【大長編】シリーズ   作:レオジマネス

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妖怪三国戦記 第五幕 虎牢関&下ヒの戦い!前編

~??? 王室~

 

家臣「董卓殿!おぼろ入道華雄が殺られました!」

イカカモネ議長董卓「イカカカカ!華雄などはまだ、序の口だ!私には呂布が付いている!」

 

~汜水関 反董卓連合軍 拠地~

 

フユニャン曹操「おい、準備はできたか?」

ジバニャン劉備「バッチリニャン!」

土蜘蛛袁紹「連戦は疲れるな・・・・・」

武宮曹嵩「それじゃあ、出発~!」

全員「オー!」

パカッパカッ

 

~虎牢関~

 

USAピョン仲達「ここが、虎牢関ダニね。」

ブリー隊長関羽「ああ、呂布は強敵だ!気を引き締めていけ!」

ジバニャン劉備「ニャン!」

家臣「呂布殿!連合軍が到着したようです!」

黒鬼呂布「くぅろぉ~ん!帝に盾突く反逆者共、いつでも来い、我が方天画戟のサビにしてくれるわぁ!」

魔ガサス公孫攅「(汜水関では、全く出番無かったから、虎牢関こそは・・・!)俺が行く!」

ジバニャン劉備「公孫攅⁉」

魔ガサス公孫攅「ヒヒーン!」

黒鬼呂布「むぅ!自ら掛かってくるとはいい度胸だ!行くぞ!ウリャア!」

ダーン!

魔ガサス公孫攅「うわっと!」

黒鬼呂布「クリャア!」

ゴーン!

魔ガサス公孫攅「くそぉ!負けるか!【魔ガサスショック!】」

黒鬼呂布「全然効かねえぞぉ!」

ジバニャン劉備「押されてるようニャン・・・」

メラメライオン張飛「メラメラ!メラメラ!(殺られたら困る!行くぞ!)」

ジバニャン劉備「待つニャン!張飛!」

メラメライオン張飛「メラァ~!」

黒鬼呂布「もう一人来たところで何も変わらん!」

ドォーン!

メラメライオン張飛「メラッ!」

メラメライオン張飛「メラメラ・・・メラメラ!(強いぞ・・・だが諦めねぇ!)」

メラメライオン張飛「【正拳バーニング!】」

ボボーン!

黒鬼呂布「全く効かないわぁ!」

ブリー隊長関羽「こうなったら俺も参加せざるをえないな!」

ブリー隊長関羽「呂布!今、お前の首を頂く!」

黒鬼呂布「また来るとは!どうせ無駄だ!」

ブリー隊長関羽「どりゃあ!」

ボーン!

黒鬼呂布「効かねえぞ!どりゃあ!」

ダゴーン!

ブリー隊長関羽「効かないだと・・・!」

ジバニャン劉備「オレッチも参加するニャン!」

ジバニャン劉備「ニャー!【ひゃくれつ肉球!】」

黒鬼呂布「うぐぅ・・・」

ブリー隊長関羽「効いてるようだぞ!」

黒鬼呂布「3対1とは分が悪い・・・一旦引くか・・・」

ボンッ

町人A「おお!」

町人B「桃園三兄弟が呂布を撃退したぞ!」

ジバニャン劉備「ニャハハハ!」

バンザーイ!バンザーイ!

魔ガサス公孫攅「また良いところ無しか・・・(泣)」

フユニャン曹操「呂布も引っ込んだから、一旦解散だ!」

 

~??? 王室~

 

家臣「董卓殿!呂布が虎牢関にこもりました!」

イカカモネ議長董卓「イカカカカ・・・虎牢関はもうイカん・・・こうなったら、ここを捨てて長安に遷都するしかない!」

家臣「ハハッ!直ちに!」

イカカモネ議長董卓「そうだ!このまま去るのもあれだから、金持ちから金目のものを奪い、更に皇帝の墓の副葬品を奪おうじゃなイカ!」

家臣「ハハァ~!」

 

~洛陽 城下町

 

町人A「今日何する?」

町人B「そうだな・・・え~と、ダーツ!」

町人A「そうか、じゃあ一旦帰る」

町人B「うわぁ!攻め込まれてきてるぞ!」

町人A「嘘だろ!俺、娘置いてきてるんだぞ!」

町人C「おい、早く逃げろ!」

家臣A「逃がすかぁ!おい、俺は金を奪っとくから、お前らはこいつらを捕まえてこい!」

家臣B「ハハッ!」

家臣C「オッケー!」

 

~巍 屋敷内~

 

