「いいか!夏休みだからってはめを外しすぎるなよ!」
この一言で一学期が終わった
「なーんか、つまんねえな一学期」
「二学期は大覇星祭に学園祭とか忙しいぞ」
「……だりィ」
「根性足りてねえぞ!一方通行!」
「うるせェな!耳元で叫ぶンじゃねェ!」
「夏休みか………何かやりたいな」
斬が言うと垣根が
「バーベキューとかどうよ」
「なるほどな……ありかもしれん」
一方通行は
「お前の家で寝る」
「一方通行、殴るぞ」
軍覇にいたっては
「海いこうぜ!」
「学園都市から出んのかよ、手続きお前が全部しろよ」
すると垣根が小さな声で斬に
「結局クラッシュは何もやってねえな」
「魔術師なんてそうこないっての」
「つーかホントにいンのかよ」
帰宅途中
「あァ?ありゃお前の妹だろ剱崎」
「キリヲか?何でこんなところに………」
「ちょっとキリヲ!そのシークレットゲコ太寄越しなさいよ!」
「やだねー」
「おねぇぇぇぇぇぇぇさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!見つけましたのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「黒子!?ちょっ、邪魔、ゲコ太ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「「オリジナル………」」
「常盤台のレールガンじゃん」
「あいつが?へー、根性入ってそうな奴だな」
「あ、にぃに」
「にぃにって………あ、一方通行………?」
「俺じゃねェ!こっちだァ!」
「キリヲ何してるんだ?」
「ゲコ太」
「………なんだそれは」
「ちょっとあんたゲコ太知らないの!?」
「知らん」
「しらねェ」
「そんなことよりlevel5が5人も同じところにいたら色々めんどくさくなるからさっさといこーぜ」
「垣根、それだったら俺達四人は既にめんどくさいことになってるぞ」
「level5が………5人?」
「……まさかとは思うがレールガン、こいつを倒した俺が超能力者じゃないとでも思ったのか?」
「……うっせェ、倒した宣言すンじゃねェよ」
「いや、それはそれとして後ろの二人も……?」
「二位と七位、俺が八位」
「なんて状況ですの………」
「つーかよく私の前に出てこれたわね………許したと思う?あんたのこと」
「なァにいっちょまえに許すとか言ってンだお前」
「はぁ!?」
「責任も取れなかった!止めることもできなかった!そんなやつが簡単に許すとか言ってンじゃねェよ!」
「………」
「止めろ一方通行、ここでやることじゃない」
斬が止めに入る
「………わかったよ」
「キリヲも帰るぞ、お前らもな」
「そうだな、時間くっちまったし、話ついてけないし何かムカついた」
「何の話だったんだ?」
「関係ない、行くぞ」
「責任も取れない、止めることもできない……そんな私に許す資格はない……?」
「……オリジナル」
「……何よ、アンタまだいたの」
「これだけは言っとくぜ」
「?」
「俺はもうあいつらをきずつけねェ、本当に欲しいものは、もう手にいれたからな」
「……それって」
「……じゃあな」