人類破壊黙示録   作:理多 海熙

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時間が無い、そして案がない


#3災悪たちの集結

『あ、あいつは!

       あいつは俺が殺す』

確追弾(マーキングバレット)

 

そう呟き拳銃を構えた

 

バン!

 

「真空間」

 

途端に死の風は消えた

 

『チッ、だが逃がさない』

 

移瞬弾(テレパスバレット)

 

そう言い、自分の頭に拳銃(・・・・・・・)を突きつけた

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

紅の悪魔は神社に向かって歩いていた

『あ〜あ、飽きた

      人間殺すの飽きた』

 

紅の悪魔はそう呟いていた

 

ゴン!

 

『んあ?』

 

コンコン

 

ゴンゴン

 

ゴン!

 

『なんだこれ?邪魔だ!』

 

紅の悪魔は拳を握った

 

『てい!』

 

ばーん!

 

そこには新たな世界が広がっていた

 

『おお!?なんだこれ?

          よし潰す』

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

『世界が崩壊していく』

生命の譲渡者が呟き歩いていた

 

『あら?この穴はなんです?』

 

『・・・この世界と隣り合わせているとある世界への入り口なんですよ、私はここの管理をしています』

 

『そうなんですか、それ嘘ですよね?

        本当の事を言ってもらえます?』

 

『私、嘘つく人嫌いなんですよ』

 

そう言い生命の譲渡者は言った

そして、目を見据えた

 

『・・・わかりました、あなたには本当のことを話します』

 

そう言うとこの人物は語り始めた

 

『この先は幻想郷、忘れ去られた者の楽園、私はそこの管理人の八雲紫です

 つい先ほど爆発音とともに、なぜかここと現世を隔てる結界が粉砕されたので修理しているんです』

 

紫はなぜか、敬語で淡々と話した、そして最後に

 

『そういえばあなたのお名前は?』

 

『?』

 

『あなたに、紫さんでしたっけ?

     名前を教えて私に得はありませんよね?』

 

『私は、貴方に名前を教えて(・・・・・・)なんて言ってませんよね?

            私は、この穴を聞いただけですよ?』

 

『貴方が勝手に言っただけですよね?』

 

『では、紫さん(・・・)またどこかで』

 

そう言い残して穴に入って行った

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

爆発が起きた

『おお?なんだあれは』

影を渡る者が言った

 

『爆発?なんでだ?』

 

『まぁ、なんでもいいや

    面白そうだから行ってみるか』

 

影が動いた

 

『ん?なにか通ったかしら?・・・どうせ蚊とかでしょうね』

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

第4の世界の人間が皆喰われた

全てを喰らう者が皆食べてしまった

 

『おかしいなぁ〜、まだ一人残っているんだよなぁ〜』

 

全てを喰らう者は匂いを辿って行った

 

『神社?誰も居ないぞ?』

 

全てを喰らう者は神社を歩いていた

 

ゴン!

 

『ん?』

 

コンコン

 

ゴンゴン

 

ゴン!

 

『なんだ?壁?』

 

『ふぅ〜、やっと終わった』

 

『邪魔だ!』

 

ばーん!

 

『え?』

 

『おお!?なんだここ』

 

『まぁいいや、追いかけないと逃げられてしまうな』

 

全てを喰らう者は歩いて行った

 

『嘘・・・・今直したばかりなのに』

 

紫は地面に崩れ落ちた

 

 

災悪が1つの場所に集まってしまった

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

第7の世界

『ククク・・・まだその時ではない』


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