Level5第8位『無限の剣製』   作:ALPHALION

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この話には今話題のあのキャラをモチーフにしたオリキャラが出ます


面倒は重なる

「……キリヲ?どうした?」

 

斬は電話に出る

 

しかし一向に返事はない

 

聞こえるのは小さな、もめる声

 

そして

 

『──よっしゃ!キリヲ兄!』

 

と、聞き覚えのある声が携帯から響いた

 

「……オリジナルか?貴様」

 

『そのオリジナルっていうのやめてくれない?私には御坂美琴っていう名前があんのよ!』

 

「オリジナル、単刀直入に聞く」

 

『だからオリジナルって』

 

「どこまで知っている」

 

 

 

 

 

 

 

「美琴……携帯返して、」

 

「キリヲ、黙ってて」

 

「むぅ」

 

「あの子達がまた犠牲になってる」

 

『そうだな、で?貴様に何が出来る』

 

「私にだって実験を止める力は!」

 

『あるとでも?では聞くが前回の実験を止めたのは誰だ?貴様は一方通行に勝てたか?貴様は』

 

「……………っ」

 

『俺に勝てるのか?』

 

「……………」

 

『欠陥電気にこれ以上死んでほしくないなら何もしない事だ』

 

ブッ

 

「美琴?」

 

美琴はキリヲの携帯をキリヲに投げ渡す

 

「わっ、ちょっと」

 

そして全力で走り出す

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ふん」

 

「何もするな、か。そいつにとっては一番きつい言葉だよな」

 

と垣根が言う

 

「まァ、オリジナルがどれだけもがいても無駄だけどなァ」

 

「施設を破壊したところで止まらん、実験の被験者をブッ潰した方が良い」

 

「どこで何があったかとか知ってるやつとかいねえのかな?」

 

削板がそう言うと

 

「………仕方ない、あいつに頼むか」

 

と斬はどこかに電話する

 

プルルルルルと何回かなった後

 

『よぉ久しぶりだねぇ』

 

「絶対能力進化計画についてありったけ教えろ」

 

『おいおい、せっかちだな。俺としても前戯を楽しみたいわけで』

 

「とっとと教えろ」

 

『………わかったよ、降参だ。教えてやるよ、かわりといっちゃなんだが条件として俺と姦淫しないか?』

 

「誰がするか、さっさと言え」

 

『そうカッカするなよ。場所をメールで送る。そこで落ち合おう』

 

「会いたくねえけどな!ったく……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤバそうなやつじゃねえの?今の」

 

垣根が斬に問う

 

「あぁかなりヤバイぞ」

 

「おィ、今のエインヘリヤルか?」

 

「エインヘリヤルだ」

 

「あの変態情報屋かよォ!」

 

「姦淫って何だ?」

 

削板が斬に聞く

 

「頼む、お前はそのまま純粋な男であってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある廃工場に一人の男がいる

 

彼の視界には銃を向ける黒服の男達

 

「貴様は知りすぎた。ここで消えてもらおうか」

 

「おいおいそんなもの向けるなよ。俺のマゾヒズムを擽る気か?」

 

「なん………」

 

そう言うと黒服の男達、全員が地面に叩きつけられた

 

「どうした?君達のリビドーを見せてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく後、廃工場に残ったのは無惨な姿になった黒服の男達だけだった

 

「ふうぅぅぅぅぅ。いやぁ楽しかった。正直、勃起した」

 

男は血まみれのまま歩き続ける

 

「さて、じゃあ行こうか。約束の場所に」

 

彼の名はエインヘリヤル

 




後悔はしてない

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