Level5第8位『無限の剣製』   作:ALPHALION

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御坂美琴vs剱崎斬

 

斬は干将・莫耶

 

美琴は砂鉄の剣

 

「砂鉄を剣状にするか……この俺に剣で挑むのか」

 

「そうやって油断してると痛い目を見るわよっ!」

 

砂鉄の剣が伸びそのまま斬に向かう

 

斬はそれを見て

 

「発想は良い………」

 

干将を

 

「だが圧倒的なのは……」

 

砂鉄の剣に触れさせる

 

それだけで砂鉄の剣は只の砂鉄に戻る

 

「力の差!」

 

忘れてはならない

 

斬の投影する物は全て能力無効が付与されていることを

 

が、美琴はそれを知らない

 

「!?」

 

(砂鉄に戻された?)

 

電撃を放つも斬は軽く斬る

 

それだけで電撃は弾かれる

 

美琴はそれを見て一人の少年を思い出す

 

不思議な右手を持つ少年を

 

(あいつと同じってこと?)

 

「どうした終わりか?」

 

「そんなわけないでしょ!」

 

と、美琴は電撃の槍を投擲する

 

「………熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)!」

 

その言葉と共に斬の前に七枚の花弁状の障壁が現れる

 

電撃の槍と熾天覆う七つの円環がぶつかる

 

電撃の槍は防がれ消滅する

 

「俺に勝ちたいなら白兵戦で挑むしかないぞ」

 

(こうなったら直接体に電気を流すしかない!)

 

美琴がそう考えていると

 

斬は黒弓を投影し

 

「まぁ俺は白兵戦するつもりはないんだが」

 

螺旋状の剣を矢のごとく引く

 

偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!」

 

それを放つ

 

美琴はそれを間一髪でかわす

 

しかし地面に刺さった螺旋剣が爆発し

 

美琴は吹き飛ばされる

 

吹き飛ばされた衝撃で地面に叩きつけられる

 

「ぐっ……」

 

「いくら能力が強くても実戦経験が無ければこんなものだな」

 

「なめるなぁ!」

 

斬に向かって落雷が発生する

 

「だから白兵戦じゃねえと熾天覆う七つの円環は破れねえよ」

 

(そんな事わかってるわよ)

 

「!」

 

(コンテナ?どこから持ってきた?)

 

美琴は磁力でコンテナを斬に囲むように投げる

 

「これで逃げ場は無い!」

 

美琴は斬に突っ込む

 

「……………!」

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美琴が地に倒れた

 

「馬鹿かお前」

 

斬が再び偽・螺旋剣を使ったため吹き飛ばされたためだ

 

「…………っ」

 

美琴は斬に背を向けて走る

 

「逃げるか………逃がすとでも思ってるのか」

 

斬は美琴を追う

 

(そのまま研究所破壊とかされるとこっちの計画に支障がでるからな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美琴は橋の上で止まった

 

斬はすぐに追い付いた

 

「鬼ごっこは終わりか?」

 

「……そうね、鬼ごっこは終わり。」

 

よく見ると美琴は少し笑っている

 

「そして、あんたの負けね」

 

「?…………っ!」

 

斬は足下を見た

 

「鉄橋…!」

 

そう言った瞬間斬の体に電流が走る

 

 

 

 

 

 

 

 

研究所内部

 

「どォしたァ!ンなもンかよォ!」

 

「ちっ!言ってろ!!!」

 

お互いに遠距離からの攻撃のためか決着はなかなかつかない

 

(物理で攻撃すれば反射されるし、めんどくせぇ)

 

すると一方通行が麦野に突撃する

 

「おらァ!!!」

 

「ぐっ!」

 

ベクトル操作で強化された拳は麦野のみぞおちに直撃する

 

「てめえ……倍にして返してやっからな!」

 

(この女、しぶてェな)

 

「はっ!良いぜェお前、最っ高に良いぜェ。これは剱崎の奴から使うなって言われてたが使ってやるよ。光栄に思いなァ!」

 

一方通行は壁に手を入れる

 

「ギャーハハハハハハ!!!!」

 

麦野に向かって一方通行最大の技『自転砲』が放たれる

 

「まじかよ!」

 

麦野はレーザーで砕こうとするも間に合わず

 

自転砲の餌食となった

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄橋

 

「これで勝ったでしょ」

 

ボロボロになりながら美琴が呟く

 

周りは煙でよく見えない

 

そんな中

 

美琴の腹を目掛けて黒いなにかが突撃する

 

「うっ………」

 

その瞬間美琴が目にしたのは

 

黒い異形だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全呪解放……加減は無しだ。」

 

 

 

 

 

 


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