フユニャン曹操「洛陽が焼き落とされた?」

家臣A「はい、どうやら董卓が守るには不利と考え、焼き払ったとか・・・現地では孫堅が復興に当たってます。」

USAピョン仲達「そうダニか・・・何だか嫌な予感がするダニ・・・」

 

~洛陽 宮殿~

 

ホノボーノ孫堅「進んでるかボーノ♪」

家臣A「はい、順調です!」

ホノボーノ孫堅「そうかボーノ♪じゃあ私はあっちにいってるボーノ♪」

家臣A「ハハッ!」

 

~洛陽 宮殿 古井戸~

 

ホノボーノ孫堅「ボーノ♪・・・おや?古井戸があるボーノ・・・」

ホノボーノ孫堅「中を見てみるボーノ♪・・・!貴婦人が身を投げて死んでいるボーノ!」

ホノボーノ孫堅「ちゃんと、弔ってあげないとボーノ・・・」

キュルキュル

ホノボーノ孫堅「ボーノ・・・ちゃんとした墓に埋めてやるボー・・・ん?何か持ってるボーノ・・・開けてみるボーノ。」

パカッ

ホノボーノ孫堅「何が入ってるボー・・・!」

ホノボーノ孫堅「こ・・・これは!」

家臣A「どうされましたか!孫堅さま!」

ホノボーノ孫堅「な、何でもないボーノ・・・!」

家臣A「そうでしたか。では引き続き復興に当たります。」

ザッザッ

ホノボーノ孫堅「危なかったボーノ・・・それにしても、こんなところに『玉璽』があるとは・・・これは私が皇帝になれと言う事ボーノ・・・!今日から私は皇帝だボーノ!」

町人A「おい、あれって玉璽じゃねえか!袁紹に伝えてこないと!」

 

~巍 袁紹家~

 

土蜘蛛袁紹「何、孫堅が玉璽を黙っているだと・・・・・!」

町人A「はい、確かにあれは玉璽でした。」

土蜘蛛袁紹「(玉璽だと・・・私も欲しくなってきたな・・・よし!)」

土蜘蛛袁紹「孫堅を呼べ!そして裁判を起こす!」

 

~巍国最高裁判所~

 

裁判長「では、これより裁判を始める議題は『孫堅は玉璽を持っているかいないか!』まず、袁紹側の主張から!」

土蜘蛛袁紹「孫堅が玉璽を持ってると聞いた。本当なら、すぐさま私に返して欲しい。」

ホノボーノ孫堅「何の事ボーノ?私にはさっぱり分かんないボーノ。」

土蜘蛛袁紹「とぼけたふりを・・・こっちには証人がいる!」

タンッ

町人A「私は確かに、孫堅が玉璽を持ってるところを見ました。洛陽の宮殿の古井戸のところです。」

裁判長「ふむ、証人が居るってことは持っている可能性が高い」

ホノボーノ孫堅「異議あり!」

裁判長「お・・・」

土蜘蛛袁紹「なぬっ!」

ホノボーノ孫堅「あなたは確かに私が玉璽を見たボーノね、それと貴婦人も。」

町人A「そうですけど。」

ホノボーノ孫堅「では、質問するボーノ♪あなたは玉璽を持ってるところを見たと言ってるボーノが、あれは別のただのハンコだボーノ♪ほら、これが証拠ボーノ♪」

裁判員A「それは・・・玉璽に似たハンコですね。」

裁判員B「でも、それは証拠用のハンコかもしれませんよ!」

ホノボーノ孫堅「まぁまぁ、それに少し言うけど、あの貴婦人はただの召し使い。そんな人が大切な玉璽を持ってるとは考えられません。それに、玉璽は10年ほど前に焼失してるボーノ♪10年前に大規模な火災が起きて、洛陽全体が燃えたことがあるボーノよね♪裁判長。」

裁判長「確かに、洛陽では10年前に大規模な火災が起こってますね。」

ホノボーノ孫堅「それに私が人の物パクるなんて思ってないボーノよね。」

町人A「・・・・・はい。」

裁判長「それでは、孫堅が玉璽を持っていないと、」

土蜘蛛袁紹「異議あり!」

ホノボーノ孫堅「何ボーノ?もう決着は着いているボーノ♪」

土蜘蛛袁紹「いいや、まだだ!」

ホノボーノ孫堅「ほう、何ボーノ?」

土蜘蛛袁紹「まず、大火災についてだ。確かに洛陽では10年前に大規模な火災が起きている。だが、そのとき玉璽は別のところにあった!」

裁判長「おお、確かに10年前には洛陽に玉璽は無かったな。」

土蜘蛛袁紹「次は、貴婦人の事だな。あの貴婦人、よく考えたら城主の妃だった。董卓が火を放ったときに、玉璽を守るために身を投げた。つまり、貴婦人が玉璽を持ってない分けないよな孫堅!」

