5月の終わりごろ
長点上機の生徒は学校祭の話し合いをしていた
何処の教室を何処が使うのかなどといったことを決めていた
「………学級委員長はまだか」
「そんな早くきまらねぇだろ」
「帰っていいかァ」
「ZZZZZZZZZ」
などと愚痴る4人(1人爆睡)
他のメンバーも同じような感じだ
すると学級委員長が戻ってきた
「えーっとね、うん、家庭科室と隣の実習室を使えることになったよ」
そこまで言ったらやることは一つしかないのだろう
「レストラン!いや、カフェ!メイドかっ」
そこまで言ってクラスのオタク君はふっとばされた(主に女子に)
「レストランか……いいね。じゃあ料理得意な人いる?」
「行けよ剱崎ィ」
「確かに俺は出来るが流石に店に出すほどでは」
「じゃあ剱崎君は料理担当で、他に料理できる人」
「人の話を聞け」
そして日にちがたって6月半ば
何故か剱崎は
「これどうですか
料理長と呼ばれていた
「………塩が足りない」
「
「美味いが好き嫌いが分かれるかもな」
一方通行の場合
「一方通行君って細いね~、羨ましいわぁ」
「採寸すンなら早くしてくんねェか」
「あぁごめんごめん」
採寸中だった
垣根帝督の場合
「俺のルックスなら女性客多いんじゃね?」
「うざいぞ垣根~」
「んだとぉー?level4のくせに生意気だなコノヤロー」
「仕事しろ!この馬鹿ども!」
サボっていた
削板軍覇の場合
「お…お会計65800円になります……」
「60000円越えたのか!んじゃ70000でいいか」
「4200円のおつりです……持っていけますか?」
「根性さえあれば何とかなるさ!」
「はぁ……」
「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
ズシンズシンと歩く軍覇
彼は買い出し係だった
「
「わかった、少し抜ける!各々続けていてくれ!」
「了解!」
「………規模が大きくない?剱崎君」
「言わないでくれ委員長、気づいたら料理長だったんだ………」
「そっか………」
「お、いたいたツルギ~ンこれどうよ?」
「うるさいぞ冷蔵庫」
「え、待って何かその呼び方凄く嫌だ」
「
「今行く!」
「え、何料理長って」
「そう呼ばれてるらしいよ?それはそうと垣根君」
「ん?」
「サボってるらしいね?少し私とオハナシしようか」
「………………」
「買ってきたぞー!!!!!!!!!」
「「「「「「よっしゃぁぁぁ!!!」」」」」」
クラスが一つになった気がする………
家庭科室で剱崎がメモを見ながら考えていた
「デザートがもう少しほしいな」
「よォリョーリチョー」
「……一方通行、その格好は何だ?」
「あァ?ホールの人間の服だってよ」
「高級レストランとかの店員が着てるようなやつだろそれ」
「外装も完全に高級レストランなンですけどォ」
「何を考えてるんだ垣根の馬鹿は」
「いやお前もな、祭りの飯じゃねェだろ。あと垣根は何もやってねェぞ」
「………サボりか?」
「イインチョーにこってり絞られたみたいだけどなァ」
「あのメルヘン冷蔵庫………」
「委員長怖ぇ」
「……何か言った?」
「イイエナニモイッテマセン」