自己紹介が終わり帰宅時間にに入った
しかし、いまだにもめ続ける二人が
「ぶっ殺すぞメルヘン野郎!!!」
「返り討ちだモヤシ!!!」
「………………」
何も言えない剱崎であった
「んじゃーな!斬!」
「おぉ、じゃあな軍覇」
話すと良い奴だったな軍覇
「来いやァ非常識(笑)!!!」
「誰が非常識(笑)だ!!」
「ほっとくか」
◇
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「………何事だ」
「財布がねぇぇぇ!!!」
「………………」
いつぞやの幸薄そうな少年
頑張りたまえ
「スルーですか!上条さんは悲しいですよ!」
「………知らん」
「な!お前本当に人間か!どこの誰か知らねえけど!」
「どこの誰か知らないやつが財布が無くした所で俺にはどうしようもないとおもうがね」
そう言って立ち去る剱崎
「不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「…………うるさいな」
剱崎斬は善人ではない
◇
「さて、今日の晩飯は……………」
うーーーーーむと悩む斬
それを見ていたキリヲは
「魚がいいな」
「……魚か………何か残ってたか?」
そう言って冷蔵庫をあさる斬
「鰹があるな……キリヲ、たたきで良いか?」
「良いよ」
「よし」
◇
かつおのたたきを食した斬は洗い物をしていた
「………………ん?」
ケータイに謎の着信が
そこには
『明日、22時に窓のないビルに来たまえ』
「………なんだこれは」
無視するとさらに着信が
『断った場合妹の身柄を拘束させてもらうよ』
「……………」
彼には決定的な一撃だった
◇
約束の日時に間に合うように窓のないビルに来た剱崎
そこには見覚えのある顔が
「お前も呼ばれたのかァ」
「呼び出したのが誰かは何となくわかるがな」
「お前らも呼ばれた系か」
「メルヘン野郎もかァ」
「モヤシいたのか!細くて見えなかったわw」
「やめとけ」
◇
三人は空間移動系能力者に連れられてビルの内部に
そして一人の男の前に
逆さの男の前に
「アレイスター・クロウリーだな」
「いかにも、私が統括理事長アレイスター・クロウリーだ」
「何で俺達を呼び出したァ」
「お前には言いたいことがあるからこっちとしては好都合だ」
「君達には暗部として働いてもらう」
「……断ったら」
「メールに送ったことを実行するまで」
「ちィ!」
「この野郎……」
「一方通行、垣根落ち着け」
「どうするかね」
「断らせる気は無いだろ、だったらやってやるさ」
「……仕方ねェ」
「てことはスクールはどうなる!?」
「傘下にでもすればよかろう」
「だそうだ垣根」
「メルヘェン、てめェ組織なンか持ってたのかよォ」
「傘下……わかったよ、だが俺は必ず」
「それは今度にしろ」
剱崎がハンマーで垣根を殴る
「っでぇ!?」
「ふむ、では君達は四人でクラッシュとして働いてもらうとしよう」
「何?四人だと?」
「今度、顔合わせの機会を与える」
「そンだけかァ?帰っていいか?」
「こちらの用事は終わった、帰したまえ」
◇
「暗部に堕ちたな」
「まァlevel5はそうなるだろ殆ど」
「………………」
「てか、メルヘンはまだ起きねェのか」
「強く殴りすぎたな」
「………………」
「捨てれば?」
「馬鹿を言うな、いくら善人ではないからと言って捨てるわけないだろう」
「めンどくせェな」
「引きずってるのは俺なんだがな」
「………………」
そして彼らは表と裏の世界を行き来する者となった