ホノボーノ孫堅「ぐぐぐ・・・!」

コンコン

裁判長「判決!ホノボーノ孫堅は玉璽を持っている!」

土蜘蛛袁紹「さあ!玉璽を返せ!」

ホノボーノ孫堅「な、何の事ボーノ?私は玉璽なんか持ってない!」

ポロッ

ホノボーノ孫堅「あ!」

土蜘蛛袁紹「おい、それを見せろ!」

ホノボーノ孫堅「い、いや何でもないボーノ!」

土蜘蛛袁紹「嘘をつけ!」

ホノボーノ孫堅「あああ!」

裁判長「これは・・・・・」

土蜘蛛袁紹「正真正銘、これが玉璽だ!さあ観念しろ!」

ホノボーノ孫堅「うぅっ・・・」

パッ

土蜘蛛袁紹「なっ!」

ホノボーノ孫堅「取れるもんなら取ってみなボーノ!」

土蜘蛛袁紹「おい、待て!」

ホノボーノ孫堅「待たないボーノ♪じゃあ。」

パカッパカッ

土蜘蛛袁紹「逃げられたか!おい、荊州の劉表に孫堅を襲わせろ!」

家臣A「ハハッ!直ちに!」

 

~荊州 平原~

 

家臣A「もうすぐ孫堅が来ます!全力で行きましょう!」

ホリュウ劉表「オッケー。」

ホノボーノ孫堅「ボーノ!どいたどいた!」

家臣B「来たか!おりゃあ!」

ブンッ

ホノボーノ孫堅「効かないボーノ♪」

家臣A「クッ・・・!矢の準備をしろ!」

ホノボーノ孫堅「矢?」

ヒュンヒュン

ホノボーノ孫堅「ん?何ボーノ・・・ボ、ボォーノオォォォォォ!」

チーン

家臣A「死んだぞ!玉璽を回収しろ!」

 

~呉 屋敷内~

 

コマさん孫策「もんげー!玉璽ズラか~!」

家臣A「そうです。どうぞ。」

コマじろう孫権「兄ちゃん、凄いズラね~!」

吹雪程普「ええ、とても価値のある物ですね。」

コマさん孫策「・・・・・でも、オラ入らないズラ!これは大ガマ袁術にあげるズラ!」

コマじろう孫権「もんげー!いいんズラか⁉」

コマさん孫策「オラはこんなのもらってもあんまりよく分かんないから、あげるズラ!」

家臣A「ハハッ!では届けて参ります!」

 

一方その頃

 

~長安 王宮~

 

イカカモネ議長董卓「イカカカカカカカ!ワシはやっぱり一番・・・・・ん?どうした呂布。」

黒鬼呂布「くろぉ・・・(やるなら今!)くろおん!」

バーン

イカカモネ議長董卓「りょ・・・・呂布・・・何を・・・」

黒鬼呂布「とどめぇ!」

イカカモネ議長董卓「イカカァァ!!!!」

 

~巍 屋敷内~

 

フユニャン曹操「董卓が暗殺されただと!」

家臣A「ええ!攻めるなら今です!」

フユニャン曹操「ああ、おい!呂布を倒しにいくぞ!」

USAピョン仲達「え~・・・ついこの前いったばっかダニよ・・・」

フユニャン曹操「グダグダ言ってないで行くぞ!」

 

~下ヒ城~

 

黒鬼呂布「陳珪、陳登。ここは攻めるべきか?それとも籠城すべきか?」

台風の目陳珪「ここは籠城すべきだふぅ~!」

ゲートキーパー陳登「そうだぁ~!」

黒鬼呂布「なるほど・・・では籠城するか・・・・・では張遼と高順を引き上げよ。」

家臣A「ハァッ!」

 

~下ヒ城 東門~

 

ジバニャン劉備「ここが下ヒ城ニャンね~!」

フユニャン曹操「ああ、呂布はこの中にいる。今ごろ陳珪と陳登が役に立ってる所だろう。」

コマさん孫策「陳珪と陳登って何ズラ?」

フユニャン曹操「俺たちに内応する二人の文官だ。」

ブリー隊長関羽「じゃあ、攻めるか?」

フユニャン曹操「いや、ダメだ。張遼と高順が守ってる。」

ブリー隊長関羽「そうか・・・」

 


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