ?
さて、情報によると今日はボス戦らしい。それと連続で。階層を一気に進んで、大幅な攻略をするらしい。なので、そこに行こうと思う。
じゃ、行ってみますか。
〜移動中〜
よし、着いたぞ。じゃあ、あのヒースクリフさん?に話しかけてみよう。
「あのー、すいません。」
「「「「「「!?」」」」」」
おや、何故か俺の方に皆顔向けてる。何でだ?まあ、いいや。
「ご、ごほん。どうしたのかね。」
「えっと、今回の大規模攻略作戦に参加させてほしんですけど.....」
『なんだって!?』
え、なんで全員声出すの?分かんないなぁ。
「も、勿論だとも。ぜ、是非参加してくれたまえ。そして、攻略の助けになってくれ。」
「はい。」
ヒースクリフside
それは突然だった。私がギルドの部下と話していると、それは急に起こった。
「あのー、すいません。」
「「「「「「!?」」」」」」
その時は私と言えどゾッとしたよ。気配すら感じずいつ間にか後ろに居たんだからな。
「ご、ごほん。どうしたのかね。」
私は何をしに彼が来たのか問うてみた。
「えっと、今回の大規模攻略作戦に参加させてほしんですけど....」
『なんだって!?』
なんと!?あの彼が参加するのか!?そ、それならば攻略は進むが、私の身が....ま、まあ麻痺でどうにかなるだろう。
「も、勿論だとも。ぜ、是非参加してくれたまえ。そして、攻略の助けになってくれ。」
「はい。」
こんなに殺気を出しそうになったのは初めてだ。やはり、あのスキルを作ったのは間違いだったのか.....
シキside
何やかんやあって、俺達の大規模攻略作戦が開始した。
最後まで見て頂きありがとうございます!楽しんで頂けると幸いです。
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では、また次回お会いしましょう♪